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「関係性第一主義」 実習2日目 デュッセルドルフ森の幼稚園 20230904


・1時:就寝

・6時30分:起床

・7時:準備完了&出発



今日は曇りの天気。朝は肌寒かった。

・7時30分:森の幼稚園に到着

・7時50分:1人の先生が到着。昼用のバウバーゲンにいるところに、「Guten Morgen!」って挨拶したら、驚かせてしまった…笑

ボラバーゲン2つを倉庫から取り出して、いつもの広場に持っていく。

自分の担当するグループのバウバーゲンで朝のルーティーン(窓開け、ボラバーゲンの荷詰め、名簿出し、大きな棒を入口の所に置く←それがいわゆる入口”と出口の”境界”になる)を行う。

ルーティーン中に続々と先生が来る。今日のこっちのグループの先生は、フローリアンとファリーナと自分の3名。

バウバーゲンの中でテキパキ動いてる自分を見てフローリアンが「なんでそんなに急ぐのか?」と質問。単純な興味から来ている質問だと分かったので、「ごめんごめん、こういう性格なんだよね、早め速めに準備したいタイプなのよ。」と説明。そしたら理解してくれて、「じゃあ、一人でどれだけ準備が出来るか、一回任せるね。」と任してもらった。

一通り準備して、フローリアンと一緒に、登園してくる子ども達をお出迎え。コッチのグループは全員で7名だった。

口数が少ない子(エマ)(3歳、女の子)が来て、「お母さん行かないで~泣」みたいな感じだったから、エマのお母さんが、「キーくんに、バウバーゲンの本を読み聞かせしてもらったら?」っと提案。

それにこっちも乗って、エマに「よし、じゃあ、本を選びに行くか?」って言って、一緒にバウバーゲンの中へ。エマが蜂の本を選ぶ。バウバーゲンの外に出て、読み聞かせをしてる最中に、エマの母は帰る。

読み聞かせしてたら、ルイス(4歳、男の子)が来て、サムネの画像のクーポン券をくれた。デュッセルドルフの観光に使えるクーポン券で、なんと40ユーロ分も!森の幼稚園からの誕生日プレゼントということで、有難いことに頂きました。

で、読み聞かせを続行。読んでると、エマ以外にもルイス、ミラン(3歳、男の子)、アーノック(3歳、女の子)、別のグループの女の子1人が集まってきた…笑

登場人物の名前が韻を踏むような子供向けの名前で読みづらかったわ~笑

ところどころ詰まるところはあったが、大体は読むことが出来た。時々、内容について言及したら、子ども達が反応してくれたので、「ああ、ちゃんと理解してくれてるんだ!」って、感動しました。

・8時30分:ゴングを鳴らして、始まり。リュックサックを背負って、場所を移動。ボラバーゲンの荷造りで2つ抜けてたモノがあったので、次回からはそれ忘れないように気を付ける。

一旦近くの場所に行き、そこで朝の会を行う。それが終わったら、再び別の場所へ移動。

大人3人に対して子ども7人だったので、余裕度はめちゃくちゃあった。

遊び場所までの道中が結構長くて、最後の方は斜面がメチャクチャきつい所があったので、そこはフローリアンと一緒にボラバーゲンを運んだ。

・9時10分:遊び場所に到着。ルイスが「この場所を紹介してあげる!」と声をかけてきたので同行。どんな遊びをしているのか教えてもらう。その後、「鬼ごっこしよう!」て言ってきて、二人でやってたら、それを見た他の子ども達も参戦してきた。ルイス、アーヌック、エリアン(4歳、男の子)、フローラ(5歳、女の子)と鬼ごっこ。何回か休憩や水分補給の時間を取りながら、朝食が始まる10時まで続ける。

残りの3人の子ども達はそれぞれ自分達で遊んでいて、フローリアンとファリーナは2人で談笑していた。

・10時:朝食。朝食の手洗いヘルプを担当。手洗いの道具を設置している時にフローリアンと軽く話す。

自分の経験上、子どもと遊び過ぎて注意されるかなって思って、自分から「さっきはめちゃくちゃ子ども達と遊んだけど、朝食の後は子ども達の観察に徹したいなって思ってる」って先に予防線のつもりで言ったら、フローリアンが、

「子ども達と一緒に遊ぶことは大切だよ!新人だったら、最初の1週間は子ども達としっかり遊んで、関係性を築くことが大切!その関係性が出来れば、子ども達がケンカした時の仲裁が出来るし、子どもが悲しんでいた時に寄り添える。もし、子ども達と関係を築けてなかったら、その人の言葉なんて子どもは絶対聞かないよ。『観察する前に関係性作り!』が大事なんだ!」

と言ってくれて、フローリアンと一緒に先生出来てマジで良かったなって思った。

というか、自分は端からそういう考えだったし、だからこそ子ども達と遊んでいたので、フローリアンが同意見だったのがメチャクチャ良かった。

これね、前に1年間実習させてもらったドイツこ森の幼稚園も同じなんですよ!👇


~教育主任とのお話し~

*子ども達と楽しく遊ぶことが一番大事

38,610文字と149枚の写真を使って、ドイツの森の幼稚園で実習した全95日間の日誌を公開!!


日本の”森のようちえん”でちょこっとだけ働いていた時は、この考えを他の大人達は誰も理解せずに、「森のようちえん=見守り」という自身の誤った妄想に端を発する愚説から、「先生=子どもと遊んではいけない」、「先生=見守りに徹する」みたいな馬鹿の1つ覚えみたいな教育思想を奴等は持ってたので、マジで辟易だったわ。笑

マジでクソやったな。形だけのクソ。中身0、内容0のクソ。

奴等にとっては、形(=見守り保育)が整ってりゃ、中身がスカスカだろうが、それで満足するんだよな。形第一主義の痛い奴だよ、マジで。

「ワクチン打っときゃいい」、「マスク着けときゃいい」っていう、コロナ茶番に気付けない思考停止馬鹿が多いのも肯けるわ!

形だけ気にして、その中身(効果)なんてお構いなしやもん…阿呆すぎだろ!


中身スカスカのクセして、「“人それぞれ”だから良いじゃないか」なんてほざきやがるんだから、マジでどうしようもないわ…


フローリアンの言葉を聞いて、「朝食後も遊びまくって、良い関係性を築いてやる!」って決意しました。

子ども達は殆ど自分で手洗いできるんですよね。なのでコチラとしては、石鹸を手にかけてあげることしかやることが無い。たまに、割り込む子どもがいるので注意したり、「ハンカチは持ってきた~?」って聞いたりするぐらいはやる。結構聞き分けの良い子ども達なので、手間がかかることは無いです。

朝ご飯を食べて、食べ終わった子どもから順に自由遊びへ。

朝食後は再びさっきのメンバーと鬼ごっこやかくれんぼをした。

嬉しかったのは、口数少なくてボーっと立っていることが多いエマが「一緒に遊びたい!」と何度も声をかけてきてくれたこと!!!

「もちろん、良いよ!」とその都度大歓迎して、一緒に走ったり、同じ場所に隠れたりしました。かなりの進歩だと思います。関係性が築けてるなと実感しました。

遊ぶ人数が多かったので(エマ、アーヌック、ルイス、エダ、エリアンの5名)、意見が一致することが少なくて、皆が楽しく遊べるようにするのが難しかった。

エダが5歳で年長さんなので、大体の仕切りはその子に任せて、どうしても収拾がつかない時は、自分が話を整理して子ども達に委ねるって感じのスタンスに徹した。

まぁ、でも、意見が一致しない時は、多い方の遊びをした方が良いですね。

駄々をこねてるのが年少の子どもなので、言ってもきかないから、説得するのが時間の無駄な時があります。埒あがかない時に多数派の遊びをすれば、その子が「一緒に遊ぶ」か「他の遊びをするか」を決めるので、効率的なんですよね。

「かくれんぼしたい!」って言ってた子どもがいて、多数派は鬼ごっこだったけどその子がかたくなに拒んだので、多数決で「鬼ごっこします!」って決めて遊び始めたら、その「かくれんぼしたい」子が参加してきましたからね…笑

(逆に、1人で遊び始めるパターンもあったが…)

時間は有限なので、少数派の意見に固執する子を説得するよりも、多数派の子ども達との遊びを優先した方が、子ども達の成長にとって良いかなというのを学びました。

ルイスに関して、1個揉め事があった。ルイスは、今日は結構自分に懐いてくれてて、自分と一緒に遊びたがっていた。最初の方は自分と2人で遊んでいたので楽しげだったが、子ども達の人数が増えると、思うようにいかないことも当然増えてくる。特にエダが仕切るのを良く思っていなかったらしく、かくれんぼの時に、ルイスが鬼になって、コッチが子ども達と隠れていたら、全然ルイスが探しに来ないので、「おかしいね、ちょっと見てくるわ!」って言って見に行ったら、ルイスが1人で泣いてて驚きましたね。

で、事情を聴くと、エダが仕切るのが気に入らなかったらしい。自分が他の子ども達をルイスの元に呼んで一緒に話し合っている時に、ルイスが、

「エダとはもう遊びたくない!」って言って、

それを聞いたエダがショックを受けて、急に駆け出して、茂みの中に入って、1人で体育座りして落ち込んで、さぁ大変!笑

自分が追いかけて、エダの元へ。傷ついてるかなって思って、

「ルイスはもう遊びたくない!って言ってるけど、俺は今日、エダと一緒にかくれんぼとか鬼ごっことかが出来て、メチャクチャ楽しかったで!走るの速いし、遊ぶの上手じゃん!」

って励ましたら、パッと顔を上げて、笑顔は見せてくれました(安心)。

そしたら、エダが色々と話してくれて、過去にも何回か、ルイスとトラブルがあった模様。「まぁまぁ、しゃあないなよな~」って思いながら、話に相づちを打っていたら、フローリアンが来て、「キーくんに用がある電話が来てる」と教えてくれたので、そちらを対応。

電話対応が終わったら、近くにルイスがいたので、一緒に時間を過ごしました。一緒に地面でお絵描きしてたら、さっきのメンバーが集まってきて、一緒にお絵描きをしました。

そうこうしてるうちに12時になったので帰ることに。

元の場所には12時30分に着いた。エマのお母さんが迎えに来ていて、エマに帰る時に「じゃあね!」って言ったら、恥ずかしがって返事をしてくれなかったので、関係性としてはもう少し時間がかかりそうって気がする。

そこからフローリアンと自分は30分の休憩をすることに。ファリーナはグループのバウバーゲンを掃除して、13時の早上がり。

自分とフローリアンと別のグループの先生「ユリア」がお昼を担当。

お昼も残る子ども達と13時に、昼用のバウバーゲンへ。既にフローリアンが子ども達の椅子とかをセットしていた。自分はまた手洗いサポートを担当。

残った子ども達は8人。

ルイスも残ってて、昼ご飯は「キーくんの隣で食べたい!」ってことだったので一緒に食べた。

ルイスが食べ終わったら、「一緒に遊ぼう」って誘ってきたので、午前中の件もあるから、午後はルイスにつきっきりでいようと思ったので、一緒に遊んだ。

この黒土の山の上に登って遊んだ☟



カニや貝の容器があって、それに砂を詰めて、ひっくり返して遊んだり、スープ屋さんやホットケーキ(Pfannkuchen )(3日前に食べて印象に残っていたんでしょう…)屋さんごっこをした。

その後に、頂上から下の方へ走って競争するみたいなことをルイスとやってたら、別グループの女の子3人と男の子1人がやってきて、一緒にすることに。

やっぱ、他の子どもが来ると嫌がって、もう走らなくなった。笑

まぁ、しょうがないですよ、上手くいかないのが人生ですから。笑

で、14時過ぎ頃から保護者の方がお迎えに来て、次々に子ども達が帰っていきました。

15時にフローリアンとユリアは帰った。

15時にお迎えに来たお母さんと書類関係の話をして、今日は終了。15時30分上がりでした。



滞在許可証の発行が遅れたので、元々は8月15日始まりのところが、9月1日始まりなので、終わりの日にちを来年の8月14日から、1年後の8月31日に変更してくれることになりました!有難い!!

個人的には、8月31日おわりになって助かった~って思ってます。なぜなら、ドイツのAusbildungって8月1日始まりか9月1日始まりが多いので、8月14日で終わってたら、9月1日始まりのAusbildungを候補に入れることが出来なかったんですよね。

なので、前は滞在許可証の発行が遅れていて、外国人局はクソだなと思っていたが、そのおかげで来年8月31日までドイツに残れるようになったので、結果的には良かったなと思ってます!笑

終わり良ければすべて良し!

実習2日目にして、子ども達が「服を脱ぎたい」とか「リュックを背負いたい」とか「モノを開けたい」とかの時に、自分を頼ってくれる場面が増えてきたので、徐々に信頼関係が築けているなと思いました。

子ども達や先生からは、あだ名の「キーくん」ではなくて、下の名前で呼ばれてます。笑

名前で呼んでくれる子が何人かいて単純に嬉しかったですね。

こっちも早く子ども達全員の名前を覚えて、名前を言いながらコミュニケーションが取れるようにしていきたい。とりあえずは、今後もこの調子で、まずは頑張りたい。子ども達との関係性の構築が何よりも重大な課題です。

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