絶対わたしだけじゃない不思議な感覚。
天才という言葉にめっぽう弱い。
才能という言葉にも弱い。
選ばれしもの、という感じがするからだ。
スペシャルワン、チョーズンワンである。
平凡な私だから、どうしたら天才に見えるだろう、どうしたら才能があるように見えるだろう、なんて、そんなことを考え始めたのは中学生くらいのときだったような。
…
さて、
不思議の国のアリス症候群という言葉を
ご存じだろうか。
超細かなことは、上記のwikipedia先生に譲る。
なんでも、『不思議の国のアリス』の作者であるルイス・キャロル自身も、この症状に悩まされた一人だとか、そうではないとか。
ルイス・キャロルのこの体験談を、ファンタジーに昇華したのが同作品だとか、そうではないとか。
ご存じない方のために、カンタンに説明する。
不思議の国のアリス症候群、原因不明の謎の症状が出るやつ。人それぞれで症状は異なる。その典型的な症状はこうだ。
私は小さなころ、風邪をひくたんびに大泣きする子どもだった。「怖い、怖い」と叫んで家の中を走り回っていた。
物が大きく見えたり、時間の速さが変わったのが怖くて。大人になったいま、泣き叫ぶことはもうないけど、
つまり、
私もこれなのだ。
不思議の国のアリス症候群。
これを読んで、思い当たる方の中には、ママさんが多いのではなかろうか。なぜなら、これは子どもに多い症状だからである。
大人になるにつれて、
症状が出なくなるとか、どうとか。
私の場合、大人になった今もまれにこれになる。が、頻度は少ない。ここ4年は一度もなっていない。
私の場合、症状はこう。
症状は30秒でおさまることもあれば、長いときで3分続くこともある。小さなころは、とにかく怖かった。
大人になってからは、数年に一回のレベルになったので恐怖も消え、逆に原因を追及するようになった。この症状がどんなときに出るのだろう?と分析することにしたのだ。
結論は、ストレスである。
ストレスが溜まっていると、この症状がごくまれに出ることを突き止めた。仕事のこと、プライベートのことなどで精神的負荷がかかると、前触れなくこれが出てくる。
妻にも説明済みで、結婚してからは数回だけ、自宅でこの症状が出たことがある。私は言うのだ。
こう言ってはしゃぐ。
妻は「楽しそう、いいなぁ」と言う。
ストレスが原因だと分かってるから、これがきたら「あ、ストレスがあるんだな、なにがストレスだろう?」と振り返るようにしている。たいてい思い当たるフシがない。
妻にこの話をしたとき、「初めて聞いたわ」と言っていて、すぐに検索していた。
「あら、これ、天才がなるらしいよ」
…(そわそわ)
でも、これは私の予想なんだけど、この症状の方、10人中8人くらいはいるんじゃね? と思うのだ。
天才などではなく、基礎的な脳の疾患、精神疾患だったらどうしよう、とか思うんだけど、まあ、いいかと。
「天才がなるもの」というどうしようもなく寒い1点だけを拠りどころに、ストレスのバロメーターとして活用しよう、と改めて思うのであった。
同じ方、ぜひコメントしてね。
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