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視座の違いで即理解!「タテ・ヨコ」比較分析とは?

こんにちは。Kid.iAです。

昨夜、そこまで寒くなかったこともあり久々に10kmほど走ってきました。夜風がちょうどいい冷たさで気持ち良かったです👟

さて、本note「Toi Box」ですが、前回の投稿で「仕事に関する9つの嘘」シリーズが終了しました。

⬇️ 前回の投稿「仕事に関する9つの真実」

今日からはまた「情報」を軸とした問いについて書いていければと思います。今回の問いは「視座の違いで即理解!「タテ・ヨコ」比較分析とは?」です。

もう10年ほど前になるでしょうか。

ある著名ブロガーが「(財務)分析の基本」ということで

「分析は『タテ』と『ヨコ』に比較しないと意味ないよね。」

というように紹介をされていました。

その内容も具体的な方法の説明とかではなかったのですが、当時は仕事でバリバリ分析をこなす必要があったこともありその内容にすごく共感したのを覚えています。

今回はその説明に「視座の違い」を用いることで、ビジネスにおける「タテ・ヨコ」比較分析を私なりにわかりやすく紹介できたらと思っています。

「タテ」と「ヨコ」とは何か?

「タテ」と「ヨコ」、まずこの2つの言葉がそれぞれ何を指す言葉なのかを見ていきます。答えは以下です。

ヨコ =「時系列」比較
タテ =「競合他社」比較

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では何故この2つが比較分析をする際に必要になるのか。

ここからはある会社で働く「異なる3名のビジネスパーソン」の視座に立つことで、その理由を考えていければと思います。

視座その1 : 中途入社4年目 Aさん

まず「ヨコ」の比較、つまり「時系列比較」の例です。

例えばここに中途入社4年目のAさんがいるとします。彼は入社して以来自社の業績に対する意識が強く、自らの仕事をこなしながら決算毎に全社売上を必ずチェックしていました。

入社して4年が過ぎた頃、通期決算が発表されたタイミングで自らが入社してからの推移を一度調べてみようと考えたAさん、直近4年分の売上を「ヨコ」に並べて見たところ…。

「アカン、下がり続けてるやん!!」

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その結論はとても「ネガティブ」なものでした。

視座その2 : 入社25年目 B部長

そんなAさんと同じ通期決算のタイミングで、Aさんと同じ「売上」を分析してみようと試みた入社25年目のベテランB部長。

ただAさんと違うのは、営業畑一筋で会社の売上を支えてきたという自負があること。

その気持ちゆえにAさんより「ずっと昔に遡って」売上を調べ「ヨコ」に並べて見たところ…。

「まぁ、ようここまで頑張ってきたわ!!」

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その結論はとても「ポジティブ」なものでした。

視座その3 : 創業者 C社長

次に「タテ」の比較、つまり「競合他社比較」の例も見ていきます。

Aさん、B部長と時は同じく、同じ「売上」を分析しようとした創業者のC社長。

社長という立場から常に自社の「現状」が気になります。今は「良い状態」なのか「悪い状態」なのか。

さらにこの時期、必ず決算発表会見で沢山の質問を受けます。

「今期の業績の理由は?」
「何か対策があるのか?」
「市場全体は良いのか?悪いのか?」
「競合他社はどのような状況か?」
etc.

そう、自社の状態だけを知っているだけではいけないのです。

より正確に」自社の状態を知ろうとするなら、相対的な「他社」との比較をする必要があるということです。

担当部門に対して自社と同様に「同期間の他社の売上」も調べさせて、「ヨコ」と「タテ」に並べて見たところ…。

「圧倒的な差が…。離されていく一方や。」

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その結論は、またAさんとは違う理由でとても「ネガティブ」なものでした。

まとめ

その年だけ、つまり一つのスポットとしての「売上」を見るだけでは意味がなく、AさんやB部長のように「『過去と比較』することで『今の立ち位置』を知れる」のが「ヨコ」比較です。

またそれに留まらず、自らと近いビジネス環境にいる他社との比較、つまり「『競合他社と比較』することで自社の『今の立ち位置』を知れる」のが「タテ」比較です。

どちらか一方だけでも有効だと思いますが必ず2つセットで行うことでより有効な分析に繋がるでしょう。

(オマケ)視座と視野

最後に、その比較分析(の方法)と同じくらい大切なことがこの「異なる3名のビジネスパーソン」の事例から見えてくる以下の事実です。

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1.視座」を変えると、
2.視野」も変わり、
3.(最終的に)「結論」が変わるということ

常に「自分以外の人の視座」を考えることでこの「タテ・ヨコ」比較分析も最大限活用することができます。

相手(もしくは自ら)が欲しい情報レベルがどの程度なのかによって「タテ(競合他社)比較」をどの程度まで行う必要があるのか、また「ヨコ(時系列)比較」をどの程度まで行う必要があるのかを判断することができます。

ではその「分析範囲」はどのように確認(判断)すればいいのか?

そのことは以前に書いた以下noteを読んでもらえれば参考になるかもしれません。


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目的」+「情報源・言語・お金・時間」を意識、確認しながら進めるときっといい比較分析ができるはずです。

もし記事に少しでも共感頂けたなら「スキ」や「フォロー」をしていただけると嬉しいです‼️

今後の創作の活力になります。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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