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【読書1】ゆうれい居酒屋

ここ数年、本を読むときに文字が頭を通過するだけで内容が入ってこない感覚を時々感じています。読みたいと思って本を開いたのに読めない。1ページ前の内容をもう覚えていない、など。

昔ほど本を読まなくなったからなのか、脳が別の考え事を始めて集中できないからなのか。はたまたスマートフォンの弊害なのか…。

それもあって最近は短いエピソード数本で成り立っている本を読むようにしていました。その中で【ゆうれい居酒屋】という作品を特に気に入ったので簡単に紹介させてください。



作品紹介(裏表紙より引用)

新小岩駅南口、下町情緒溢れる商店街の路地裏にある居酒屋・米屋(よねや)。カウンター七席の小さな店に今夜も悩みを抱えた客が訪れる。定番のお店と女将の手料理を口にすれば、いつしか心は軽くなって……。でも、この店には大きな秘密があったのです。「食と酒」小説で大人気の著者が贈る、ちょっと不思議でしみじみ温かい居酒屋物語。

作品紹介の通り、居酒屋での物語です。
悩みを抱えたお客さんが女将さんの料理を食べ、対話をする中で気付きを得ていきます。

元々深夜食堂(漫画)がとても好きなので、なんとなく通ずるものがありそうだなと思い手に取りました。舞台が新小岩の商店街っていうのも中々に風情があっていいですよね。


物語自体が素敵なのは勿論なんですが、女将さんが作る数々の手料理もとっても魅力的です。どれも美味しそうなんですよねー…。一番食べたくなったのは、第4話:偏食のグルメに登場するお出汁のゼリー。偏食で食べれないものばかりのお客さんにとっては救いのメニューでした。さっぱりとしてて今のシーズンにもぴったりですね。嗚呼、お酒が飲みたくなる…。

巻末には物語で登場したレシピが載っています。(まだ1品も作っていません…。いつか作りたいです。)

「この店の大きな秘密」はネタバレになるので書けませんが、タイトルで察していただければと…。

心がほっと温まる米屋の物語、気になった方は是非読んでみてください!



こちらのサイトでシリーズ第1話が無料で公開されています!多分、期間限定です。


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