見出し画像

「学び」 5/22 今日の学び

 大学の先生と会って一対一で話す機会があった。現在社会では「理系は実用的で有用だが、文系は実用的ではないのでいらない」とする意見がある。それについての話になった。


 私は以前、「確かに確固たる事実を知ることができることしか社会的には価値がない。文系をやることを意味付けるとしたらそれは趣味でしかない。」と思っていた。

 しかし今日先生とお話をして、ああ文系に来て本当に良かったと思った。

 「英語圏では文系教授のことをPhilosophy.Doctorという。文系は価値観や考え方の形成を担ってる。だから重要なんだ。」と先生は言った。

 多分、効率という一つの考え方に囚われていた少し前の私ならこの意見に反論を感じていただろう。

 でも今の自分ならいかにそれが大切かがわかる。様々な意見を取り入れて自分を形成することの重要さは計り知れない。それがなければ柔軟な頭も生きた体も手放す。

 事実は事実だったら事実と呼べるが、価値観や考え方は身体性を持って探求しないと学べない。事実を体験しないと本当の事実は知ることができない。そう感じた。


 価値観という、定義のできないふわっとしたものを論理で万人に説明するのは難しのだと思う。だからこそ体験を通した深い理解と知識が必要で、文系科目は重要なのだと思う。謙虚な姿勢で学ぶことが大切だ。

この記事が参加している募集

多様性を考える

私は私のここがすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?