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小さなつぶやき、それが君を変えた
僕はちょっとした用事やアイデアを思いついたとき、
小さく口でつぶやくようにしています。
ただつぶやくだけの行為、
これが意外と効果を発揮するので、ご紹介します。
つぶやきの効果①「物忘れ防止になる」
たとえば、家の中に居る時。
スマホでnoteを読んでいて、
「お茶いれて飲もうかな」と考えたとします。
椅子から立ち上がり、
スマホで記事を見ながら、キッチンに立ちます。
そのときに、
「…あれ、キッチンで何をするつもりだったっけ?」
となることが、僕は多いです。
何かに集中しながらだと、特にそうなりやすい。
マルチタスクがあまり得意ではないんですね、きっと。
自分がそういうタイプだとわかってからは、
口でつぶやくようにしています。
そうすると、不思議なことに忘れずに、覚えていられるんです。
感覚的には、口を動かした記憶からたどって、
つぶやいた言葉を思い出せる、といった感じです。
あまりに時間が経ちすぎるとさすがに忘れますが、
1~2分程度の時間なら、記憶を保持していられます。
つぶやきの効果②「アイデアがまとまりやすい」
アイデアを集めているとき、
手元の紙に書くのもいいですが、
それと同じぐらい効果があるのがつぶやくことです。
ミクロサイズのアウトプットですが、
これが意外と馬鹿になりません。
ひとつひとつは断片に過ぎないのですが、
これらが合わさることで道が開けることが多々あります。
僕がnoteの記事を書けるのは、
手元のメモ帳と3色ペン、それと口でのつぶやく行為のおかげです。
このような行為のことを、
『ブレインダンプ』(Brain=脳、Dump=放出)と言うそうです。
つぶやきの効果③「アウトプットの練習になる」
頭の中に浮かんできたアイデアをすぐに出力すると、
その行為に慣れてきます。
するとどうなるかというと、
アウトプットしやすくなっていくんです。
読書中にメモをとるのは、
読後に思い返すためでもありますが、
自分なりのアウトプットにもなります。
それと同じ効果が小さなつぶやきにもあると、
僕は思っています。
アイデアは、脳内にあるうちは不定形ですが、
言葉や文字にすると、形あるものに変わる。
この、
不定形な対象を定型化するという行為そのものが、アウトプットです。
終わりに
口でつぶやくのは、
慣れないとなかなかできないものですが、
慣れれば道具要らずでできるので、便利です。
仕事で使うときは、
相手の話をオウム返しするといいかもです。
相手に「話を聞いてくれているな」という印象を与えられますし、
自分の脳に記憶を保持しやすくなるので、
メリットはたくさんあります。
補足:生成AIにも聞いてみた
以下は生成AIによる「口でつぶやく」効果です。
口でつぶやく行為、つまり「自己説明」や「サブボーカル化」というプロセスは、短期記憶における情報の保持と処理に非常に重要な役割を果たします。この関係にはいくつかの重要な側面があります。
1.情報のエンコーディング
自己説明: 口で情報をつぶやくことで、その情報をより深く理解し、意味を統合するプロセスを強化します。これにより、情報が短期記憶から長期記憶へと効果的に移行することを助けます。
情報の活性化: つぶやくことによって、情報が短期記憶において活性化され続けるため、忘れにくくなります。
2. 情報のリハーサル
リハーサルの効果: 口で情報を繰り返すことは、短期記憶内での情報のリハーサルとして機能し、それにより記憶の保持が改善されます。短期記憶は情報を一時的に保持する場所ですが、リハーサルを通じてその情報を維持し続けることができます。
集中と注意の向上: 口に出して情報を言うことで、他の気が散る要因から注意を逸らし、対象となる情報に集中することが容易になります。
3. エラー検出と修正
エラーの識別: 自分の理解を口に出して説明することで、思考過程における矛盾やエラーを容易に識別し、それを修正する機会が得られます。
思考の明確化: つぶやきながら情報を整理することで、思考が整理され、より明確な形で情報を理解することができます。
4. ワーキングメモリの活用
ワーキングメモリの拡張: 口に出すことによって、視覚的あるいは聴覚的情報を同時に利用することが可能になり、ワーキングメモリの容量をより効率的に活用します。
認知負荷の管理: 情報を小分けにして口に出すことで、複雑な情報を処理する際の認知負荷を減らすことができます。
このように、口でつぶやく行為は、短期記憶の性能を向上させるための強力なツールです。特に学習や新しいスキルの習得において、この方法を活用することで記憶の定着を助け、理解を深めることが可能です。
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