【レシピ】カルダモンとレモンのケーキ
国産のレモンが出回るこの時期に、絶対作りたいと思っていたお菓子がレモンのパウンドケーキ。
それにカルダモンのアイシングをかけてみました。
キエ・タベルのスパイス菓子レシピ考案企画「果実とスパイスそしてバター」
第3弾’’カルダモンとレモンのケーキ’’
カルダモンはチャイやスパイスカレーによく使われる辛みのない香りのスパイス。柑橘っぽいような爽やかな香りがたまらなく好きです。
去年、カルダモンとレモンのドリンクを作ったらまあこれがうまいのなんの。
いつかこのコンビでお菓子を作りたいと思っていただけだったのをやっと形にしました。
ここからレシピです。
材料
<パウンドケーキ>
卵 3つ
薄力粉 卵と同じ重さ
無塩バター 卵と同じ重さ
砂糖 卵と同じ重さ
レモンの皮 半個ぶん
<アイシング>
粉糖 100g
レモン果汁 小さじ2
<カルダモンシロップ>
カルダモンパウダー 大さじ2
水 300ml
砂糖 大さじ2
<飾り用>
レモンの皮 半個ぶん
カルダモンパウダー 少々
下準備
・バターは溶かして、卵は常温に戻しておく。
・レモンは皮の黄色いとこだけすりおろして、果汁はじゅっと搾っておく。 (タネは除く)
・型にクッキングシートをひく。
・オーブンを160℃〜170℃に余熱。
まずはパウンドケーキを焼きます
1 卵をさっと溶きほぐして砂糖を加えたらハンドミキサーの低速で卵液がサラサラになるまで混ぜる。
2 1のボウルを湯煎(※)しながらハンドミキサーの高速で泡立てる。生地は人肌ぐらいの温度をキープ。湯煎から外したりまた戻したりしながら温度に気を配ってあげてください。
※フライパンに沸騰しない程度のお湯を温めて火を止めてからボウルを湯につけて作業します。ボウルが小さいと水が入りやすく生地が台無しになるのでフライパンより大きめのボウルがいいです。お湯とボウルが触れていれば、なんとかなります。
3 白っぽくふわっとしてきたら20秒ぐらい混ぜて止める。ハンドミキサーについた生地をボウルに落としてラインをかいてみる。すぐ線が消えるならまた高速で混ぜる。線が残るなら中速に落として全体の気泡の大きさを均一にする。
4 ポコポコと大きな気泡が現れてこなくなったら低速で混ぜる。この辺で少しツヤの感じが変わるかと思います。テリっと輝くと嬉しいね。
5 低速で混ぜながら溶かしバターを一気に入れる。底からしっかり混ぜてバターを馴染ませる。
6 ゴムべらに持ち替えてすりおろしたレモンの皮をはらはらと散らし、薄力粉をパササっと一気に加える。底から返して切るように混ぜる。さっくりとしっかりと手早く。
7 型に生地を流し入れる。ボウルの壁面に付いている生地は型のフチ側に流し込む。
軽くトン、トンと型を台に落として余分な空気を抜く。
8 オーブン160〜170℃で30分ほど焼く。途中焦げそうならアルミホイルをそっとかぶせて焼く。
焼いている間にカルダモンシロップを作ります。
1 小鍋にお湯を沸かす。
2 お湯が沸いたらカルダモンパウダーをぱさっと加え弱火で1分加熱し火を止める。
3 コーヒーフィルターなり、ザルとキッチンペーパーなりで濾す。最後は軽く絞る。
4 砂糖を加え混ぜ溶かす。
ケーキは焼けましたか?
9 ケーキが焼けたようなら竹串を刺してみる。何も付いてこなければOK。生焼けなら10分ずつとかちょこちょこ様子見つつ焼きたす。追い焼きの時はアルミホイルをかぶせる方が焦げにくいのでオススメです。
ケーキを冷ます間にアイシングを作ります
粉糖、レモン果汁、カルダモンシロップを混ぜる。のみ。
仕上げ
ケーキが冷めたらアイシングをとろりと、さもうまそうにかける。
私はアメリカのダイナミックなお菓子をイメージして少々下品なぐらいかけるのが好きです。
レモンの皮をぱらぱら、カルダモンパウダーをぱら、ぱら、ぱら、とかける。
出来上がり
アイシングからはカルダモン、ふわふわのケーキからはレモンが香る
爽やかで素朴なお菓子です。
ぜひどうぞ。
余談
実はカルダモンシロップを焼きたての生地に塗ってみたのですが生地からはカルダモンの香りがしなかったのでレシピに書くのは省きました。
パウンドケーキを作るとき、ベーキングパウダーを使うやり方もありますが
私の経験上、卵の泡立ちで作った方がふわふわ優しい口当たりになるので
気に入っています。
余ったカルダモンシロップはミルクティーに入れてチャイ風にしたり、レモン果汁と混ぜて炭酸やお湯割りで飲むのがおいしいです。
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