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【読書感想】年収90万円で東京ハッピーライフ

こんにちは
桔梗です

今回読ませて頂いた本がこちら
中田敦彦のYoutube大学で知り興味を持ちました

現代社会においてお金が大きな指標になるのは周知の事実
そんな中で年収90万で幸せに生きている作者に興味を持った

私は2023年8月に5年間務めた自動車メーカーを辞めてYoutuberとして生きています
これも全く人と関わらないのである意味隠居生活なのかもしれません

そんな作者と私の共通点もあります


【感想】
作者は幼少期のエピソードなどを見ると非常に芯の強く自分を貫き通せるタイプのように思えた
決して弱者ではなく年収90万を自ら選んだわけだ

必要以上に働かないというスタンスは興味深い
現代の資本主義の価値観とは真逆であるがその生き方は魅力的だ

誰しもが会社を辞めて週休5日になることは出来るが誰も踏み出せない
この決断を出来る作者は勇気があると思った

不思議なのがバイトを辞めて年収が下がったにも関わらず心の余裕が増えている点である
多くの人は収入が減ると大変不安に思うが彼は逆だった
むしろ幸福度は上がっていたのだ

将来に対しても心構えがある種ドライで割り切っているのも興味深い
不安はいくらでも膨らむ考えても出来ることは少ない
もちろん最低限の貯金は必要であることは作者も主張している

少子高齢化、失われた30年、コロナ。。。
考えたらきりがない
不安に対して出来ることが少ないのであれば今を楽しむ
そして楽しい今の連続が人生を作ると考えている

非常に素晴らしい考えだと思います

世間ではキャリアプランや人生計画など現在ではなく将来の話をよくする
そして不確定な未来を安定させることに注力する
10年後はあのポジション、20年後は役員で、、、
など10年後にあのポジションがあるかも未確認な中で
一生懸命に未来を妄想しているのである

一方で
作者は今が楽しいか?今が幸せか?焦点を当てていた
その違いも興味深かった
私自身今の連続が人生を作ると思うし、
気が変わるかもしれない不確定な将来のために今を捨てる必要はないと思っている

具体的には今を捨てて勉強や部活をがんばらされる場合だ
もちろん勉強や部活は大事だが今やりたいことを我慢してまでやらせるのは違うと思う
なぜなら他人は個人の失った人生を補償出来ないからだ

これは子供のとき以外にも言える
会社のために家族、友人などの私生活を犠牲にして働いても
あっさり捨てられてしまうときもある

作者も主張しているが他人にぶらされないように生きて行く必要がある

人は拠り所を必要としている事を理解していて作者の場合
本を書くことだった
それは続けているとのこと
自分に何が必要で何が不要かを理解している聡明さがある

食事、自炊、掃除、散歩、読書といったルーティンで日常を過ごす
当たり前の連続だがその中で一つ一つに幸せを感じているとのこと
これが人間本来の生き方なのかもしれない

不要なものを捨てていくことで手元に本当に必要なものだけが残る

一方で疑問としては働いてる時はどのように思っていたのか気になった
労働をしてる2日間は何を考えているのだろうと


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