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さては、こいつ恋人がいるな、と思う瞬間。

私はすでに恋愛の螺旋を降りている。

2019年に結婚しているので、新たに出会いの場に行ったり、出会ったどなたかに対して「この人は恋人がいるんだろうか?」と考察することに、この脳みそを活用することもない。

仮にもしも、いま33歳の私が独身だったとして、特定のパートナーもいなかったとしたら。いったいどんな悩みを抱え、どんな毎日を過ごすことになるだろうか。

うわ、これは嫌味っぽく取られてしまうのかな。少し心配だ。

つづける


恋愛をする、ということのスタートラインに立つとき、最もわずらわしいことが何かというと「目の前のちょっといいな、という方に恋人がいるのか否か」ということの確認作業である気がする。

これほど気を揉む作業もない。



独身当時の私が思っていたのは「」がほしかった、ということで。

それがどういうことかというと、街を歩くすべての人の頭の上に「私は恋人がいます」とか「恋人はいませんが募集してません」とか「恋人はいません、絶賛募集中です」とか「なんなら今ヒマなので話しかけてくれてOKです」みたいなマークが、ARのように視える「目」がほしい、と思っていたのだ。


これ。

もう少し技術が進歩すると、
実現できるような気がする。


たとえばスマホがコンタクトレンズのようになったとする。現在はスマホという端末が必要だが、これを肉体に埋め込む、というかコンタクトレンズで代用できる技術が確立された近未来の世界だ。


情報の全てを自分の視野内だけで確認、ブラウザも視線の動きで操作できるようになったとする。

すると情報を現実世界に拡張できるようになるわけだから、AR(Augmented Reality)の技術を活かし、特定のアプリを入れている人の頭の上に、先述のようなサインマークが浮かんでいる、みたいな世界が作れそうな気もするのだ。


と、いうのはまぁ、理系に任せるとして。



要するに、恋人候補者になりうる人に、恋人がいるかいないかを見極めるのって、めんどくさいよね、という話である。


そこで今日は、仮に心の中に「あ、この人いいな」と思える相手がいたとして、「その人に恋人がいるか否か」を判断できるような瞬間を書いてみたい。

つまりはタイトルの通りで「あ、こいつ恋人がいるな、と思う瞬間」である。私は男性であるから「恋人がいそうな男性・・の特徴」と言い換えてもいいかもしれない。


というわけでいってみよう!


れっつ! 恋人はいるんですか!?


-さては、こいつ恋人がいるな?

[1]サマンサベガに詳しい

まずはこれ。知ってる人ならこれで共感の嵐である。サマンサといえば「サマンサタバサ」であるが、ここでその廉価版シリーズの「サマンサベガ」についてちょっと詳しい男が現れたとしたら、そいつには恋人がいる可能性が非常に高い。しかも経済観念がしっかりしている優良物件の可能性すらある。


[2]なんかめっちゃ話しやすい

恋人がいる男性、というのはたいてい話を聞くのが上手い。これが既婚者になると、異性間コミュニケーションに気をつかうことがほとんどなくなるから注意なんだけど、恋人がいそうな男性は、オチのない話をニコニコして聞いてくれる。この謎の包容力に「こいつ、さては、恋人がいるな?」と思ってしまうのだ。


[3]インスタの投稿に恋人が登場しない

これはもう、詐欺だ。恋人の写真をめちゃくちゃあげまくる男性ならば判断も簡単。だが、真に恋人がいそうな男性というのは、タイムラインに恋人の顔が載ることの危険性を知っている。しかも代わりにインスタのストーリーズに恋人らしき人物が登場してくるから厄介だ。ここでの問題はストーリーズを見たいけど見られない、という問題で、見事にこちらの心理を揺さぶってくるから注意である。


[4]ワンチャンある感を出してくる

話していて「お、いいな」と思う人ほど恋人がいる。こういう人たちはなぜかわからないがワンチャンある感を出すのが得意だ。狩猟民族の名残なのか、プライドの問題なのか、常にモテていることを演出したい男性というのは、たとえ恋人がいたとしても「あれ? もしかして?」という空気感を演出することに長けている。引っかかってはいけない。こういう輩には100%恋人がいる!


[5]ちょっと日焼けしている

もう、これはダウトである。ちょっと日焼けしている男性は、恋人がいるかキャンプ好きかのどちらかでしかない。断言する。どちらかだ。健康的な日焼けをしている男性というのは、十中八九、この夏に恋人とフェスに行っている。しかもちょうどいい楽しみ方をしている。ちょっとの日焼け、というところがミソで、これがかなりの日焼けである場合、途端に怪しくなる。つまりはテキーラを飲みながらモンゴル800を男性同士で聴いている気配が漂うのである。


[6]週末に会えない

100%恋人がいる。恋人がいるというか、そいつは既婚者だ。絶対にダメだ。サザンの歌詞でも、そんなシーンがあったし『恋に落ちて -Fall in love』でお馴染みの小林明子もそう言っている。「週末は予定が入ってて、水曜の夜ならいいんですけど」と言ってくる男性が現れたら、その男性とは600フィートの距離をとった方がいい。週末の時間を奪いたくなってしまうのが目に見えている。


[7]距離感がバグっている

恋人がいる男というのは、その心の余裕から距離感を詰めがちである。「え!? いや、太ももと太ももが触れてますけど!?」のような距離感で接してきがちである。こういう奴らは人類の本能、つまりは自分の遺伝子の永続欲求に忠実で見境がない。距離感を詰められるのは、すでに明確なパートナーがいるからに他ならないので、そんな男性が現れたら、近づかれた分以上の距離をあけ直そう。



あ、あれ……?

ここまで書いてきたけど、この記事って……

こんな男は「ろくでなし」っていう内容にいつの間にかメタモルフォーゼしてるんんじゃない? 

要するに[4]の「ワンチャンある感」を感じたら、その人にはすでに恋人がいる可能性が非常に高い、ということで、それに引っかからないための注意喚起記事になってしまった。

何番が特に印象深いか、ぜひ教えてね。


<あとがき>
じゃあ、どうしたらいいんですか! という声が聞こえてきそうな記事になってしまいました。ワンチャン感があるからこそ「え? いけるかも?」と思えるのですよね。うーん、どうしたらいいんだろう。過去に「ちょうどいい男」みたいな記事ってたぶん書いたような、書いてないような。もうわかんないです。今日も最後までありがとうございました。

【関連】やっぱ過去に書いてた、いい男

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