きぼうのらくだ

認知症のある人と、「情報発信」をしていくために、「きぼうのらくだ」が生まれました。 メ…

きぼうのらくだ

認知症のある人と、「情報発信」をしていくために、「きぼうのらくだ」が生まれました。 メンバーは、認知症の本人、そして同じ目的を持ち、活動を共にしている認知症地域推進員、若年性認知症コーディネーター、行政職員です。

最近の記事

ダリア畑を通じての出会い、繋がり

今回は三朝町に住む、有本さんの様子をお伝えします。 有本さんは、以前測量の仕事をしておられ「歩くことは苦にならない。」と常々いっておられ毎日の妻とのウオーキングが日課になっています。 毎朝、5時には起床され掃き掃除を済ませ、妻と一緒に決まったコースを歩きます。 「(歩きながら)空を見上げるのが好き。 天気の具合がわかるし鳥の飛んでるも見える。」 と話されていました。 天候が良い日は、ダリア畑での作業が待っています。 広大なダリア畑をご夫婦で草刈をし耕して畝をつくり・い

    • 「また、やってみたい。」を実現する事ができた”手作りクリスマス会”

      今回は、昨年のクリスマスのことになりますが、倉吉市に住む50代の女性、美和さんについてお伝えさせていただきます。 美和さんは、「若年性認知症」と診断されています。趣味はウォーキングで、毎日ウォーキン グをしながら、神社に行くと手を合わせ、昔懐かしい小学校の跡地に行き、5,000歩を歩きな がら季節の移り変わりを楽しんでいます。 また、2 人の孫(3 歳男子、1 歳男子)がいます。男の子なので大変ですが、美和さんは孫 の訪問を楽しみにしています。 昨年 6 月の本人ミーティ

      • 早い段階できづいて、みんなにつながるといいな

        立春も過ぎましたがまだ寒い日が続きます。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか? さて、久しぶりの投稿となりましたが 鳥取市の吉田さんの次は境港市在住の松本さんのお話をしたいと思います。 松本さんは仕事中に「あれ?」「覚えてないな、おかしいな」という事が続き不安のなかで生活されていました。自分が認知症ではないかと不安になり、境港市地域包括支援センターに相談へ来てくださいました。 松本さんは「人とのつながりを作りたい」と積極的に取り組み、通い始めた体操教室で良い出会いがあり、卓

        • 認知症になってからのほうが、毎日が充実して楽しいんです

          久しぶりの投稿となっています。 木の葉も色づき始め、秋を感じるとき。朝晩が寒くなってきましたが皆さま、お元気でお過ごしですか? 今回は鳥取市に住む81歳の男性、吉田さんについてお伝えさせていただきます。 吉田さんは「軽度認知症」との診断を受けています。 鳥取市内で開催されているオレンジカフェに参加されたり、カラオケ教室、手話教室等に積極的に参加し、多くの人との交流を大切にしていると言われます。 そんな吉田さんの今の目標は『80歳代として、県の水泳大会に出場すること』。 吉

        ダリア畑を通じての出会い、繋がり

          仲間との出会いでステキな夢を形にすることができたんです

          前回の米村さんのクライミング姿~カッコよかったですよね~ クライミングの様子を眺めていると軽々と簡単そうに見えますが、実際には一つ手を上に置こうとするだけでもかなりキツイんです! 本当に尊敬です。 今回も引き継ぎ米村さんのお話をしたいと思います。 米村さんとの出会いは 2019年7月米子市のオレンジカフェでした。 初めてお会いした時 「今日、昼間に出会いましたよね」と米村さん 「えっ?」 「大学病院で」 「そうだったんですね⁉」 その日、他の方の受診同行で病院へ行って

          仲間との出会いでステキな夢を形にすることができたんです

          今まで楽しんできたことを続けられるっていいですね

          こんにちは、きぼうのらくだです。 今日は、認知症カフェへ米村さんに会いに来ています。 米村さんは、認知症の本人で、「きぼうのらくだ」のメンバーです。59歳で診断を受けたその日に相談窓口に繋がり、職場で勉強会を行ったりして、60歳で定年退職されました。認知症の本人としてセミナーや認知症サポーター養成講座などでご自分の体験や思いを話されたり、今は認知症カフェのマスターで毎週美味しい珈琲を提供されています。 いつも笑顔で、ユーモアのある話題の多い米村さん。若い頃から、多趣味でい

          今まで楽しんできたことを続けられるっていいですね

          ワクワク過ごせる時間を持てるってステキ♪

          こんにちは。きぼうのらくだです。 久しぶりの投稿になってしまいましたが、みなさんお元気でお過ごしですか? 進学、就職、異動など、新しい環境にも少しずつ慣れてきたころだと思います。 外出するのが気持ち良い季節になってきたので、あちこちお出かけされた方も、これからお出かけされる予定の方も多いのではないでしょうか。 少し前の話になるけれど、今回は、コロナ禍でなかなか会えなくなった認知症の本人同士(仲間)と久しぶりに会食したことをお話しようと思います。 みなさんも久しぶりに友

          ワクワク過ごせる時間を持てるってステキ♪

          こんにちは。「きぼうのらくだ」です。

          今日は、藤田さんとランチに来ています。 藤田さんは、認知症の本人であり、この「きぼうのらくだ」のメンバーなんですけれど、日本認知症本人ワーキンググループ(JDWG)の代表理事でもあり、認知症本人大使「希望大使」でもあり・・・・・・ たくさんの肩書があるけれど、3人の娘を持つ、60歳の笑顔の素敵な女性なのです。 あっ。歳をばらしてしまいましたね(;’∀’) なぜ、藤田さんとランチをしているかというと、午前中に藤田さんの講演会があって、そのお疲れさん会なのです。 今日の講演

          こんにちは。「きぼうのらくだ」です。

          はじめまして 「きぼうのらくだ」です。

          私たちは、鳥取県から、認知症について良い情報を発信していくチームです。 鳥取ってどこ? なぜ認知症? なぜらくだ? と思う人もいるかもしれません。 鳥取県はここです。 「県内の大半が砂でしょ?!」と言われることが多いけれど、砂は砂丘にしかないし、砂丘も広さでいうと、全国2番目なんですよ。 そして、なぜ認知症についての情報発信をすることになったのか。どのようにして「きぼうのらくだ」が生まれたのか・・・・。 私たちの出生秘話について、簡単に説明しますね。 「きぼうのらく

          はじめまして 「きぼうのらくだ」です。