【30分エッセイ】　書いてたら、季節が変わった。

今日も30分、徒然なるままに、タイプする。
どんどん涼しくなっている。朝晩は特に涼しい。いや、むしろ、寒いと感じる日も増えてきた。すっかり、秋だね。あっという間だね。なんか、変な感じがする。この30分を書き始めた頃って、夏の手前くらいだったんじゃないかしら。6月とかかな？

季節を想うと、時の流れを強く意識するね。あれほど暑い夏だったのにね。やっぱり時間は過ぎていくんだよね。つくづく実感している、今日この頃です。あの頃、すんごくシンドい時期で、「いずれ過ぎ去ることなんだ」なんて自分を励ましていたけど、本当にその通りになった。

時間は過ぎ去る。ツラいことだって、なんとか凌げば、それが続くことはない。焼けるような暑さの夏が、ずっとは続かないようにね。一緒なんだよ。天気も人も、季節みたいに移ろいでいく。そう感じずにはいられないくらい、季節の変化を感じるよ。もう、すっかり、秋ですねぇ。

この数ヶ月、毎日のように30分間書き続けてきたけど、何か変化はあったのだろうか。読み返してないから分からないけど、たぶん、変化はあったんだろうね。よくわからないけど。

気持ちとしての変化としては、“書くこと”がとっても楽しくなった。
書きたいことがなくたって、書くんだもん。いや、厳密には書いてはないか。タイプしてるだけ。文字数を使ってるだけで、中身はなにもないんだけど、それでも書けるということがわかった。そのうち、中身なんて充実してくるさ！

とりあえず、書く。書いていって、修正する。
書いていくウチに見えてくるものがある。そんなことを思ってる。
でも、たぶん、そうなんだと思う。そう信じてる。もっと書く才能があったらよかったんだけどね。そんなうまい話はないワケで、ウチみたいな凡人は、「とにかく書けぇ！」という時代錯誤の恐ろしい声に掻き立てられるように書き殴っている。

これが何年も続いたら面白いことになると思うんだ！
それこそ、絶対に中身が変わってくる。もう少し、推敲したりするのかな。いや、それじゃ、この場の意味が変わってきちゃう。30分間、とにかく思いついたことをタイプしまくる時間なんだから！

それでも続けていくウチに、自分の変化がそのまま文章になるんだろうね！
書いてくうちに分かってきたけど、文章って人となりが出ちゃうんだねぇ。恥ずかしくてたまらないんだけど。文章読めば、なんとなく、その人が見えてたりする。だから、たまに、変な言葉を使って装飾したりするんだけどさ。まだ、装飾品を持ってないウチは、いっつも裸。いやんって感じ。

とはいえ、一人称をウチにしてみたり、私にしてみたり、アタシにしてみたり、ボクとかオレとか使って遊んでみたりもしてるんだけど。一番しっくりくるのは、「アタシ」かなぁ。「ウチ」も結構、楽しい。なんだか、タイムスリップしたみたいな感覚になるんだよね。「アタシ」っていうと、江戸っ子って感じ。アタシぁね。ってね。そんなイメージ。もしかしたら、女性の一人称に感じる人もいるかもしれない。そこら辺が文章の面白いところだね。読む人の想像力に委ねられる部分が多い。

読み手と書きてのイメージの共有が大事、なんてことを聞いたりもするんだけど、ウチはそういう部分が苦手みたい。そんな高度なことはできません。それこそ、続けていったら、イメージの共有もできてくるかもしれないね。それは楽しみだ。苦手だけど、頭の片隅にはあることだからさ。心のどこかでは意識してるんだと思う。イメージの共有ってやつをね！

元々、好きだったのかもしれないけど、最近、どんどん書くことが好きになっている。それは間違いないんだよね。書くことが好きになっているのか、「言葉」が好きになっているのかは曖昧なところなんだけど。人と話をするときにも意識したりする。この人はどんな言葉を使うのかなぁ、とかとか。

人を分別するとか、何かをはかるってことじゃあないんだけど、なんか気になちゃうんだよね。どんな言葉を使うんだろうって。別に気取った言葉を使えばいいってことじゃないし、ウチだってそんな言葉は使えない。でも、言葉の端から人間が溢れる瞬間ってのがあるんだと思ってる。ウチは溢れていった言葉たちに興味がある。掬ってみたい。

そんなことを考えていると、自分が発した言葉たちに対して申し訳なく思うことがあるんだよね。特に疲れちゃってる時は言葉が荒れるから、本当にごめんね、って思う。もちろん一番は相手に対して申し訳なくなるんだけど、言葉たちにもゴメンって思うの。なんで、そんな言葉を産んじゃったんだろうってね、落ち込んだりもする。

言葉たちがどんどん好きになっている。
具体的にどの言葉が好きかっていう話じゃなくて、言葉に対する意識ってやつ。だから、書くのも楽しい。すごいよね。誰でも書けるんだからさ。原稿用紙を使ってるワケじゃないから、比喩表現にはなってしまうけど、紙の上は自由だね。精神を縛ることはできないよ！

なんか、同じことを過去にも書いた記憶がある。こんなんばっかり！
書くと自分が見えてくる。自分の思考の癖も見えてくる。でもね、見えてくるだけで、どう改善していったら分からないから、そこら辺は大人の意見が聞きたくもなるんだよね。うんうん。まあ、この場所は特別だから！

楽しく今日も書き上げました。ああ、涼しい。
書いてたら、季節が変わったよ。