【アルザス🇫🇷2018】ワイン街道🍇3日間の自転車ひとり旅〜3日目
いよいよアルザスの自転車旅も3日目、最終日になりました。
朝7時半、早めにミッテヴィヒエを後にします。
疲労のおかげで爆睡したので、元気いっぱいです!
3日目のコース:ミッテヴィヒエ〜カイゼルスベルグ(Kaysersberg)〜カッツェンタール(Katzenthal)〜ニーダーモルシュヴィル(Niedermorschwihr)〜コルマール
走行距離は約20Km、予定走行時間は2時間半
最初の目的地はカイゼルスベルグです。
アップダウンのない道とはいえ、朝から約8Kmの自転車走行はかなりきつい。
キーンツハイムの県道沿いでシャーマン戦車を見かけました。
アルザス地方は、古くからドイツとフランスの間で領土争いに翻弄されたエリアです。第二次世界大戦では特に激しい戦火が飛び交ったそうです。
歴史に思いを馳せながらガンガン自転車こぎまくります。
というのも、県道D28号に入りカイゼルスベルグを目指していたのですが、車通りが多いのに歩道もなく、白線は道路の端ギリギリで超怖かった。
朝9時半カイゼルスベルグに到着です。
フランス人が選ぶ好きな村ランキングで1位に選ばれたこともある村。
クリスマスの頃にはマルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)が開催され、冬にはさらに多くの観光客が押し寄せます。
確かにこの風景、すでにかわいいのに、これにクリスマスのデコレーションが施されることを想像したら…かわいすぎる!
カイゼルスベルグには、コルマールからバスが出ています(所要時間は約40分)
村内をうろうろしているうちに、観光客が続々とやってきます。
バスで来る人が多いので、バスが到着するたびにどっと人が増えます。
丘の上には13世紀頃に建築されたカイゼルスベルグ城跡が見えます。
カイゼルスベルグは「皇帝の山」を意味し、神聖ローマ皇帝ハインリッヒ7世に統治されていたことに由来しています。
この辺りはグラン・クリュ(Grand cru)に指定されている畑が多いエリアです。
9月はぶどうの収穫の時期というのもあって、あちこちでヴァンダンジュ(Vendange、ぶどうの収穫のこと)が行われています。
手摘み収穫をしている醸造家の多いアルザスでは、たくさんの人手がいるため収穫中の風景は何ともにぎやかです。収穫体験をさせてくれる醸造所もありますよ。
ニーダーモルシュヴィルまでの通過地点にあったカッツェンタール村。
ドイツ語で「猫谷」という意味です。村のあちこちに猫が〜🐾
何とも愛らしい演出です。
今回のこの旅で一番きつかったのはここです!
ぶどう畑しかなくて、道の先すら見えません。
車通りは全くなくてだんだん不安になってくるけど、Google Mapはこっちに行けってずっと言ってくる…
今回の旅の中でどうしても来たかったニーダーモルシュヴィル村にやってきました!!
この村に何があるかと言うと…『ジャムの妖精がいる』んです!
その方、女性菓子職人の先駆者的な存在クリスティーヌ・フェルベールさん。
ワインの産地ならでは。ワインに使われるぶどう品種として知られるピノ・ノワールのジュレ(Gelée de vin de pinot noir)やゲヴェルツトラミネールのジュレ(Gelée de vin de gewurztraminer)などがあります。全部で約70〜80種もあって、どれも美味しそうでした。ジャムだけでなく、ジャムと合わせていただくビスケットやケーキなども販売されていますよ。
ジャムとしてはお高く、1瓶が10ユーロほど。
ですが、三越伊勢丹さんではなんと1瓶2,500円前後で販売されています。
た、高い…😭
ランチに、Caveau Morakopfというアルザス料理専門レストランでアルザスの郷土料理ベッコフ(Baeckeoffe)をいただきました。
牛・豚・子羊の3種の肉を野菜と白ワインでじっくり煮込んだ料理です。ほろほろとくずれるほど柔らかい。
お肉には赤ワイン!ではなく、ここはアルザス。白ワインで。
ついさっきまで青空だったのに、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。小雨もパラパラ…終点コルマールまであとは坂道を下るだけ、残りあと7Kmでゴールです。
アルザスの村々をめぐる旅を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
今回巡ったどの村も、それぞれの魅力があって素敵でした。
もっと多くの村をゆっくりみて回りたかったです。
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