”社会”に出て学んだこと8選(現時点)
僕が先生になる前に遠回りした理由については以前に何度か書いています。☟
「社会に出て学んだことって具体的になんやねん!?」って話なので、以下に列挙したいと思います。☟
①自分の夢を他人に預けるのは愚か!
大学4年生時はドイツの大学に留学しようと思っていたので、就活そっちのけでドイツ語を勉強してたけど、結果として成果が出せなかった。なので秋にドイツ語に見切りをつけて、秋採用を目指して就活することになった。
就活時はもう完全にドイツ語を諦めていたが、留学経験を活かして海外で働けるような仕事をしたいと考えていた。「海外で働ける可能性がある会社」を基準にして、色々な会社説明会に行って、1つ面白そうな所を見つけたのでそこに応募したら受かったという流れ。
その会社のパンフレットには「これからどんどん世界に支店を増やしていく」と社長の意気込みが書かれており、自分のやりたいこととマッチするかもと思っていた。
しかし、入社して半年経った辺りに「社長が変わる」という社内ニュースが流れた。で、次に就任する社長は「まずは、国内基盤を盤石に!」という経営方針だった。「世界に打って出る?何それ?」状態にあっさりと会社は様変わりしたのである。
その時に自分は、自分の愚かさを思い知った。こんな不確実で、運要素満載なモノに、自分のやりたいことを託していたことに、心底自分の甘さを実感した。
会社はトップが変われば、そのトップに合わせて会社全体も変わる。個人の希望なんてお構いなしである。ずっと海外で働くことを希望し続けて、気づけば定年退職みたいなパターンになったら最悪だなと感じた。「何の為の人生だったのか?」と死ぬ時に思って、死ぬに死にきれないだろうということは想像に難くない。
自分の夢を叶える最も安全な方法は、自分で夢を叶えることである。他人を当てにしてはいけない。自分で出来ることは自分でやらなければならない。
自分にとっては結構衝撃的な学びだった。そういう運要素で上手くいく人もいるんだろうけど、それは言うてもギャンブルかなと。自分の手で掴めるなら、それに越したことは無いと思う。
②実力で勝ってるのに共謀で負ける!
新卒で入った会社は結構大きな会社に属するグループ会社の1つだった。なので入社式は全グループ会社の新卒社員が一堂に会した(全部で500人くらい?)。で、入社式が終わってから、新人合同研修と題して、1週間くらいホテルを貸し切って、500人で一斉に研修を行った。
その研修で行われたプログラムの1つに「プレゼン大会」がある。ルールを簡単に説明すると、
①6人組の班に振り分けられて、1人1人がプレゼンをする。
②メンバーは全員のプレゼンを聞き終わった後に、プレゼンの上手かった順に順位付けし、用紙を提出する。
③結果が決まり次第、班で1位になった人は、1位同士でまた班になってプレゼンする。2位から6位も同様。
というものである。プレゼンは3回行った。結果として、自分は、1回目は2位になり、2回目は5位になり、3回目は2位になった。
トビタテでさんざんプレゼン練習をしてきたし、内容的にも良いものが作れていたから結構自信があった。
だからこそ、2回目の5位が納得いかないのである。
だからこそ、2回目の5位が納得いかないのである。
だからこそ、2回目の5位が納得いかないのである。
1回目で2位になった私は、2位同士で作られた班に入った。その班には同じ会社の人が自分以外に3人いた。
最初にプレゼンした人は別の会社の人だったが、「この人うまいな~」と自分は感心した。次にプレゼンしたのが自分だったが、プレゼンが終わるなり最初の人が話しかけてきてくれて、「プレゼン上手だね。絶対1位じゃん!」と言ってくれたので、私も、「いやいや、そっちのプレゼンもめちゃくちゃ良かったよ!個人的にはそっちが1位になるような気がする!」と答えて、互いに褒め合っていた。
で、他の4人のプレゼンを終えて各自が順位付けにしている最中も、僕は最初の人と仲良く話をしていて、互いにどっちかが1位だなと言い合っていた。で、ふたを開けたら、最初にプレゼンした人が1位で、自分は5位だった。
絶対におかしいと思ったし、1位になった人も「変だね、絶対1位はあなただと思ってた。」と言ってくれたが、結果は結果だし、残りもう1回プレゼンしないといけないので、気持ちを切り替えて3回目のプレゼンに臨んだ。その時は2位になれた。
全部のプレゼンを終えた後に、2回目の5位について考えた時に出た自分なりの答えはコレである。
同じ班にいた、同じ会社の奴等3人が、僕の順位をわざと低く書いた。
そいつらから実際に聞きだしたわけではないので、本当かどうかは分からないが、そういう事だろうなと自分は思った。その3人のプレゼンだって、そこまで感心するほどのレベルではなかったのに、彼らは2位、3位、4位を取っていた。おそらく、互いのプレゼンには良い順位を付けて、僕のプレゼンにはそいつらが低い順位を付けたのだと推測する。その3人は、3人で固まっていたし、一方、僕はそいつらなんかに全然興味が無かったので、最初にプレゼンした他の会社の人と意気投合してた。
なんか、「やられた・・・」って思いましたね。
もうね、やる気を無くしたのは勿論だけど、「「「出世」」」っていうのはこういう事なのかと身をもって思い知らされた。実力があったとしても、人間関係で引きずりおろされるというか、徒党を組んで誰かの足を引っ張るというか・・・。マジでクソだなと。そんな世界にいることに、自分の人生を使いたくないなと心の底から思った。
そんな心持ちを新人の頃に持ってしまっても、「目標は海外で働くこと!」と自分を奮い立たせて何とか一生懸命働いていた矢先に、①で書いた会社のトップが交代し、会社の方針の様変わりが起きる。これで完全に自分の中の糸が切れましたね。「こんなところで定年まで働けるか!」とガチで気が滅入っていました。
③己の不満を発散している状態で言われる小言は、面従腹背で聞き流した方が良い!
この会社は結果として入社して8カ月で辞めるのですが、半年で上記の状態になったので残り2カ月はまさに地獄でしたね。
で、ちょうど6か月目に、研修が終わって初めて配属された店舗から、また別の店舗へと異勤になったんですよね。その店舗で働き始めたくらいに社内ニュースを聞いたんで、ほとんどマイナス思考状態で仕事してましたね。
とは言っても、仕事をさぼるとか、仕事を覚えないとかは全くなくて、お金をもらってプロとして仕事をしている以上、仕事に関してはちゃんとやりました。
ただ、他の人とのコミュニケーションについては、挨拶とか仕事上の会話のみしかしてなくて、雑談を一切しませんでした。なんか、話を漏れ聞いてると、ゲームの話とか、愚痴や悪口みたいな話ばっかしてる奴等だったんですよね。
個人的には、学生の頃に自分なりに一生懸命やってきたっていう自負心があるから、それと比べてしまって、なんか話の輪に入りたくないなというのは正直思ってました。なんか、人生に対する態度が全く違っていたので、話したところで共通部分なんてあるわけないじゃんと…。
別に避けてるわけではなくて、話しかけられたら「そうですね」みたいな相槌打ったり、ちゃんと挨拶したりしてたんですけどね。向こうの価値観としては「雑談が大事!」みたいな感じだったらしくて、僕みたいな態度を良く思ってなかったみたいなんですよね。(要するに、「もっと色んなこと話してよ!」みたいな感じ。そんなんには、「ガキかよ、甘ちゃんじゃねえか!ちゃんと仕事しろよ!」って思っちゃうんですよね。)
「雑談大事!」っていう価値観は、仕事中にべらべらしゃべりまくってる様子から直ぐに見抜けましたけども、自分は「仕事は仕事としてきっちりやるもの。仕事場には友達を作りに来てるわけではなくて、仕事をしに来てる。」という価値観だったので、合わなかったんですよね。
で、そんな様子を見ていた上司に呼び出されて、言われた言葉が「ここで通用しなければ他でも通用しない!」という言葉。
「嘘つくんじゃねえよ!」って心の中で思ってましたね。笑
その上司が「雑談大事!」みたいな価値観の権化な感じで、深い会話や自分のことをさらすような情報はあんまり伝えてなかったのですが、よくもまあそんなことを堂々と言えるなと内心驚きましたね。
僕のことを何一つ知らないくせに、なぜそんなことを言えるか?
「お前の為を思って言ってんだ」って言われたけど、そんな愛は微塵も感じなかったし、そもそもそういう関係性ではないんだから、ただの己の不満の爆発なのが丸わかり。それにもかかわらず、「お前の為に」なんていう嘘バレバレのことを平気で言ってしまうんだから、この人は信用できないなと思いましたね。
あとなんか、「お前の悪い所って山ほどあるよ。」って言われてムカついたので、「自分で改善できるところは改善したいので、いくつか教えて頂いてもよろしいですか?」って尋ねたら、「今は言えないけど、たくさんあるんだよ!」って返してくるし。なんじゃそりゃ。笑
程度が低過ぎ。呆
このつらい時期に覚えた言葉が「面従腹背」ですね。仕事辞めて、ドイツへオペア留学するつもりだったので、それまでの辛抱だと、1日1日をただただ流すだけの日々を送ってましたね。
なんか、自分の為を思って言ってくれているのか、それとも己の不満を発散しているだけなのかは、見抜かないといけないなと思います。ちゃんと関係性を築けていれば、そこに愛を感じるんですけど、築けてない場合は見るも無残ですよね。
④自分がいなくても会社は回る!
一応、秋採用で拾ってもらった会社だったので、いくら会社の方針が変わろうとも、仲間から共謀を図られようとも、価値観が合わなかろうが、それなりの感謝は持っていました(だから、仕事は仕事と割り切って真面目にやった)し、責任を感じていました。
「自分が辞めたら今の店舗はどうなってしまうのか?」と責任感から考えていましたが、大方の予想通り、僕がいなくても普通に会社は回るんですよね。笑
そりゃあ、少しは負担が大きくなるかもしれませんが、まだ半年経ったぐらいの新人が抜けたところで、大きな穴にはなりません。
個人的には、大きな責任を任せられる前に辞めることが出来て良かったなと思います。自分にとっては、早い時期に辞めれば辞めるほど、自分の可能性にチャレンジできますし。ズルズルと辞める時期を先延ばしにして責任あるポジションにさせられたら、辞めようにも辞めれないですもんね。
そんな責任感に押しつぶされて、残りの人生を屈しながら生きるよりも、早く決断して、早く自分のやりたい場所に行った方が有意義です。自分がいなくても回るんだから、速く動いた者勝ちかなと思いました。
⑤とどのつまり、人間関係が全てである!
以前に書いたことの再掲☟
⑥社会に出る前に「自信」を身に着けると良い!
個人的には「トビタテに受かったこと」や「森の幼稚園で1年間実習したこと」が大きな自信となって、今までの社会人生活を支えてくれたと思う。
その自信があったからこそ、
という姿勢を崩さず、どんな時でも自分にとっての幸せに向かって、「情熱を持って前進‼」できたと思う。
そういう自信が無ければ、「ああ、俺はもうダメだ」とか「人生詰んだわ」とか思ったりして、前進出来てなかったと思う。
今の自分は過去の自分に支えられているし、
今の自分は未来の自分に引っ張ってもらってる
という感覚を大事にしているので、過去の自分が一生懸命頑張ってくれたことに感謝したいし、未来の自分からの期待に応えられるように、今をしっかりやっていきたいと思う。
⑦新人の武器は、「挨拶、返事、失敗」!
挨拶と返事についてはコチラ☟
失敗についてはコチラ☟
失敗して、それを頭に乗せる人ほど、”自由”ではなくなっていく。失敗の置き方1つで、その人がその失敗に殺されるか、生かされるかが決まる。
新人の頃なんて失敗するのが当たり前だし、そこから学んでいけば良いと思う。「失敗するのが当たり前。うまくいったら男前。」ぐらいの感じがちょうど良いかと。
僕自身、不器用かつ応用が利かないタイプなので、初めてのことに挑戦する時は高い確率で失敗をしている。その時はいつも画像を思い浮かべて、「失敗は足元へ、失敗は足元へ」と心の中で唱えている。
また、親から言われたことでよく覚えていることの一つに、「1回目の失敗は仕方ないが、同じミスを繰り返すのはよろしくない。失敗から学んで、次に活かせ。」というもの。なので、失敗したら2度と同じミスは繰り返さないようにしている。
それが自分のタイプだと自分で理解しているので、自分がいつもよくやるパターンとしては、「最初の段階で初めてのことに積極的に挑戦して、失敗をしてそれを繰り返さないようにする」ことであり、どれだけ早い段階で、どれだけ多くの失敗が出来るかが、自分の中で重要になっている。
⑧仕事自体に楽しみを感じないと人生ツマラナイ!
20年で大人になって、40年働いて、そのあと老後に突入するのが一般的なモデルとしたら、やっぱりこの40年という膨大な時間を如何に楽しく過ごせるかが、自身の人生に対する満足度を決定づける大きな要素だと思う。
「義務感、責任感、嫌々、無理矢理」みたいな感じで働いている人はもれなく仕事がツマラナそうでしたね(自分も含めて・・・笑)。
そういう状態って、周りの人達にも迷惑をかけるんですよね。僕自身の場合は相手が望むようなコミュニケーションをとらないでいました。僕が体験したモノの場合は、イライラして他人やモノに当たる人がいましたね。マジで、可哀想ですよね。
個人的には40年もあるんだから、早いうちから「コレ!」って決めて、そのために大きな責任を取るのはリスクが高い気がする。40年という長期間の間に気持ちが変わることが無きにしも非ずである。
「人生において30代が勝負」というのは松下幸之助の言葉☟
20年かけて大人になって、10年かけて自分のやりたいことの方向性を見極めて、30代から本格的に取り組むみたいなのが自分のイメージですね。
で、定年退職までに自分の技術と人脈を深めて、退職後も10年くらいはそれらを利用して仕事が出来たらなと漠然と考えてますね。
1日を72歳と考える人生時計にしても、30歳は朝の10時頃。
まだまだこれからです!
別に楽しくなくても良いと思います。没頭するというか、無我夢中になれるものが良いと思うんですよね。「早く終わらないかな~」って感じながら仕事するよりも、「あら、もうこんな時間?集中しすぎて気付かなかった。」的な仕事への態度の方が有意義かと思います。
個人的な答えは「森の幼稚園」ですし、今年30男ですから、ここから本腰入れてやっていきたいですね。
というか、今やっている仕事で、褒められても何だか心の底から喜べないんですよね。それは、本当の自分は森の幼稚園の先生だから、「今の仕事をしている自分」を褒めてもらっても、どこか他人面というか、本心で受けきれない部分があるんですよね。
その感覚は、失敗した時も同じで、もちろん悔しいとは思いますけど、「あのハンモックでやらかして大泣きしたくらいの本気と比べたらまだまだだよな」と思ってしまいます。
森の幼稚園の先生になって初めて、自分が仕事と一致して、酸いも甘いもちゃんと嚙み分けることが出来るのかなと思ってます。それまではどこかに冷めた自分がいて、のめり込めない状態が続くのかなと思ってます。
8月にドイツに出発するまでに、もう少し追記で書けるようにしたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?