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おてがみっていいよネ
東京暮らしももう2年め。
人に手紙を書くことが増えた。
伴って必要なのは、きれいめレターセットと可愛いグリーティングカードやポストカード。
(あときれいな字と、きれいな字が書けるペンと、気分に合わせたドリンクと、きれいな机と、カードに文字数が収まるように下書きした紙)
これらを、自分でデザインして作れればいいんだろうけど生憎そんなセンスと熱意がない。
自作するまでの熱意がないなりに大切にしているのは、数ある中から送り先のあなたを思って選びました感と、ちょっとだけ自己主張。
人を想って選ぶようになると、自分が貰った手紙もそうやって選ばれたものなのかも。って勝手に嬉しさ倍増で解釈し、幸福度増しまし。
以前はレターセットなんて目もくれないし、非常にコスパ悪いもんだと思っていた。
あ、コスパについては今も少し思っている。
便箋6枚、封筒3枚で450円とか・・・書き損じもあるし、1通便箋2枚までとか制限・・・うーん高い・・・って思っちゃうケチな人間です。
なので便箋と封筒をバラバラ買ったりもする。
***
もう一つ、わかったことが。
いいと思ったものはすぐ買うべし、ということ。
東京は特に、すぐ売り切れるし取扱いがなくなる。商品の回転が異常なまでに早い。ちょっと迷って次の週末に来たら、もうない。
なんでもネットで済んじゃうこのご時世なので俄かに信じがたいスピード。
何度か「いいかも」と思う商品を逃してしまった結果、見つけたら即購入することにした。レターセットも、コスパ云々葛藤するところはあるけど2セット買うことにした。
だからあの子の好きな「クジラ」のお誕生日用ポストカードがもう3枚くらいある。向こう3年お祝いメッセージを送ることが確定している。
お誕生日以外に使いにくい、こんなもの買いだめてどうする・・・という気もする。笑
***
母のレターセットファイルを思い出す。
ボール紙の、丈夫なファイルにぎっしり入っていた。
端数になったものや、封筒しか残ってないもの、母が好きな絵本「ふたりはともだち」が挿絵になった一筆箋、私が捨てたのがサルベージされたり、封緘用のシールもたくさん。
どれもかわいかったな。
何十年も経ってるものもあったようだけど、色あせも多少あったけどそれがノスタルジックな雰囲気を醸していて、いつも掘り出し物があるんじゃないかってわくわくした。
わたしもそんなファイルを持ちたいなぁ。と思う。
いろんな人に手紙を書いて、紙のあまりがコレクションになる。
なんかいいじゃん。
そう思うとケチケチせんと、レターセットもポストカードも買うたらええやん。と太っ腹な気分になる。
結局、自分の為のグッズあつめになっちゃうなぁこれじゃぁ。笑
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