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恋愛偏差値⇒測定不可の女

ビターにときめく、大学センチメンタルラブ

こう帯にデカデカと書かれた少女漫画がどうしても読みたくて
夜な夜な
紀伊國屋書店まで買いに行ったアラフォーの女がいます。

私です。

スマホにやたら電子漫画の宣伝が表示されるので
サイトに飛んでうっかり無料分を読んでしまったのが
すべての始まりでした。

すっかり忘れかけていた恋愛のキラキラしたときめきやドキドキ感。
スマホ眺めながら、自制したくても終始にやけ顔が止まらなくて
自分がすごく気持ち悪かったです。

続きがどうしても読みたく
紙媒体が好きなので
書店まで出向いたのでした。

レジでは当初
「中学生の娘からの頼まれものです!」風を装うつもりでしたが
家に帰ったら続きが読める、と思うと
顔がにやけちゃってにやけちゃって
もう完全にこの人が読むんだろうなって
若い店員さんにもバレバレな感じがしたので
開き直って購入してきました。

ええ、アラフォーの私がこの「大学センチメンタルラブ」を読むんです。
カバーなんておかけしてくれなくて大丈夫です。
私は自分とミスマッチなこの少女漫画を
堂々と読むのです。


昨日の投稿で
趣味⇒読書
と嘘を書き続けてきたという告白をしましたが

漫画や雑誌を読むことも
読書に加えていただけるならば
それはものすごい量を消費してきました。

小学生~中学生時代は
少女漫画雑誌「りぼん」に激ハマりし
単行本を1000~1500冊位持っていました。
一番最初に好きになったのが吉住渉先生で
浦川まさる先生、楠桂先生
谷川史子先生、長谷川潤先生
等々
次から次に好きな先生が出てきては
過去作まで全部買って読むというのを
ひたすら繰り返していました。

あの当時の私は「りぼん」が生き甲斐で
りぼんに関する全国クイズ大会とかあったら
余裕で優勝できるんじゃないかというレベルで
知識がありました。
各作品の登場人物の名前やセリフ
各先生方の作品一覧等々
無駄に全部頭に入っていましたね。

ところが
高校に入ったあたりから

少女漫画の甘酸っぱい恋愛の世界っていうのは
一部の可愛い女子には起きるかもしれないけど
自分には起きない
現実離れし過ぎている

という自覚が出てきて
一気に熱が冷めました。

10年間
飽きもせず繰り返し読んで
頭に叩き込んでいたはずの恋愛知識は
私のリアルな恋愛の
どこにも活かされることはありませんでした。
そもそも
好きな人、自体がなかなかできず
かつ、両思いになって付き合う、なんて確率はものすごく低くて。

誰より台本読み込んでるけど舞台には呼ばれない、みたいな。

最近ふと

あああ
今世で私が熊谷一哉君(ハンサムな彼女 吉住渉)みたいな男子と
出会って恋に落ちる可能性は、もうないんだね?

・・・まあ、もう可能性はゼロに等しく、ないよね(笑)

と自問自答して
悲しい気持ちになりました。
もっと可愛く生まれていればなぁ・・・クソッ
とも思いました(笑)

小中学生の頃の私は
いつかイケメンの王子様みたいな人と付き合えると夢見ていたのに
まったくそんな経験なく、あっという間にアラフォーです。
神様は残酷です。

私の恋愛偏差値は
測定不可って出るかもしれません(北風)

リアルな恋愛をこれからどうこうしようという気はないので
10代の女子達が読むような
きゅんきゅん系の少女漫画を読んで
心を慰めていきたいと思います。

アラフォーが少女漫画読んだっていいじゃないか。

ちなみに
昨日購入した漫画は
結木悠先生の「君を忘れる恋がしたい」でした。


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