そりゃそうです。
そもそもスコープ3の一次データ・実測なんて非現実的でできるわけがありません。
そして、
この文章は日本語になっていません。
「業界単位の一次データ」なのに精緻なデータのわけがない。業界単位であれば一次データ・実測値ではなく推計値なのです。
一次データ・実測値の収集については、以前IEEIに書きました。
スコープ3の算定・開示が義務化された世界を想像してみます
こちらの本にも書きました。
発行時期の延期ではなく、環境省はこんな無駄な検討は即刻止めるべきです。
将来、何らかのガイドが出るのかもしれませんが、やってる感だけで実際のCO2削減には1グラムもつながりません。
スコープ3をどうしてもやりたいのなら任意参加にすべきです。企業価値向上に資すると考える企業が自ら取り組めばよいのです。その際に、自社だけで算出してサプライヤーに迷惑をかけない手法があります。
脱炭素要請が下請けいじめにならない方法を提案します
内部管理に一切使えない推計値の義務化や、任意であっても一次データ・実測値の推奨など無意味です。多くのサプライヤーが巻き込まれることで日本の産業界全体で生産性が損なわれ、競争力の低下を招くだけです。