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新卒教員だったあの頃の自分が、苦労したこと。

あと2週間ほどで4月になりますね。この時期になると、自分が新卒教員だったときのことを思い出します。

ということで今日のテーマは!

新卒教員だったあの頃の自分が辛かったこと、
そこから教えたかったこと

春から教員になる方の参考になりましたら嬉しいです。

1 .授業準備の時間が確保できなかったこと。

まず入ってから大変に思ったのがこれです。

学校に来て、どこかの学年や分掌に所属をします。
そこでの様々な業務を、主任の先生に教えてもらいながらこなしていくため、4月1日から授業が始まるまでの約1週間はほとんど授業準備ができないと考えておいたほうがいいと思います。

私はこの1週間で調整ができてたらいいと甘えた考えだったので、正直かなり授業準備がカツカツな状態のまま始業を迎えてしまいました。

その結果、そこからゴールデンウィークまでの約1ヵ月は自転車操業が続き、土日はほとんど授業準備に追われるそんな毎日でした。

ゴールデンウィーク明けが楽になったかというとそんなことはなく、今度は中間テストが始まります。はじめての試験作りに追われる毎日になりました。

どうやって作ったらいいのか。
どのぐらいのレベルなのか形式は何なのか。

など様々な疑問点が次々と浮かび上がり、なかなか問題作りに着手できずに困ったと言うこともありました。

なので授業準備は始業前からどんどん進めておいたほうがよかったと心底思いました。

特に今は、新学習指導要領対応の新しい学力の育成を求めていろんな中準備をしなければならないと思います。あれもこれもと考えすぎてはじめから盛り込むと、後の自分の準備がパンクします。

基礎知識をどう説明するのか(インプット)
生徒にそれをどのように定着させるか(アウトプット)

この2つのポイントをおさえたうえであれば、最初は6割くらいの完成度でもいいのでどんどん先に進めたほうがよかったなと思いました。

2.社会人としてのスキルが皆無だった。

働き始めて最初にぶち当たった壁。

どうやって先輩とコミニケーションをとるの?
自分の仕事の見積もりをどのようにすれば良いの?

などの、新入社員だったら誰しもがぶち当たる一般的なスキルの壁でした。

その頃から、少しずつ身に付けておくべきスキルを磨いていくことによって、今の私が出来上がっていくんだと思っています。

とは言え、入って間もない頃は、まず環境に慣れることで精一杯だと思います。その環境に合った方法をまずは先輩先生たちから真似していくスタンスで過ごしていけばいいと思います。

ただ、その時に感じた違和感や疑問点はどこかに残しておくことをおすすめします。

その違和感は、(これって必要なことなのかな)とか(もっとこうやれば早いんじゃないのかな)といった違和感である可能性が高いからです。

はじめのうちは、まずその環境で適用されている方法を真似していくべきだと思いますが、慣れてきたら自分の違和感をどうすれば解決できるのかそれを考えながら少しずつ方法を転換していくといいと思います。

そういった社会人スキルを磨く上でおすすめしたいYouTubeがこちら。

新卒教員になって3年目位にこのマコなり社長の動画に気がついて、そこから貪るように毎日視聴していました。かなりいろんな場面で参考にさせていただいています。

✳︎✳︎✳︎

また、教員の多くは会議の適切なやり方を知りません。定例会議等報告会のようなものがある学校が多いと思いますが、ほとんどが集まらなくても良い会議だったり、せっかく創造的な場面にあってもうまくまとまらないまま長時間のすぎるなど日常茶飯事です。

新卒教員だったころは、まだまだ意見をバンバンいうのは難しい立場でしたが、今思えば、会議をより有意義に進められるサポートすることができたなと思いました。

ぜひ、会議に違和感を覚えたときに読んで欲しい本はこちらです。

これを読んで私は付箋がなくなるほどページに付箋を貼りました。マーカーで何本も線を引きました。そのぐらい勉強になりますし、若手社員若手教員だったら必読の本だと感じています。

この著書が書いた他の本も、社会人スキルにおいて特に重要な事柄がたくさん詰まっていますので、よろしかったら検索してみてくださいね。

まとめ▶︎自分で完結仕事は余裕を持つ工夫を。生徒に頼れるところは頼ろう。

最後にこの2つの共通点としてあげておきたいのは、

とにかく自分自身に余裕がなさすぎ!

ということです。

授業準備がとにかく間に合わなかったり、他の学年業務等ふられた事務作業が間に合わなかったり。

自分の中でうまく進んでないと言う感覚が強く残っていた状態で生徒に接していると、その余裕のなさは生徒対応の甘さにもつながっていきました。

生徒からのメッセージを受け取りそびれてしまったり、約束をたくさんすっぽかしてしまったこともありました。授業中もなかなか準備ができていないと言う焦りからか自分の思うように伝えられなかったり余計に緊張してしまうなんてこともありました。

もちろん、最初のうちは失敗は緊張の連続なので誰しも同じだと思っています。しかしやっぱりそういった余裕のなかった1・2年はとても辛く感じていました。

あの頃一緒にいた今卒業していった生徒に話を聞いてみると、

先生はとにかく辛そうで苦しそうだった

と笑いながら話してくれました。

その時の生徒にとっては、替えのない大切な1年間です。その余裕のなさを見させてしまって申し訳ない気持ちになりました。

また同時に、生徒に少しずつ頼っていてもいいんだという気持ちになりました。

生徒の力を信じて生徒に聞く生徒に頼ると言う事は、信頼関係を築き始めてるときは難しいかもしれませんが、慣れてくれば案外そっちの方がうまくいったりするものです。

全て自分がコントロールしなければいけないと言う完璧主義になることなく、自分の精神的な余裕を保ちながら、生徒の力を信じて授業日常生活を送っていくことも大切だといまは気づくことができました。

🖋あとがき

ここまで記事を読んでくださった方、ありがとうございました😊

よかったら、ほかのエッセイや読書ノートも目を通してもらえたら嬉しいです!

< 自己紹介 「7つの習慣と教師とわたし」>


<教員が学校教育で悩んでいること、アレコレ>



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