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様子がおかしくなる手前の生活

自分で気づいた時には止まらない

壊れ急ぐかの如く、まさに馬車馬のような序章です。


劣等感

後にも先にも出てくる私の課題は劣等感です。
劣等感が強く、人より秀でたものがないため人が休んでいる間に自分は動くが信条でした。何かの穴を埋めるが如くあらゆることを急いでいました。体を過労で大きく壊したこともない為、怖いもの知らず(=「無敵」)です。

今、未だ、劣等感は綺麗に残ったまま。

劣等感は自分の「心や捉え方」の問題なので己の問題ではあるのですが、幼少期や思春期の経験や学びや影響が良くも悪くも大人になってからの礎になるとは今になって、よく良く思い知らされます。

病む前の仕事の考え方

今思えば、自分は大丈夫というおかしな自信からくる散漫な考えから病は来たものでしょう。壊れる前に迎えに来たようです。

当時、まるで超人にでもなった気分で、寝る時間を捨て、遊ぶ時間を取らず、仕事以外の自由な時間を放棄し業務に集中していました。

なんでも出来てしまう。そんな気持ちすらしていました。
働けるだけ働いた分の対価も多く得ず没頭(時間投資)していました。

ランチェスターの法則に、「射程距離理論」があり自分の人生で「これだ」と思いつつも何もないので何かを得たり創ったりする事から初めてみようという事で時間という最大の財産を投資しました。

1万時間

自分は働き方の節度を知らない人間でした。

1つを極める身極みに1万時間を費やす事を1つの目標にしていました。
当時の自分であまり頑張りすぎずおよそ2年程度です。
同じ仕事の仕方を丸10年続けました。

当時どんなに少なくても最低でも450時間から多い時で600時間を超える時間を仕事に注いでいました。それでも当時の口癖は「時間がない」でした。1つはあり得ないので同時の学びを2つや3つを同時にこなし蓄積します。

覚えて楽しく夢中に

当時「楽苦しい」と冗談で思っていました。

楽しいけど苦しくてそれが快感になっていたようです。
覚えてくるとより仕事が面白くなってきます。
遅れてばかりの子供時代でしたので誰よりも早く誰よりも努力を重ねれば芽が出ると信じ日々を少していました。
後に本当に苦しむ事になるとはこの時思ってもいません。

壊れる

空が澄み清々しい秋を感じる頃、私は壊れました。

正確には「壊れる限界で体が私を止めた」が今の考え方です。
止まっていなければ、空に行っていたのでしょう。
そう考えるようにしています。


#創作大賞2023