見出し画像

朝日新聞デジタル「語学の扉」に掲載されました。

このたび、朝日新聞デジタル「語学の扉」に私の経験談と語学の学習方法を掲載していただきました。
(7月12日 6:16まで無料で読めます。)

まずは、朝日新聞国際報道部の皆様はじめ、この記事に関わってくださったすべての皆様に改めてこの場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。

全国紙に掲載いただくだけでも光栄なのですが、インタビュー当日は悪天候の中、記者の方が東京から大阪までわざわざお越しくださって、3時間ほどをかけて丁寧にお話を聴いてくださいました。その後も記事の途中経過を丁寧にご連絡いただくなど、終始本当にお世話になりました。ありがとうございました。

語学を学んで得られたもの

英語を専攻していたわけでもなく、海外滞在経験もなく、大人になってから必要に迫られて、もがきつつも何とか使えるようになった英語と、その経験のおかげでさらにドイツ語の世界が広がったことは、私の人生の中でも一番の成功体験となりました。

30歳を過ぎるまで何となく周りに合わせて生きてきて、大した努力もしてこなかった私が、語学の勉強を続けることで語学の知識だけでなく、その後の人生にも役に立つ忍耐力、継続力を手に入れることができました。

当初不可能と思えた目標も周囲の協力や援助のおかげで達成することができ、その後は予想以上の展開が待っていました。周囲に感謝しないといけないなと気づけたのも大きかったです。

語学に限らず、何かを達成するために必死で努力した経験が、その後の人生を大きく変えてくれたと思っています。

洋楽を活用した語学学習のメリット

新聞の記事には書ききれなかったのですが、私の洋楽活用法について少し補足しておきたいと思います。あくまで私個人の意見なので、ご参考程度でお読みいただけると幸いです。

私の勉強方法は、主に以下の2つの要素から成り立っています。
1.高校・大学受験対策、資格試験対策に近い「練習問題の繰り返し」
2.その言語を使う時の感情を想像しながら使えるところまで落とし込むための「歌詞への共感と感情移入」

1.については、様々な方が上手くいった方法をたくさん提案してくださっているので、それを試しながら自分に合ったものを探しました。結局は先人の知恵に頼るのが早道だったと思います。

上記2.で述べた「歌詞への共感と感情移入」のために一番とっつきやすかった素材が、私の場合は洋楽でした。過去のnoteで関連記事をいくつか書いていますが、初めからその方法で勉強していたのではありませんでした。

洋楽自体は昔から好きだったので、お気に入りの洋楽アーティストのコンサートに行く前には、ヒット曲の歌詞を(意味が分からなくても)いくつか覚えて行くことにしていました。ある日思い立って歌詞を細かく分析してみたら、感情移入できて、歌いやすくなって、さらに楽しくなったのがきっかけでした。

視線を少し変えるだけで、予想外に面白いものが見つかることがあります。
ある野外コンサートの時にふと見上げた空に遊覧飛行船が飛んでいました。(この記事のトップ写真がその光景です)

例えば、洋楽の歌詞の中で、特に感情の振れ幅が大きいときには「助動詞」と「時制」が変わることが多いです。そのときの感情を想像しながら歌詞を音読してみると、歌い手の感情と自分の感情がシンクロすることがあります。
「ああ、言語は違っても他国の人も同じようにいろいろと感じながら生きているのだな」と思う瞬間です。このシンクロ体験がまさに、覚えた単語や文法を「感情を表現するツール」として落とし込むために役に立ったプロセスでした。

そんな感じで手当たり次第に洋楽の歌詞の分析を始め、気が付いたら100曲以上の曲をそらんじていました。

それ以降、映画でも小説でも感情表現に出くわしたときは「その人になり切って音読」するようにしています。

このnoteも数年前から思いついたときに細々と書いていましたが、思いがけず大勢の方に読んでいただき、今回取材していただいた記者のS氏にも「面白かった」とお褒めいただいて嬉しかったです。

取材いただいた記事をはじめ、このnoteも、私の経験がどなたかの何かのお役に立つことがあれば、これほどうれしいことはありません。

noteの記事の元ネタになる曲はたくさんあるものの、文章に起こすのが面倒で「下書き」のままで放置されている記事もあるので、これからも少しずつ公開していきたいと思います。

最後までお読みくださってありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

神田桂子(きいこ)



サポートいただけましたら、今後の活動費にありがたく使わせていただきます。 今後も楽しい記事をご提供できるように、努力していきます。(*‘∀‘)