ベジタリアン(ペスカトリアン)2か月目
※続編「ベジタリアン(ペスカトリアン)2年半目時点の変化」を書きました。
※写真のサラダのレシピを最後に追加しました。
2か月前ベジタリアンになった。ベジタリアンにも色々あるが、私は大好きな野菜とチーズを食べ、たまたま嫌いなミルクと卵は摂取せず、かといって拒絶しているわけではないので、ミルクや卵が使われたケーキは食べるし、残り物のかつおだしや醤油はそのまま使っている。魚に関しては日本に帰った時に改めて考えようと思い態度を保留しているので、もしかしたらペスカトリアンということになるのかも知れない。
きっかけはベジタリアンの友達を横目に、自分の中にずっと抱えていた矛盾からいい加減目をそらせなくなったからだ。
元々野菜が好きで、動物が好き。なのに動物を食べる自分がいる。10年ほど前、鶏をナタで殺してさばいたことがある。プログラムの一環で行ったわけだが、殺される直前の鶏の悟った目が忘れられない。あの時殺した鶏と、私たちが普段スーパーで買ったりレストランで食べる肉は同じものではない。動物のとさつ場の映像を見たことがあるだろうか。過激、と思うかも知れないが、もし見たことがなければ一度見て考えてみて欲しい。狭いゲージに詰め込まれ機械によって無造作に殺されていく動物たちの目を。
そんなの知ってるよ、という人は自分の気持ちを無視するのがうまい人なのかも知れない。私も動物愛護に関わったり、ベジタリアンの友達がいたりする関係で、食卓に上がる肉がどのようなプロセスを経てそこにあるのか、ずっと前から知っていた。それでも食卓に上がる肉を食べ続けていたのである。肉は好きだったし、肉料理を文化として楽しんでも来た。でもあるときベジタリアンの友達の姿勢を見て思ったのだ。選択できる状況にあるのに、どうして自分の心に嘘をつき続けているのかと。そしてこれまで十分楽しんできたのだから、もう、いいではないかと。
ディズニーランドは好きですか?たまに行くと悪くないなと思う。年パスを買う友達がいる横で、高校生くらいには私はもう飽きていた。私にとっては肉もディズニーも同じである。人はいつまでもビッグサンダーを楽しまない。そんな感じで私は肉を2か月前に卒業したのである。
ちなみに肉を食べない分、たくさんの種類の野菜を食べることになるので、とても健康的。レストランの肉なんて基本どんなものが使われているのか確認することは難しいが、野菜なら農薬さえ我慢すればよい。
◇おおむぎのパクチーサラダ
大麦を焚いてざるにあげ、灰汁を洗い流します。大麦をボールにあけて、適当に切ったトマト、パクチーを加え、オリーブオイル、岩塩、ブラックペッパー、クミン、オレガノ、ホワイトバルサミコ、ライム汁を混ぜ合わせて完成です。ブラックオリーブが切れていたので入れられなかったのですが入れると更に美味しいです。さっぱりと美味しくて無限に食べられます。
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