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「渋滞」はなぜ起こる?

こんにちは。Kid.iAです。

今日でnoteを始めてちょうど2週間です。読んで頂いてる皆さまがいるおかげで、毎日楽しく記事を書けています。本当にありがとうございます。

毎回情報を軸とした「問い」を立て、考えたことを書いている本note「Toi Box」ですが、今回の問いは「渋滞はなぜ起こる?」です。

先日、友人家族が私の自宅に車で遊びに来てくれたのですが、約束の時間より遅れて到着したことから「道が渋滞してたの?」と聞いたところ、「運悪く、下道の信号の殆どに引っ掛かっちゃって…。」という回答がありました。

そんなやり取りもあってか、改めて「渋滞」というものを考えてみたくなり以前読んで大変興味深く面白かった「渋滞学」の第一人者・西成活裕さんの記事を参考に、今回の問いについて自分なりにまとめ、書いていきたいと思います。

「一般道路」と「高速道路」の違い

色々調べていくと、まずはじめに「一般道路」と「高速道路」で渋滞の原因が異なることがわかりました。

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一般道路に関しては比較的イメージしやすいと思うのですが「大きな交差点などにある信号の数」が渋滞に大きく影響しています。
(私の友人の話は、コレに該当しますね)

では、「信号がない」はずの高速道路で起こる渋滞にはどのような原因があるのでしょうか?

スピードダウンの連鎖

結論から言いますと、その主な原因は「スピードダウンの連鎖」です。

例えば、「ブレーキ」によるスピードダウンは最もわかりやすい例でしょう。

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高速道路の追い越し車線を走っていると、左前方にいた車が急に割り込んできた場面を想像してみて下さい。

西成さんは記事内で、こうした場面で人間は「認知・判断・行動」という一連の処理を行い、その処理に大体「一秒」ほどの時間がかかると述べられています。

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つまり、始まりがわずか「数秒」の出来事、一台のスピードダウンであっとしても、「後続車も同じような処理を行う」と考えることができれば、それが渋滞の主な原因となりえるということです。

「無意識下」で起こるスピードダウン

では、次は少し視点を変えて、そもそも「渋滞が起こりやすい場所」ってどこなのか?を考えることで渋滞の原因を探ってみます。

その場所について、西成さんの記事やそれ以外で調べてみても、圧倒的な割合で「渋滞」が起こっている場所が存在することが分かりました。

それは、「下り坂から上り坂にさしかかる場所」である「サグ部」と呼ばれる場所です。

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一般道路と比べて景色が変わらない場所が多い高速道路では、目の錯覚による「景色情報の誤認識」から、自分が今上り坂に差し掛かったことに「気づかない」人が多数でてくるとのこと。

そうすると仮にブレーキを踏まなかったとしても、上り坂のせいで「自然とスピードダウン」してしまい、それが連鎖することで渋滞が発生してしまいます。

まとめ

こうして書いてみると、自分も高速道路を運転する中で、特にサグ部のスピードダウンなんかは無意識にやってしまっているなと感じます。

では、以上のような渋滞の原因を踏まえ、それを出来る限り無くすために私達ができることは何があるのかを最後にまとめてみたいと思います。

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一つ目は「無駄な車線変更をしないこと」。
そうすることで、強引な割り込みも減り、「急ブレーキをかける車」も減ります。

二つ目は「車間距離を詰めないこと」。
特に渋滞気味になると、焦ってしまい余計に車間距離を詰めてしまうことがあると思いますが、そうすることで「余計なブレーキ」も増えてしまい、結果として後続の渋滞をも作るキッカケとなってしまいます。

三つ目は「上り坂で減速しないこと」。
サグ部や上り坂をいつも以上に意識し、自分が今その場所にいると認識した上で、上り坂に入っても「同じ速度を保つこと」を心掛ければいいと思います。

最後に、「スピードダウン」が渋滞の原因だからと言って「スピードアップ」が大切ということには決してなりません。

最も大切なのは事故を起こさない「安全運転」であることは当然の話ですよね。

今回も読んで頂きありがとうございます。

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