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レゴ®︎シリアスプレイ®︎についてあれこれ

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レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドに関して「理解する」「応用する」以外で考えたことあれこれ詰め合わせ的に。
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2023年7月の記事一覧

モデル作りにおける「思考のクセ」

モデル作りにおける「思考のクセ」

 レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを使ったワークショップを参加者としてもファシリテーターとしても重ねるつれ、モデルの作り方や表現方法においてある人独自の「表現のクセ」があるのではないかと感じるようになっている。

 例えば、私は毎月「定点観測」と称して自分の現在の状況を表現している。が、自分を中心として、前方に課題、後方に不安が現れることが多く、空間を3列(自分の前、右側、左側)に区切って表現す

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対話型鑑賞とレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッド

対話型鑑賞とレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッド

 最近、対話型鑑賞という言葉と、それらのワークショップの話をよく目にするようになってきた。

 この「対話型鑑賞」のもつ可能性と、意味については以下のNoteが実によくまとめてくれている。

 あえて描き手の話や意図を正解とするのではなく、自分にとってそれがどう見えるかを考え、言語化し、他の人との意見の比較をする。
 それを通じて、多様な解釈を知るとともに、他者比較から自分の思考の特性を知ること、

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「共有モデル」のワークについて考える

「共有モデル」のワークについて考える

 参加者がそれぞれ作ったモデルから「ゆずれないこと」を表している部分だけを抜き取る。そして、その抜き取ったパーツを材料として持ち寄り、一つのモデルへとまとめるという「共有モデル」作りの技法がレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドのなかにある。

 この技法の中には、全員の意思を等しく反映させるという思想がある。

 ここで注意しなければならないのは、実際に「共有モデル」には、全員の意思は「ゆずれないも

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