木南のほ

大阪出身 都内在住|新作のグミを食べることに使命感を覚えています。

木南のほ

大阪出身 都内在住|新作のグミを食べることに使命感を覚えています。

最近の記事

何度捨てても巡り合う本

因縁の本がある。 小川未明童話集。 高校生の時、地元の書店で買ったけど全然ピンと来なくて早々に処分した。 大学生の時、新宿紀伊国屋で「書籍にカバーをかけて一切の情報なしに、書店員の感想だけで選ぶ」という、当時の私にはとても新鮮な企画があったので、そのためだけに東京へ一人旅した。 そこで選んだなかに、なんとこの本が含まれていた。 ゲッと思いながら読み直してみてもやっぱり全然ピンとこなかった。 それから数年経って、現在。 朗読教室に通い始めた。 そこで渡された課題が、数ある

    • 美しい字を書きたくて

      モダンカリグラフィー ハンドレタリング タイポグラフィー 私はシステム手帳ユーザーなので、手帳術なんかが気になる。 それでInstagramを見てると、 文字が装飾そのもの、華々しい字を書く人がたっっっっくさんいる。 昔、クセ字ギャル文字が流行って もう日本語なんだか、象形文字なんだか記号なんだか、ようわからん。 でも書ける子が羨ましかった。 今も基本は変わらず、美術的な線で装飾文字を書ける人に憧れている。 *** 美術があまり得意じゃない。 あわせて算数の図形問題も苦

      • 伝わらないんで、読んでみた。

        喋るのも、書くのも苦手だ…。 雑談も苦手だし、仕事のやりとりなん非常識なほど時間がかかる。 喋れば何かしらの情報が欠落しているように思う。 時間をかけたからといって、的確な言葉になることもない。 悩んでも解決しないので、書籍を当たることにした。 <何に悩んでいるか?>というと ・何をどこまで喋れば(書けば)いいかわからない。 ・メールだと失礼を恐れてワードチョイスにひたすら悩む。 <何を知りたいか?>と聞かれたら ・丁寧だけどしつこくないメールのテンプレートが知りたい

        • 居酒屋で気を遣えないのは悪なのか

          数か月ぶりに居酒屋へ行った。 そこで人の酔っぱらい方に疑問を持った。 「気にしすぎな私よ。人の振り見てあーだこーだして  それって自分の肩身を狭くしていないか?」 人の酔っ払いかた云々より自分の気持ちの小ささが気になるという、ほんとうに小さな小さな出来事がだ。 私の住む町には、シーズン毎に4種のクラフトビールを仕入れてくれる居酒屋がある。 いつ行っても常連さんがポツポツと居る。 季節の変わり目だしここでビールを、と思って、このコロナ禍で閉店したんじゃないかと心配しながらビ

        何度捨てても巡り合う本

          あの時、私は知っていたように思う。

          学歴コンプレックス、努力の才能を開花できなかったこと。 これは自分には無関係な悩みだと思っていました。 親切な大人が「勉強しときなよ」って教えてくれていました。 「もうやってる!一生懸命!」と反論しながら覚えた違和感。 この時、何か黒くて粘着っぽい感覚がべったりと脳みそにこびりつきました。 多分私は知っていたんだと思います。 学歴コンプレックスは自分に降りかかる。 いつか、この「黒いべったり」は立派な劣等感になって、一生の連れ合いになるだろうと。 *** 高校は、いけ

          あの時、私は知っていたように思う。

          痩せたいけど食べたいヤツが手を出すやつ

          一生買わんだろうと思っていたチョコに、とうとう、手を出した。 健康診断の結果が、えげつなかった。 体重、4キロ増。 細身の旦那より重たくなった。オメデトウあたくし…。 原因はわかっている。 圧倒的な運動不足。 結婚以前は自宅から最寄り駅が坂道ばかりの徒歩20分で、一日それなりに歩いていたのに、結婚してからは夫のこだわりで駅近物件に住まい、殆ど歩かない。 コロナのせいで、週1回のジム通いも絶えた。 でも、間食が止められない。イライラすると食べたくなっちゃう。 なんなら甘味

          痩せたいけど食べたいヤツが手を出すやつ

          おてがみっていいよネ

          東京暮らしももう2年め。 人に手紙を書くことが増えた。 伴って必要なのは、きれいめレターセットと可愛いグリーティングカードやポストカード。 (あときれいな字と、きれいな字が書けるペンと、気分に合わせたドリンクと、きれいな机と、カードに文字数が収まるように下書きした紙) これらを、自分でデザインして作れればいいんだろうけど生憎そんなセンスと熱意がない。 自作するまでの熱意がないなりに大切にしているのは、数ある中から送り先のあなたを思って選びました感と、ちょっとだけ自己主張。

          おてがみっていいよネ

          掌編;観る人、聴く人

          見ていた。また。 唐突に、目を開けたまま克明な幻想を見てしまうことがある。目を開けたまま寝ているのかもしれないな、と思う。 見るものは決まっている。 小学校の、掃除当番だから仕方なく足を運んでいた薄暗いトイレや、なんだか不自然な位置にある校舎から運動場への出入り口。 高校の、日当たりがいいけど滅多に通らない渡り廊下。 社会人になって、良くない恋をした。その人と気まぐれに入ったラブホテルの一室。 結婚して暮らし始めた町の、昭和の雰囲気が色濃い理容室の店構え。 どうして繰り

          掌編;観る人、聴く人

          アイタタの記録

          齢30を目前にして、人生初の骨折をした。 よく聞く「痛くて痛くて眠れない」とか、「3倍くらいに腫れ上がる」とかそういうのじゃなくて、何かにつけて、控えめながらしっかりと主張してくる骨折だった。 *** 整形外科へ行った。 3週間も前に左手を突き指したのが、まだ痛む。 第二間接の節がポッコリと盛り上がったままで歪だ。 事務仕事。家事。お風呂。何かにつけてじんわり痛むんで、とうとうイライラしてきて、原因をはっきりさせようじゃないかと病院に足を運んだ。 痛みを訴える間もな

          アイタタの記録

          かくして自宅待機期間は過ぎてゆく

          ここ数週間、友達との連絡が「密」です。 勤め先の指示で1週間交代の出社・自宅待機によって、かのウィルス感染防止対策としております。 今週は、その自宅待機の週。 不謹慎ながら、この"自宅待機”というのはとても居心地の好い時間でした。通勤の感染リスクに恐れずに済むし、仕事から離れることで毎夜陥る不安感からもフリーな数日を過ごしているからです。 さらには、普段大忙しで仕事に明け暮れる友人たちも、こぞってリモートワークや休業の影響を受けており、ほとんど毎日連絡がつくのです。 連

          かくして自宅待機期間は過ぎてゆく

          グミこそ至高のおかし

          こんにちは、木南のほです。 グミ、食べない人は全然食べないんですね。 それを知った時の衝撃たるや。 私はと言えば大阪から東京へ越して、いの一番に近隣のコンビニをチェック。好みの商品展開をする店へ足繁く通っています。 スーパーのお菓子コーナーでは見知らぬ幼子と並んでじっくり吟味です。 他県へ出ようもんなら、目ざとく自分の生活圏で見たことないのを見つけて即購入です。 「グミは噛む力を養うから、良いお菓子」というのが私の盲信しているところ。 咀嚼力を高めるためという使命を持って

          グミこそ至高のおかし

          noteを書く、ことの意味

          初めまして、木南のほ、と申します。 初めてのnote投稿。 投稿するって、人の目を意識してのことですので 「いち素人がなぜここに至ったか」について、思いのたけを語るのがよろしいのでは、と思います。 流行に疎い私でも、noteは、見たことはあったんです。Twitterとかで。 その時は、「ブログのような記事が、お金を払う価値のあるものに設定されている」ことに驚いて、ちょっと購入の勇気は持てなくて、そのまま閉じてしまいました。 しかし最近、手帳術や(紙の)ノートのことと勘違い

          noteを書く、ことの意味