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<第6章~第10章>活動による言語育成の手引き(Handbuch Sprachförderung durch Bewegung)


第6章から第9章は、読んでいて気になる部分が無かった…


*第10章は第2外国語としてドイツ語を学ぶ子ども達の言語発達をどうすべきかというテーマだったので、興味深く読むことが出来た。


言語治療教育において、身体活動は子どもの言語育成に対して良い影響をもたらすことが分かっている。


しかし、2001年と2003年に行われた、子ども達の言語発達における神経学と認知心理学の研究によって、身体活動から導かれる言語獲得や身体活動中に得た言語獲得は、学習過程においてとても効率が良いことが示されている。効率が良いことの理由は、身体活動によって脳内にある知識が結び付けられて、保存されることが出来るからである。


子どもの周りにいる人達の行動はとても大きな意味を持つ。言語育成や身体活動育成を、時間的、空間的に制限するのではなく、どんな活動でも学習の足掛かりなのだと理解することが大切である。


身体的あるいは音楽的リズムによる動きというのは、知覚や発音を決定的にサポートすることが出来る。子ども達は、音素やと強調リズムを聞き慣れて、同時に言語モデル(イキイキとした表情や言語的ジェスチャー)を通じて言っていることを内容的に理解し、共感出来た時に、第2言語を上手に学ぶことが出来る。

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