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学び続けることが教員の重要な資質

"教育は海を渡る船"―その航海者は常に新しい風を求めなければならない。
ちょっとかっこいいことを言ってみましたが、教育において普段から思っていることを表してみました。

学び続けることは、教員の最も重要な資質の一つです。

学び続けることが成長しようとする人を導くためにとても重要な資質となることについて考えていきます。

この考え方について、プロ野球千葉ロッテマリーンズの吉井監督が著書の中で書いていた言葉が素敵だったので紹介します。

学び続けることは、コーチのもっとも重要な資質の一つだ。言い方を変えれば、学び続けられないコーチは、すぐに指導をやめるべきだ。自説と経験だけに頼るコーチングでは変化し続ける人間を導くことはできない。

『最高のコーチは、教えない。』

厳しくも、コーチとして選手に向かい合うための覚悟を感じる言葉です。教育においても同じだと思います。このくらいの覚悟を持って自分が学び続けなければ、学生を導くことなどできないでしょう。

教えたことができないのは誰のせい?

指導の現場にいると「教えたことができない」と思ってしまうことがあります。しかし、この考え方は教育の本質を見失っている証拠かもしれません。

教えたことができないというのであれば、別の方法で指導する必要があることを理解していなければなりません。特に自身の経験に頼って指導している場合であれば、自分の経験の中で「できるようになった」方法や考え方を他者に伝えるだけで、その人が「できるようになる」とは限らないからです。

教育者として、または人生を通じて学び続ける人は、成功への道は一つではなく、様々な方法論やマインドセットが必要であることを実感していくはずです。

学んだことがあるという過去の経験ではなく、学び続けているという現在進行中の経験から、教員が一つの方法だけでは導くことはできないと考えて、学生にとっての最良の教えを実践することを考えていかなければいけないと思います。

教育者が学び続けることの重要性は、教育の質を向上させる鍵となります。鍵というか、学び続けていることは必須事項です。教員自ら荒ぶる海で波に揺られながら目的地を目指す航海者でいることが、成長しようとする人たちを導けると考えて、これからも学び続けていきたいなと思っています。

これで今日の考える終わります。

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