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カラオケに行こう / 『じゃないほう』カラオケ
一つ。喧騒、というほどでなくとも、一日じゅう自分の周りにだれか人がいると、その気配だけでもうっとうしいものだ。周囲から感じるひとの気配に耐えられなくなったとき、私は薄暗い部屋に引きこもりたくなる。
一つ。たとい周囲からひとの気配を消しても、まだうっとうしいものが残っていることがある。それは自分自身の心の声だ。暗闇の中でも絶えず聞こえてくるモノローグにさえ耐えられなくなったとき、私は頭の中に大音量で
感覚派オタクVS思考派オタク……?
オタクが作品を楽しみ、味わうとき、そこにはいくつかの流派がある、らしい。
一方、およそ作品というもの(アニメでも漫画でもゲームでもいい)は、頭を空っぽにして見たものを見たまま受け取るのがベストな楽しみ方であるし、唯一の楽しみ方だ、と言おうとする人たちがいる(もうちょっと穏当なパターンだと、ジャンルによって程度の差はあるが、作品というものは基本的に“素直に”楽しむべきだ、という主張になるだろう)。