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好きも嫌いもない

「好きも嫌いも、何もない。思い浮かぶことにフォーカスを当てない」

ヨガクラスで度々先生から聞くフレーズ。
この人とどうしても合わない、あの人を見ているとイライラする。
いろんな人と接して生きていると、どうしてもこういった感情が湧き上がる。特になんとなく体の調子が悪い時は、ネガティブな感情のループから抜け出すことが難しい。

ヨガを始めてふと気づいたが、私は夏になるとイライラしやすい傾向にある。だいたい6月から、仕事などでうまく嚙み合わないことがあると、いつも以上にイライラして自己嫌悪に陥る。
これはピッタが強くなるからであり、熱くなりがちな自分自身を沈めてあげるケアをする必要がある。
毎日ヨガクラスに通うことができればいいのだが、そうはいかない。
毎朝10分のヨガは続けているが、やはりヨガクラスでみっちり1時間ヨガをした後の穏やかな心には届かない。

そこで、簡単にできるケアのひとつ、オイルマッサージを試してみることにした。
冬に購入したセサミオイルで、お風呂に入る前に全身をマッサージする。(夏場はココナッツオイルがおすすめ)
今日一日頑張った自分自身を労わる気持ちをこめて、なでる。
その後38度のお風呂につかるのだが、オイルで覆われた体を湯舟につけた瞬間、ふわっと全身が包まれる幸せな気持ちになる。
雲に包まれるような至福なバスタイムを、少しの工夫で感じることができることに驚いた。
体をほぐすことは心をほぐすことにちゃんとつながっていることを実感した。
ぜひ最近イライラしている方、調子悪いなと感じている方にやっていただきたい。

ケアをしつつも、やはり人との相性はそう簡単に変わらないもの。
実は「この人のここが嫌だな」と思った時は自分自身と向き合うチャンス。
最近私は、仕事中にいつも雑談している同僚を見て、とにかくイライラしてしまっていた。
「なんでイライラするのか」を掘り下げてみると、自分自身難しい仕事が立て込んでおり、雑談する余裕もなく、休みも十分に取っていなかったため、単純にその人の態度が羨ましく感じていたのではないかということがわかった。
そこで思い切って自分のための時間を取る1日休みを作り、大好きなお茶を飲みながら、ジャーナリングをし、無心になれる料理に取り組んだ。
少しは穏やかになれたような気がする。
休みを取りにくい雰囲気だと感じて休むことを遠慮していたが、イライラしながら仕事をするほうが効率も悪く、自分が納得できる成果も作り上げることができない。だから、自分のコンディションを優先して休むことはとても大切だ。

長くて短い夏。自分を大切にしながら、暑い日々を過ごしていきたい。

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