【世界遺産①】フランスの第3の都市・美食の街リヨン🇫🇷Lyon
フランスといって思い浮かぶ街はどこでしょうか?
パリ、マルセイユ、フランスの第3の都市「リヨン」をご存知ですか?
リヨンはローマ帝国時代から主要都市として栄えてきました。
さまざまな時代において、各種産業の発展地でもありました。
14世紀頃から絹織物産業が発展し、今でもリヨンの北に位置するCroix-Rousse(クロワ・ルッス地区)には今でもいくつかの絹織物の工房があります。ルネサンス期の調度品の絹のほとんどはリヨン産なんだそうです。
ヴェルサイユ宮殿の調度品にも使われているそうです。
産業発展にともなって交易の中心地として金融業が盛んになりました。いまも多くの銀行がリヨンに本店を構えています。作家:永井荷風が滞在したことでも有名です。ふらんす物語は有名です。
19世紀には映画の父と言われる「リュミエール兄弟」によって映画が発明されました。
日本でもよく知られている「星の王子さま」の作家:アントワーヌ・サン=テグジュペリもリヨンの出身です。
『リヨンでおすすめの観光地5選♪』
①フルヴィエールの丘〜ノートルダム大聖堂
リヨンの街の中心を流れるローヌ川とソーヌ川の間にフランス最大の広場のひとつ「ベルクール広場」があります。
なんと6ヘクタールあるそうです。そう言われてもいまいちピンときませんね。
その広大な広場にはルイ14世の騎馬像が設置されています。
この広場から上を見上げると、フルヴィエールの丘が見えます。そこにそびえ立つのはフルヴィエール・ノートルダム大聖堂です。
大聖堂までは徒歩でも行けますが、かなり階段を登る必要があるのでヴュー・リヨン(Vieux-Lyon)駅からフニクラというケーブルカーで行くことをおすすめします!
下の写真ですが、この階段の先がフルヴィエールの丘ではありません!さらに先が…
この丘の上には『超絶景』が待っています!リヨンの街が一望できます!!
②古代ローマ劇場跡
フルヴィエールの丘から徒歩10分ほどのところに約2000年前に建設された古代ローマ劇場跡があります。
フランス国内最大規模で、約4700人の収容が可能だったそうです。
いまでも現役で、コンサートやイベントに使用されています。
このような円形劇場跡はヨーロッパ各地にありますが、訪問の際はぜひステージ(円の中心あたり)で叫んでみてください。それが恥ずかしい方は…手を叩いてみてください。
音響工学という言葉が当時あったかわかりませんが、反響がすごいです!古代の音響技術すごいです!!
劇場の最後列でも役者の声が聞こえるように設計されているそうです。
ちなみに、日本で最古の劇場は京都の南座(400年前)だそうです。
最新の写真がなかったので、2018年に行った時のものです。(雨天すいません…)
③旧市街〜クロワ・ルッス
フルヴィエールの丘のふもと一帯に旧市街(ヴュー・リヨン )があります。
お土産屋さんに、お菓子屋さん、Bouchon(ブション)と呼ばれる郷土料理店などたくさんのお店が軒を連ねていて、常に観光客でにぎわっています。
Croix-Rousse(クロワ・ルッス地区)は旧市街より北側の小高い丘のエリアです。徒歩で行くには坂道が大変なので、メトロC線(Hôtel de Ville - Louis PradelからCroix-Rousse)の利用をおすすめします。
④だまし絵(トロンプ・ルイユ)
リヨンには街のいたるところに「Trompe l’oeilトロンプ・ルイユ(だまし絵)」があります。シテ・ドゥ・ラ・クリアションというアーティスト集団によるものです。
中でも一番有名なものがクロワ・ルッス地区にある「レ・ミュール・デ・カニュ」です。1200㎡のトロンプ・ルイユはヨーロッパ最大。
なんて言っておきながら、実はまだここには行ったことありません…(小声)気を取り直して、次の作品の紹介です。
ソーヌ川沿いマルティにエール通りにある「ラ・フレスク・デ・リヨネ」です。
リヨンにゆかりのある著名人、フレンチの巨匠ポール・ボキューズ、星の王子さまと作者のサン=テグジュペリ、映画の父リュミエール兄弟、など24人が描かれています。
ソーヌ川沿いプラティエール通りにある「ラ・ビブリオテック・ド・ラ・シテ」も素敵です。街の本棚と題された作品で、本がたくさん描かれています。
トリックアート写真を撮影してみるのはいかがでしょうか?
⑤グルメ
リヨンが『美食の街』ということを忘れてはいけないですね。
美食とか言うと、なんか繊細な小洒落た料理を想像しますが、リヨンの郷土料理はかなり「ガテン系」です。がっつり、ボリューミーなものが多いです。
いわゆるB級的なもの…その中から、いくつか紹介します。
【伝統・おすすめの郷土料理】
リヨン風サラダ:サラダの上にベーコンとカリカリのクルトン、その上にポーチドエッグをのせたボリューミーなサラダです。
半熟の卵をくずしてサラダにからめていただきます。美味です😋
ソシソン・ショー:茹でて食べる大きなソーセージです。じゃがいもやレンズ豆などが添えられていることが多いです。(写真手前のがそれです)
塩味がしっかりきいていて、ワインに合います🍷
クネル:リヨンの郷土料理として欠かせないのが、このクネルです。川カマスのすり身を小麦粉・卵などで混ぜたものを円筒状にし、ザリガニと野菜で作ったクリームソースをかけてオーブンで焼いたもの。(写真の奥に見えてるのがそうです)
わたしはもともと練りものが苦手なので、個人的には好きではありません。
…すいません、好きじゃないものおすすめして😅
セルヴェル・ド・カニュ:「絹職人の脳みそ」というホラーな名前の料理です。フロマージュ・ブランというチーズに、ワインヴィネガー、ハーブ、エシャロットなどを混ぜたものです。パンにつけたり、じゃがいもなどの野菜をディップして食べたりもします。
前菜でいただくことが多いのですが、美味しくてついパン食べ過ぎちゃいます。
↓このじゃがいもの脇の小さな器に入ったのがそれです。
ブダン・ノワール:豚の血を腸に詰めて作られる真っ黒なソーセージ。中世の時代から存在する、最も古い肉加工品のうちのひとつです。歴史があります。フランスのだいたいどこの地方でも見かける料理です。味はレバーにも似ていますが、そこまでクセはなく、ほんのりとした甘味があります。リンゴのバターソテーと一緒にいただくのが一般的です。
おまけ:光の祭典「Fête des Lumières」
毎年12月に開催されるリヨンの光の祭典はヨーロッパでも人気のイベントのひとつです。街中の300カ所以上の名所が色とりどりにライトアップされます。
今年こそは、と毎年思い続けてまだ実現できていないKikoです。
はやくいろんなイベントが開催できるようになってほしいですね。
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