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私の2年間の遠距離恋愛~後編

こんにちは、KIKOです。

前編が自分の予想以上にイイねして頂けて、とても驚いています!
読んでくださった方、どうもありがとうございました。

前編との2部構成になっているので、まだ読んでいない方はこちらから
私の2年間の遠距離恋愛~前編

1、一時帰国したは良いものの

一時帰国した私の元に、留学エージェントから一通のメールが届きました。

『KIKOさん、残念ですがカレッジからアナウンスがあって、あなたが持っているCertificateでは希望コースへの入学ができなくなってしまいました。』

????????

まだCertificate受け取ってから1週間しか経ってないけど?
Certificate取るための学費/生活費だけで3か月で60万円くらい払ったけど?
え?Certificate使えない?じゃこれもうただの紙なの?え?


当時進学を目指していたのはトロント某カレッジのPOSTGRADUATE1年コースでしたが、私が帰国してすぐにカレッジがPOSTGRADUATEに入学希望の留学生に対する英語力のボーダーを上げたのが原因でした。

当初は英語力証明として認めていたPathway Certificateが、私が取得した1週間後にそのCertificateではPostgraduateへの入学条件に該当しませんというルールに変わってしまったのです。(今どうなっているのかは調べていないのでわかりません)

なのでDiplom/Certificateなら予定通り入学できるわけだったのですが、2年制/3年制コースになるため、今度は金銭面が到底間に合いませんでした。

日本に一時帰国したのも束の間、いきなり進学の選択肢が2年制か3年制しかなくなってしまい、しかもCertificateの有効期限は1年のみ。
いや入学申請自体はもっと早い段階でしなければならないので、実質1年も残っていないのが正直なところ。


その時点で、思いました。
あぁ、1年以内のカレッジ進学、無理。と。


もちろんIELTSを取り直すなど方法は他にもありましたが、それまでかなりカツカツでずっと緊張した生活を送っていた分、この一件で張りつめていた複雑な気持ちが一気に溢れだしました。

そして、一旦落ち着いてもう一度これからのプランを考えてみようというマインドに立ち戻ったのでした。

その間も彼は14時間の時差にも関わらず毎日連絡をくれ、遠くにいてもすぐに贈り物ができるようにと、私の知らない間にRakuten会員になっていましたw

誕生日にはアイスケーキとバラの花束を送ってくれ、ゼリーが食べたいとぽつりと言ったら3Kg分のゼリーが届いたこともありました。愛。

2、1回目の再会(2018年5月)

カナダにいた時に次いつどこで再会するかは決めていました。

彼が夏休みで帰省するタイミングで日本に来て、日本から韓国に戻る彼と一緒に今度は私がソウルに飛んでバケーションを過ごしました。

この時初めてお互いの両親に紹介しました。
後日談ですが、うちの両親は二人は遠距離恋愛だからいずれ別れるだろうと思い(むしろ願い)、あくまで私の友達の一人として彼に接したそうです。

反対に彼のご両親は大歓迎で、早く結婚できる環境が整うよう応援すると背中を押してくださいました。

3、2回目の再会(2018年9月)

何はともあれまずは貯金をしなければと再起。一旦日本で働くことを決めた私は、いつでもカナダに戻れるようにあえて派遣社員として社会人復帰していました。

そんな頃に彼の妹が韓国で結婚式を挙げることになり、招待状が届きました。

元々彼とは年末にカナダで会う約束をしていたので、思いがけない再会のチャンスに、妹にBig thanks。結婚おめでとう!!

この2日間だけの韓国滞在の時になんと彼からプロポーズを受けました
このプロポーズの話もなかなか面白いので別途記事にしようと思いますw

韓国から帰ってきてから数か月は怖くてプロポーズされたことを両親に報告できず、貰った婚約指輪を自分の部屋で密かにはめるのがこの頃の楽しみでしたw

4、3回目の再会(2018年12月)

航空券代も長期連休効果で20万円近くとばかにならないので悩みましたが、会える時間はPricelessということで年末休暇を使ってカナダに会いに行くことにしました。

さすがにもう両親にも彼からのプロポーズのこと伝えないとな…と遂に報告したところ、予想通りの修羅場になり撃沈。

私はというと、この報われない思いを晴らすためにいきなりステーキでやけ食いすることしかできませんでしたw

両親も彼の人柄は十分認めてくれていましたが、親として娘に国際結婚や移民というリスクを背負わせたくないと、大反対されていました。

何はともあれ、カナダへ出発。
1週間の彼との楽しい時間はあっという間に過ぎ、お別れの空港で悲しくて泣いてしまうのは恒例行事になっていました。

5、親との向き合いかた

カナダから帰ってきた私は仕事の繁忙期に入り、多いときには毎週のように全国出張していました。

多忙な中でも彼との未来を考えるとこのまま日本にいて良いのかな?という疑問がよぎり、両親との向き合い方をよく考えるようになりました。

たしかに自分が親だったらこの状況、YESとは言えないかも。

だったら、自分たちがどれだけ真剣に結婚を考えてプランニングしているのか、わかってもらえるまで粘り強く伝え続けるしかないという結論に至りました。

しかし、話題を出す度に両親の複雑で悲しげな顔を見るのはなかなか辛く、心が折れる日も多々。

そんな時に上司から、一言。

『一人のあなたの幸せを願う人間として、今すぐ彼の元へ行ったほうが良いと思う。そんなに結婚したいと思える人って人生そう何人も現れないからさ!強引にでもカナダ行ってご両親に幸せな姿見せればいつか納得してくれる日が来るんじゃないかな』

プライベートな話題もシェアできる上司だったので、私の現状を知っている彼女からのこの言葉は、かなり刺さりました。

この時に何かが吹っ切れ、長い時間をかけて絡まりきった思考がパッとシンプルになった気がしました。よし、結婚は保留だとしてもまずはカナダに戻ろうと。

6、時は来た

2019年8月、事態は急展開へ。
その日愛知での出張仕事を終えて帰宅すると、父親が一言。

『あのさ。結婚、OKだから。準備すすめてくれる?』


!!!!!!!


実は出張の前日に私と彼でテレビ電話を繋ぎ、うちの両親に私がカナダに戻ろうと思っていることを含め、4人で話し合いをしていました。


今まで地道に熱意を伝えてきたことと、今回の話し合いが決め手になって、遂にGOサインが出た瞬間でした。涙


そこからはとにかく仕事納め、荷造り、申請関連の手配、友達へのしばしのお別れetc…カナダ出発直前にはウイルス性腸炎で寝込み、かなりテンパりました。

出発当日は大事な友達の結婚式が入っていたのでガッツリ2次会まで参加し、その足で羽田空港からカナダに飛び、現在に至ります。


今回2回に分けて自分の遠距離恋愛を綴ったことで、私自身もかなり頭の中が整理でき、本当にあの長い暗いトンネルのような遠距離恋愛が終わったんだと実感しました。


素晴らしいTipがあるわけでも、遠距離恋愛に向いてもなかったけれど、ただ彼が大好きで、遠距離以外の選択肢がなかったから頑張っていたら何とか乗り切れました。

今遠距離恋愛をしている方やこれから経験される方もいつか、あの時は遠距離まじキツかったよね~wと笑って話ができる日がきますように。



それでは、また!


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