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タリーズコーヒーで体験したガチでエグい接客3パターン。

スターバックスとタリーズコーヒー、どちらが好きかと問われると、なんと答えるだろうか?

「どちらでもいい」と答えそうになるものだが、私の場合はスターバックスの方が好きな気がする。


そう思う理由は店員さんのコミュ力だろうか。


スタバは当意即妙とういそくみょうのレスポンスができる店員さんが多い気がするのだが、タリーズコーヒーの場合は接客が流れ作業のようになりがちな気がする。

いや、流れ作業で全然いいのだけど、人間同士だからちょっとしたコミュニケーションが欲しくもなるのが私のわがまま。


【関連】スタバの店員さんの素晴らしい対応



ある日、タリーズコーヒーに行った。スタバでもよかったが、混んでいたのでタリーズへ。

20代であろう女性店員さんが接客してくれた。とても丁寧な接客だった。

アイスコーヒーのグランデサイズを頼んだ。


グランデ。


スターバックスの場合、カップのサイズは、
ショートトールグランデ巨大ベンティの順である。

タリーズコーヒーの場合は、
ショートトールグランデの順で、過去には巨大エノルメというサイズもあったらしいが、基本的にはタリーズではグランデが最大サイズ。


タリーズにおいては、グランデサイズが最も大きなサイズだというのは自明の理でありコモンセンス。誰もがわかってること。

だが、せっかくきたのなら何らかのコミュニケーションをしたいと思ってしまうのが私のような男なので、コーヒーの注文後にあえて尋ねてみた。


「あの、グランデは一番大きなサイズですよね?」

ワカッテンネン


20代の女性店員さんは、

「あ、はい」

とだけ答えた。


「なにをちょこざいな。当たり前のことを聞くなボケ」という空気感を感じるが気にしない。本当は何かしらの一言ラリーをしたいけど、そういうこともある。申し訳ない気持ちになる。


……


また別の日。


タリーズコーヒーに行った。
スタバでもよかったが、混んでいたのでタリーズへ。

次は40代であろう女性店員さんが接客してくれた。とても丁寧な接客である。私の前のお客さんに笑顔を振りまいている。スタバ級の接客のように見えた。


(こ、この人なら……)

ダバダバダバ


アイスコーヒーのグランデサイズを頼んだ。


またグランデ。


同じ質問を投げてみる。


「あの、グランデは一番大きなサイズですよね?」

ウッセーナ


40代の女性店員さんは、

「そうですよ〜!
 グランデはよくお飲みになるんですか?」

逆に質問してくれた。



おぉ。



これこれ。



これがほしかったんだ。さすが。

スタバにしてもタリーズにしても、なんならディズニーランドにしてもUSJにしても、こういった当意即妙のレスポンスというのは、明文化されていない気がする。

きっと、接客方針は個々人の裁量に委ねられているわけだ。すばらしい。



……



ある朝の10時。


また別のタリーズに来た。
開店時間に合わせて。
スタバは混んでいたから。


このタリーズには何回が来たことがあるが、そう多くはきていない。午前なのでお客さんはそれほど多くもない。


接客してくれたのは20代の女性店員さんだった。
会うのは初めてなような気がする。

「アイスコーヒーのグランデを1つ、おなしゃす」

こう伝えると「ありがとうございます」と言われた。こちらこそありがとうございます。


「グランデを1つ」と言ったので、短歌で言えば上の句を言ったことになる。

いつも通りなら私の口から出てくる下の句は「グランデは1番大きなサイズですよね?」という迷惑千万のものだが、この日は違った。



店員さんが私に話しかけてきたのだ。


「あの、最近いつもこの時間に来店してくださいますよね」

キラキラ

……

..
.

う〜ん、どうだろう。
来てるような来てないような。


来てたとしても数回しか来てないような。
この店員さんのお顔に見覚えはないような。
でも、そう言われると、来ているような。


2秒くらいのがあって、
私がなんと答えたかというと、





「あ〜……はい〜」

「あ〜、ヒャイ〜」



私のほうこそ、当意即妙のコミュ力がないカスだということがよ〜くわかった。余計なひと言はもう言わないようにしよう。


<あとがき>
この記事の中に紹介した関連記事の結論は、コミュニケーションが必要な人もいるし、必要じゃない人もいる、というものだったはずですが、すっかり忘れていました。他人に気の利いたレスポンスを求めているのに、肝心の自分自身はできない、というのはなんとも皮肉がきいているものです。今日も最後までありがとうございました。

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