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【イラスト】麦わらと風

コラボ作品でした

今回の絵はこちら、「麦わらと風」です。

「麦わらと風」
雨上がりに散歩に出た女の子に突風が吹きます

麦わら帽子をかぶった女の子に突風が吹きます。
木の葉が舞い散り、女の子は片目を瞑ります。
空には虹、そして光の粒の反射。
雨上がりすぐだったのでしょう。
外に出るのが待ちきれなかった女の子は熱中症防止のために麦わら帽子をかぶり、急いで外に出たんですね。


この作品はtomさんとのコラボでした。

tomさんはDTM(デスクトップミュージック)、私はイラストを描く。
お互いにテーマだけ決めて、相手がどんな風に制作しているのかは知らないまま完成させてそれを組み合わせる、という形です。

構図が決まるまで

テーマは「涼」に決まりました。
すぐに麦わら帽子が思い浮かんだのですが、構図をどうするか悩みました。

参考になるイラストとか、写真とか見たり、妄想してみたり。
ふと、涼しさを表現するために何か物理的な表現があった方が良いな、と思いました。
そこで葉っぱが舞い散るところが思い浮かび、一気に構図が決まりました。

その後は一気に描き上げですね。

メイキング(どんな風に描いたか解説です)

メイキングを上げておきますね。
twitterはあまり長い動画を上げられないのが悩みどころです。


やはりラフが一番悩みますね。
最初は画面右側に女の子を配置していたのですが、それだと勢いが出ないな、と思ったので左側に持ってきました。

画面右側は葉っぱが飛んでいた方が「風が流れた」感が出て良いな、と思いました。
葉っぱは左奥から右手前に大きくなるように導線を作りました。

雨上がりということを表現したかったので真っ先に虹を描きました。
よく考えたら弧のかけ方が反対な気がしますが、この虹のかかり方も嫌いじゃないです。

エフェクトは控えめに、スクリーンで明るくしたいところを明るく、ソフトライトで全体のバランスを調整しました。
左上から加算(発光)で太陽の光を照らし、手前の木の葉にガウスボカシ、ちょい奥の木の葉に放射ボカシをかけています。
空気遠近法を狙って奥の方を薄く、手前を濃い目に描いています。

テーマも構図も、全体的にお気に入りの出来になりました。
少し後悔するところがあるとすれば、木の葉の配置でもう少し風感を出すことができたんじゃないかと思うところですね。
そこは今後の課題です。

最後にまとめ

よくある構図ではありますが、なかなか良くできたのではないかと思います。
イラストや解説の内容がお気に召しましたら良いねやフォローしていただけるととても嬉しいです。
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それではまた次回お会いしましょう。

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