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【アルザス🇫🇷2018】ワイン街道🍇3日間の自転車ひとり旅〜1日目

2年前の2018年9月、自転車でアルザスのワイン街道を旅しました。

アルザスのワイン街道は全長約170Kmもあります。
わたしはその一部の約45Km(最大高低差170m)を3日間かけて自転車で旅をしました。
出発地点はストラズブール(Strasbourg)から電車で20分くらいのところにあるセレスタ(Sélestat)、最終地点はコルマール(Colmar)です。

自転車旅行を計画したときに、一番悩んだのが「荷物をどうするか」ということ。

まず、フランスでは大きな駅でもめったに駅にコインロッカーがありません
ピアノはあるのに…

いつも荷物は身軽な方なのですが、今回の旅行は全旅程で2週間あったので最小限にしても、これ(機内持ち込みサイズのキャリーとバックパック)が限界でした。

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自転車旅行後に泊まるストラズブールのホテルに荷物を預かってもらえるかどうか連絡してみました。
すぐに返事をくれて、荷物預かりを快諾してくれました!ありがとー。

荷物を預けて向かったのは、今回の旅の目的のひとつ「オー・クニグスブール城(Chateau du Haut-Koenigsbourg)」です。

オー・クニグスブール城

ボージュ山脈の標高755メートルの山頂にそびえ建つアルザス屈指の古城です。
中世期に建てられたこの城は、15世紀にはハプスブルグ家の居城となりますが、17世紀に起きた30年戦争の時に破壊されてしまいます。
その後200年の間放置されていた城は20世紀初頭にドイツ皇帝のヴィルヘルム2世に再建されました。
フランスやドイツからたくさんの観光客が訪れる、人気のお城です。

11月〜3月の第1日曜とヨーロッパ文化遺産の日*は「無料」で見学できます。
*毎年9月の第3週目の週末

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オー・クニグスブール城訪問のあとは、自転車を借りにコルマールに。
予定では駅前のVÉLODOCTEURSというレンタサイクルで自転車を借りる予定だったのですが…貸してくれませんでした
ホテル泊中の盗難のリスクがあるとか何とか言ってましたが、怪しいです。
ちゃんと保証金も払うのに!!

単なる意地悪の可能性もありますが、ゴネても仕方ないのでプラン変更。

海外旅行にトラブルはつきもの
わたしはパニック回避のために複数のプランを用意しています
常に3パターンくらいまで考えています(ひとり旅の場合は特に)

セレスタの観光局に行ってみることにしました。
電話で問い合わてもよかったのですが、フランスでは直談判がいちばん効果的なので行ってみました。

経緯を説明し自転車を借りたいと伝えて、調べてもらったところ、希望の日程で貸せる女性用の自転車はないと言われてしまいました。(やばい、大ピンチ!!)
「男性用ならあるけど?」と提案いただいたけど、正直どうやっても乗れる高さではなく、またがり方すらわかりません。

ふと奥の方にかわいいマウンテンバイクがあるのを発見。
「あれも予約でいっぱい?」と聞くと「あれは子ども用よ?」と苦笑しながら空きを調べてくれた。
試してみると、サドルを調節すれば155cmの低身長のわたしにぴったり。
それを見た受付の女性も「小さいあなたにはむしろこっちの方がいいかもね」と納得。
そんなこんなで「Kid's」と書かれたピンク色のかわいいマウンテンバイクを借りることになりました。

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さてさて、遅くなりましたが、いよいよ出発でーーす!!
すでに時間は17時半、予定より大幅に遅れてのスタートになりました。

初日のコース:セレスタ〜キンツハイム(Kintzheim)〜オルシュヴィラー(Orschwiller)〜サンティポリット(Saint-Hippolyte)
走行距離は約9Km、予定走行時間は50分

何とか日暮れ前にはホテルに到着できる予定。
道をGoogleMapで確認しながら&写真撮りながら、あげく自転車のチェーン外れたり(直したり)の走行だったので、実際には1時間半くらいかかりました。
↓ルートはこんな感じです

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1泊目はサンティポリットのHôtel Val-Vignes Colmar Haut-Koenigsbourg,The Originals Relais(https://www.valvignes.com/fr/)に宿泊しました。

サンティポリット村のいちばん奥のはずれにあるこのホテル。
テラスからは、村景とともに遥か向こうまで広がるぶどう畑と山々のおりなす壮大な景色が見られます!(この写真は翌朝撮影したものです)

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初日のディナーはホテルのレストランでいただきました♪

今回の旅の目的でもあるアルザスワインとともに。
クレマン(Crémant d’Alsace)とリースリング(Riesling)はこの村にあるフランソワ・ブレジェ醸造所のものをチョイスしました。
現地でないとなかなか味わえないワインも旅の醍醐味。

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翌朝ホテルの自室の窓から見たぶどう畑、朝日でキラキラしてました。
これから始まる旅にワクワク。

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