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#8 サバとクルミのケーキ〜赤ワインを片手に


もしも、ちょっとしたワインの会なんかが
開かれることになって…
何かの持ち寄りパーティーだったりしたならば。
そうだ、私は
これからはこのケーキを持って行こう。
そうしよう。

そんなふうに思いました。


今日はそんなケーキのご紹介です。
なんと、お魚の入ったケーキです。

…………


伊東市で行われている
サバーソニック&アジロックフェスティバルという
サバとアジの祭典があるのをご存知でしょうか。
※以下 サバソニ

サバソニは、サバとアジの消費啓蒙から始まったイベントですが
現在は、魚の漁獲量そのものが激減している背景を踏まえ、海の環境保全にコミットした海のゴミ拾いや、マイクロプラスチック問題の研究など様々な発信をしています。
私の住む沼津という所は、アジのひものが名産です。お仕事をいただいた干物屋さんの販促支援から繋がり、
サバソニの活動をお手伝いすることになって、現在は海藻おしば関連の事でも、時々関わらせてもらっています。

そんな流れから、私がサバに関係していると認識していただいたのか、、、
最近頂いた、'サバトン'
サバのレシピ普及バトンです。

じつは私は、料理に関しては
人並み程度(以下かもしれない)にしか
作ることができません。

そんな私に、'サバトン'なんていう
お魚料理のバトンがまわってきたのですから
大変です。

"サバレシピリレー サバトンをわたそう!!"
#サバレシピリレー
#サバトン


バトンの前者からは、"サバのお菓子期待してるね!"
なんて、冗談交じりに言われましたが
むしろ私にはそれしか出来ない状態なのです、、

今回も、魚コーナーに買い物に行き、
水槽にいた赤と黒いヒレの小さな魚をみて
"気持ち悪い、、"と呟いてしまって
(ちょっとグロテスクな容貌の魚でした)
娘に、そんなふうに言うのやめなよ。と、たしなめられる始末。

生ものを、自分で捌くだとかいうことには
ほとんど興味を持ちません。

そんな私が、
今日使用するものは
私の大好きな"ひもの"のサバでございます。

ホカホカご飯と馴染み深い、サバの干物が
どんなケーキになるのでしょうか。




サバにはクルミ(直感)

サバとクルミを一緒に食べたことは有りませんでしたが
もう、直感がそう叫ぶので採用です。
確かに、一緒に食べると美味しいです!
ちなみに世の中にサバとクルミのレシピが
あるかどうかは、良く知りません。

これを、ケシの実とともに
どっしりめのパウンドケーキに入れていきます。

甘味は極力抑えてあります。


recette

牛乳パックの底部分をカットした型に丁度よい量です。底には、もしあればオーブンシートを敷いておくと、取り出しやすいし底が平らに仕上がります。

・有塩バター 60g
・砂糖    30g
・卵     1個
・薄力粉   30g
・強力粉   30g
・干物のサバ 半身の1/2
 軽く焼いてから骨をとっておく
 (私は皮もとりました。)
・くるみ   60g
・けしの実  小さじ1

仕上げ
・ドライいちじく

作り方
1、 室温にした有塩バターに砂糖を加えて白っぽくなるまで泡立てる
(すぐ作りたい場合は、レンジで何秒か様子見で。溶けすぎると、そのあと混ぜる卵と、'水と油'の関係になり、綺麗にまざりません。また、ふわっとしません。)

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2、 あらかじめ溶いた卵の1/2を加えまぜ、粉をあわせる。ある程度、粉を合わせたら、混ざりきらないうちに残りの卵を加えて混ぜる。
3、 けしの実を入れまぜる

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4、 絞り袋に生地を入れ、底に絞る
→サバ、くるみ→生地→サバ、くるみ
→生地という感じで、並べて入れる。

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5、 180℃ 30分焼く。

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6、 さめたらカット。
7、カットしてからドライイチジクをトッピングしていただく。

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※ドライイチジクは、トルコ産がやわらかくておススメです。

・パウンドケーキは、しっかり乳化させるのがポイントです。卵が多く入るほど、バターが分離し易くなるので、半分入れたところで、粉を合わせていきます。

パウンドケーキのレシピは4同割が基本です。下記のノートにパウンドケーキの考え方を少しだけ書きました。↓






※好みに寄りますが、血合いは除いたほうが
クセがなく食べやすいかもしれないです。

※今回、私は、あらかじめ焼いてから入れましたが
生のままからで良さそうです。そのほうがしっとりしたサバになるかもしれません。

※けしの実も、大さじ2~くらいまではふやしたら、さらに見た目が綺麗だったかな?と思います。お好みで。


イチジクの粒々とけしの実の粒々の食感もたまらなく楽しいケーキになりました。ケーキというよりおつまみですね・・・。


食べ方のご提案

このパウンドケーキは、サバをいれることを加味して、口の中でほろほろと崩れるような食感ではなく、しっかり小麦のお味を感じること、また、ゴロゴロとしたクルミとサバをしっかりホールドしてカットに耐えられることで、それぞれのお味の相乗効果が生まれることを意識しました。そのため、強力粉をいれています。

強力粉は単にグルテンが多いというだけではなく、グルテン=たんぱく質のうまみが薄力粉より多く含まれるため、食感をしっかりさせるだけではない、お味の深みが生まれます。


血合い部分だけは、生臭みを少々かんじますが、なんとここに、イチジクをプラスしてみると、なんとも言えない四重奏が生まれます!!


これを、もしもパーティーに持参して、サーブするならば、まず5mm厚にカットします。
通常のパウンドケーキならば、崩れやすく5mm厚にカットするのは至難の業ですが、このケーキなら、包丁でもCUTできます。一気に押し切りするのがポイントです。一口大にCUTし、それぞれのピースにひとつずつの小さなドライイチジクをのせれば完成です。

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………


今私は
これをベランダで初夏の気持ちいい風に吹かれながら
書いています。

片手にワインのカップを持って。

ワインもおかわりし
すでにケーキは半分以上ありません。

これ、、、、
美味しいです。



*こちらは、徒然レシピのため、もしも
書き漏れなどがありましたらお知らせください。
なるべく、あなたの味をお作りいただけるよう
ポイントだけお伝えするようにしています。
つくってみた感想や、ご質問など
コメント欄からいつでもどうぞ。


シークレットパティシエ kia




料理するようにお菓子づくりを身近に🍰 宇宙に届けたいお菓子#100は、お菓子の遊びと実験です🍰パティシエ歴24年🍰スイーツコンサルタントhttps://kiamethod.com🍰素材の魅力をつたえる商品にしてお客様に感動を🍰



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