読書日記～よく生きるために～

「私は私のままで生きることにした」
キム・スヒョン著

日常の小さな幸せに目を向け、自分自身が何に幸せだと感じるか味わいながら生きていきたい。小さな幸せを見つけることにわくわくしたい。
この本を通して、自分の幸福に関心を持つことが、幸せになるための第一歩だと感じた。

・人生の価値は数字では表せない
幸福度指数、結婚できる可能性〇％など、人はなんでも数字で価値を測ろうとする。ただ、本当の価値は数字で測ることができない。
友人の数、家の広さ、年収、ただそれだけで人の人格はわからない。
時には人生から数字を消すことが大切なのだ。

・過去にしばられず、今の自分と向き合う
過去の失敗により、人生に防御意識を持って何もしないことで人生を無駄にしないこと。言い訳をせず、ありのままの自分を受け入れ、今の自分と向き合ってトライしよう。

・自尊心を高める
自分に対しても、他人に対しても、無条件で公平に尊重すること。社会的な尊重をすること。自尊心について深く理解し、行動すること。
問題を解決し、目標達成する成功体験を重ねることで、自分への信頼と尊重が高まり、自尊心が育つ。自分自身でやってみる、そして自分らしく生きていこう。

・誰とでも仲良くしようとがんばらず、自分の領域を大切に
どんなに仲良しでもお互いの境界を尊重し、距離を保つこと。他人の人生に過度な関心をもたす干渉をしないこと。
自分自身を犠牲にしてでも人の要求を聞く必要はなく、自分の領域を守ることが大切である。

＜感じたこと＞
自分自身の気持ちに気づき、優しく接することで、初めて他人にも優しく接することができる。気持ちに余裕が生まれるからであろう。
楽しみや幸せは決してお金をかければ達成できるものではない。旅行すること、イベントに参加することは日常生活の刺激となり、生活する上での楽しみや目標として仕事を頑張るきっかけなどにもなるが、そのような刺激的な楽しさを求め続けてしまうと日常がつまらなくなってしまう。
日々の生活の中で小さな幸せを見つけて、毎日ワクワクしていたい。
早起きして朝日を浴びた、お気に入りのカップでお茶を飲めた、好きな入浴剤でゆっくりお風呂に入ることができた、そんな幸せを感じながら生きていきたい。