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南インドカレーにどハマりした理由

カレーはうまい。いつだってうまい。

その中でも南インドカレーにどハマりしている。

南インドカレーの美味しさに気づかせてくれたエリックサウスは週1で通い、最近はスパイスから自作するようになった。

そんな人を惹きつける南インドカレーの魅力について考えてみた。

わからないがわかる瞬間の楽しさ

人間は理解不能だったものの素晴らしさを知った時って、めちゃくちゃ嬉しいもの。

最初からうまいよねっていうものより、えー、どうなの、できれば遠慮願いたいってもののほうが、魅力にハマるととことんハマる。

ビールとかが典型で、ただの苦い液体が快感に変わったとき、すでに人はビールから離れ難くなっている。

南インドカレーも同じような経緯を辿った。

最初、ラッサムを食べたとき。

癖がすごいなと思った。

酸っぱいし、これってカレーなのか。

でも何故か気になって2度目の来店。スパイスに慣れたのか1回目と感じ方が違う。う、うまいのか?そして、3度目で確信に変わる。うまい。というか滅法うまい。なんていうか、癖になる。

こうなったときにはときすでに遅し。もう虜になっていた。

苦手から好物に。新しいことを受け入れることは、自分の世界が広がること。その快感が南インドカレーへの愛着につながっている。

違う世界に飛ぶようなトリップ感

ほんとに美味しいカレーを食べると、ただ美味しいというより、ここではないどこかに飛んで行くような奥深さを感じる。

なんか口の中だけでなく、嗅覚、刺激を感じる痛覚、スパイスが全身を駆け巡り体温が上がる感じ、全身全霊で食べている感じなのだ。

その奥深さ、ほかの料理ではなかなか体験できないような不思議な感覚も魅力だ。

味の揺らぎが大きいフリーダムさ

カレーって揺らぎが大きい気がする。

同じラッサムといっても、店によって全然違う。

その店特有の個性の違いを感じるのも楽しくて、いろんな店に行きたくなる。

それがコレクション欲を刺激して、どんどん南インドカレーの名店と呼ばれる店を開拓したくなっていった。

食材の味を引き立てるスパイス

南インドは魚のカレーも多いのだけど、驚いたのは魚カレーはカレーというよりも、魚の美味しさを100%引き出すソースみたいな感じであることだ。

日本のように、刺身にして、醤油という最低限の味付けで食べる引き算の素晴らしさはもちろんだけど、スパイスが生み出す複雑な風味も魚の美味しさを最大限に引き出すことを知って、興奮した。昔のインドの人の食への探究心、発想力半端じゃない!

以上南インドカレーの魅力について考えてみたけど、要はめちゃくちゃうまくて、癖になって、容易に抜け出せないってことだ。

インドはどんな新しい食の景色を見せてくれるのだろうか。楽しみで仕方ない。

最後は劇的にうまくて、衝撃を受けたエリックサウスのマトンビリヤニの写真で締めくくる。

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