今まで楽しんできたことを続けられるっていいですね
こんにちは、きぼうのらくだです。
今日は、認知症カフェへ米村さんに会いに来ています。
米村さんは、認知症の本人で、「きぼうのらくだ」のメンバーです。59歳で診断を受けたその日に相談窓口に繋がり、職場で勉強会を行ったりして、60歳で定年退職されました。認知症の本人としてセミナーや認知症サポーター養成講座などでご自分の体験や思いを話されたり、今は認知症カフェのマスターで毎週美味しい珈琲を提供されています。
いつも笑顔で、ユーモアのある話題の多い米村さん。若い頃から、多趣味でいろんな事を楽しんでこられました。今もいろいろな活動をされています。
そこで、今回のエピソードは、認知症の本人である米村さんの「たのしみについて」です。
なぜ、米村さんへ会いに来たかというと、丁度1年前、一緒にクライミングに行ったことを記事にまとめるために打ち合わせに来ました。
米村さんにとってクライミングは、働いていた頃からグループで活動したり、クライミングの師匠とともに熱心に活動されていて、認知症の診断を受けてからも近隣の山々を登っておられました。
診断直後、師匠は「病気だから声をかけずにいよう」と思われたようですが、認知症について他の知り合いから話しを聞く機会があり、「認知症になってもできることがある」と知り、再び交流が始まったそうです。
認知症の診断で運転免許を返還してからも、自転車で越境したこともあったそうです。自転車についてはまた別の時にお話しますね。
昨年のその頃、若い頃からの夢だった手作りカヌーを作成中で、汽車に乗って工房へ通っていました。午前中工房で作業後、時折、近くのクライミング場へパートナーと行っておられました。
私も工房へ遊びに行き、帰りにクライミングに一緒に行かせてもらい、米村さんにクライミングを教えてもらいました。
この写真は、クライミング場の入り口に貼ってあったのですが、「ボードについているカラーテープはそれぞれ登りやすさを示してあるんです。だから、黄緑色の石を登ると登りやすいよ。」と初心者の私にそっと米村さんは教えてくれました。
また、パートナーと一緒にリードクライミングされている時に、米村さんなりの安全のためのコツを教えてくれました。
「自分は手順は1からやる場合しかしないようにしている。それはミスをしないため。毎回同じやり方しかしない。もしちょっとでも違う結び方になったような気がしただけでも、必ずほどいてやり直す。そういうことが肝心。絶対、自分のこの形で、間違いないという100%以上を確認してやるのが基本。」
パートナーと一緒にリードクライミングをするようになり、お互いにいろんな事を教えたり教えられたりしながら、一緒にクライミングを楽しんでいると米村さんは話されました。
最後に、米村さんのかっこいいクライミング姿をぜひご覧ください。
みなさん、米村さんの登っている石のテープの色見られましたか?
(紺色は2段以上の色でしたね)さすがです。
今回の動画は、1年前のクライミングの姿ですが、昨年はコロナ感染の拡大もあり、クライミングの仲間との活動も激減していましたが、そろそろ気候もよくなってきたので、また次のクライミングする計画をたてましょうね。
多趣味で楽しい事を多く知っている米村さん。その楽しい事をやるために、日頃から食事や運動等を行い、体調管理もされています。
たのしいことをこれからも、もっともっとしていきたいですね。
今回の記事は、若年認知症支援コーディネーターである「かずーさん」が担当しました。これからも他のメンバーが記事を担当しながらアップしていくと思いますので、お見逃しなく楽しみにしていてくださいね!!
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