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過去と未来の話

これがいいんだよ、社会通念だよ、常識だよ、と聞こえてくることがある。

時代時代からくるそれは強固なものであることが多いと感じる。時代は、その人の生きた証にも近いと考えるからだ。

否定されたり、そうではない念で進む者を見つけると、少し抱いた恐れを隠しながらも、より強く、そのときの常識を勧めているのを見かける。自分自身も例にもれずだろう。

しかしながら、どう自分が、その人が在るか、は何時代のそれも通用しないと思うときがある。

生きた証を否定しようなどとは思わない、その時代に生きられるわけもなく、きっとその人にとっては大切なものだと思うから。

それと同じように、今ここで、その人が選んだ生き方の在り様は、久しく大切なものだと思う。

自分の生きた過去という時代は、そっと胸に大切にしまっておく程度が、未来には優しいかと思うときがある。



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