I. シェープファイルとは シェープファイルは、世界中で最も流通しているベクトルデータのファイルフォーマットです。国内外を問わず、様々なGISデータがシェープファイル形式でウェブ上に公開されています。GIS界における実質的なデファクトスタンダードとなっており、現状、GISを活用するうえでは避けて通ることのできないファイル形式です。
I. はじめに 地理空間情報が利用可能な分析ツールは、GISのみならず各学問分野で提供されています。たとえばマルチエージェントシミュレーションツールであるNetLogoはShapeファイルを読み込むことができます。計量経済学で利用されてきた汎用統計ソフトのStataも、Shapeファイルを用いて空間計量分析を行うことができます。しかし、このようなツールは、地理空間情報の加工機能が備わっていなかった
I. はじめに このnoteを始めた2019年8月時点では、QGISの最新バージョンは3.8でした。しかし、QGISのバージョン更新はとても早く、この記事を書いている2020年2月時点ではバージョン3.10.2が最新となっています(※1)。そこで、今回はQGISのソフトウェア更新の方法について紹介します。
I. はじめに 前回のnoteでは、兵庫県が2020年1月に公開した「全県土分の高精度3次元データ」のDSMを用いて、建物等の高さを含んだ地表面の起伏をQGISに表示させました。 しかし、表現方法の1つとして用いた3D景観図では、元のデータが1mメッシュという高解像度であるにもかかわらず、特に建物の表現が呪文を唱えるはぐれメタルのようなうねうねとした立体となってしまい、いまいち格好良くありません。