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ブラジル

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#海外

3歳から始まるブラジルの多様性教育

3歳から始まるブラジルの多様性教育

はじめにブラジルは多民族国家です。

歴史的に南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、中東などさまざまなルーツを持つ人たちがいてブラジルのわが町を街を歩いてもさまざまな人種の人たちを当たり前に目にしていました。

ブラジルで暮らす中、さまざまな見た目や文化背景を持つ人たちが共存する智慧があることに気付き、興味深く学んできました。今回はこのうちの一つの幼少期の教育について取り上げたいと思います。

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3歳にしてウィンクの練習をし始めた息子

3歳にしてウィンクの練習をし始めた息子

ブラジルの幼稚園に通う次男が3歳になった頃、顔の半面をしきりにこわばらせるようになりました。最初何をしているのかと思いましたが、すぐにウィンクをしようとしていることに気づきました!
私の中ではウィンク=ナンパをすること、ということが頭にあったので面白くて、幼稚園の先生にこのことを話してみました。すると先生方が子どもたちに「やったね!」と褒めるときにウィンクをしながら親指を立てるジェスチャーをするそ

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ブラジルで“良妻賢母“という観念を手放した話

ブラジルに来て、良かったと思えることの大きなひとつは、自分で当たり前と思っていた考えを手放せたことです。

日本でのこと私は出産後、漠然とながら自分の思う“良妻賢母“を目指していました。夫は激務でしたし出産を機に仕事を辞めた私にとっては家事も育児も自分が担当することに初めは納得していました。産後アドレナリンが出ていたこともあったからか、体力の回復をみながら自分のできうる最高の家事と育児を目指してい

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ブラジル女性が幼少期から受ける「女らしさ」の教育

ブラジル女性が幼少期から受ける「女らしさ」の教育

ブラジルでは小さな女の子がとても綺麗に着飾られていて、みな童話のお姫様のようです。大きなリボンにフリフリのドレス。時には派手なメークも。ブラジルに来てからはこんな小さなプリンセスたちを見るにつけ、女の子ならではの華やかな可愛らしさに癒されてきました。

私は男の子の親ですので、日本との女の子の教育の違いをはっきりと認識できてはいません。そんな私ではありますが、自分なりに感じたブラジルでの女の子が受

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ブラジル人女性が行う美の努力とは?

こちらはかなり前の記事になりますが、前々回の『ブラジルでの「美女」とは?』という記事からの続きの内容になります。
今回は美意識の高いブラジル人女性たちが美しくなるために、どのような努力をしているのか、前回の記事と重複する部分がありますが、記していこうと思います。

1、ジムでの筋トレ
私の周りの女性たちのほとんどがジム通いをしていました。街には女性専門のジム、スポーツを真剣に打ち込みたい人向けのジ

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ブラジルで最も大切とされる日、独立記念日

ブラジルで最も大切とされる日、独立記念日

9月7日はブラジルの独立記念日です。この日には毎年息子の幼稚園でも記念日をお祝いするイベントがありました。(今年はコロナの為なし)。三年前、独立記念日にを祝う学校イベントに初めて参加した時にはブラジルの歴史や文化の知識が乏しく、なぜこんなに盛大に熱い気持ちで祝うのかわからず、少しびっくりしてしまったことを思い出します。

去年までの幼稚園でのイベントの様子

子どもたちはこのイベントの為に作った小

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ブラジルでの「美女」とは?

ブラジル人女性の多くがマニュキュアをしているので、ある時ブラジル人女性にとってマニュキュアは誰もがすべきエチケットのようなものなのか、ブラジル人の友人に率直に聞いてみたことがあります。すると彼女は「少なくとも自分にとっては当然すべきことになっている」とのこと。そして「ブラジル人女性は、いつも頭の先から足先まで綺麗でいることが求められているの」とも。もともとブラジルでは各人それぞれの価値観で好きなこ

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