消しゴムはんこ

➤音声配信アプリで活動する雑談配信者 ➤Spoon('20.10.01~)➤AWA運営公認配信者('22.06.01~) ➤ご依頼はTwitterのDMまで

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    君がいた世界に。

    今日、僕の最愛の人が亡くなった。 信じられなかった。 受け入れられなかった。 涙も枯れ果てて、頭がぼんやりしている。 君の弾けるような笑顔を見つめながら僕は呟いた。 「似合わねぇよ…」 聞いたことないぐらい掠れた声だった。 鼻の奥がツンとする。 どんな服も似合う君だったけれど、遺影に映る姿だけは全くだった。 「もう!なに泣いてんのー?」 これは全て夢で、起きたらまた隣に寝ている君がそう言って笑ってくれるんじゃないか。 そんなことを考えながらただ時間を過ごした。      

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      • Goodbye My Love

        あなたのことを想うたびに、世界が輝いて見えた。 あなたを好きになって世界が彩やかになった気がした。 いつかあなたの隣を歩くような存在に。 そんな夢が度々私を満たしていた。                             *** いつも通りの時間に目覚ましが鳴る。 もう5分だけ…と思いながらも重たい体を起こして、今日の予定を頭の中で思い浮かべる。 「あぁ…動くかぁ」 かすれた声でそう呟いて大きくあくびをしながら、テレビをつけた。 いつも見る朝のニュース番組は、星座占

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        • 2nd Anniversary

           2022年10月1日。配信活動を始めて2周年が経過した。今日はこの2年を振り返っていこうと思う。  まず、2020年10月1日。全てはここから始まった。数日前にアプリをインストールしてアカウントを作り、いくつか配信を回って雰囲気をつかんだ。いよいよ記念すべき初配信。数人でも来れば万々歳だと思っていた。しかし結果は2時間配信して総来場126人、ランキング1位。想定外すぎた。「ひょっとして僕才能ある?」そんな風に思っていた。次の日が楽しみで仕方なかった。  しかし、現実はそ

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          • ヒカリノマチ

            「さぁ、帰ろうか」 「ん!ちょっと寄り道して帰ろうよ」 コンビニで買い物を終えて、君といつもの帰り道を歩く。 特別近道でもなく、特別舗装されて綺麗でもないこの道でも、君と歩く道ならそれでいいと思えた。 橋から見える川の流れは今日も穏やかで、日差しを反射してキラキラと輝いている。 まるで君といる毎日のようだなんて思って、柄にもないなと笑った。 レジ袋をふらふらさせながら、2人で手を繋いで歩く。 「借りてきた映画は夕飯の後見ようね!」 ずっと見たいと言っていた話題の映画を借りる

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          • 短編小説。
            消しゴムはんこ

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            さよなら21歳、よろしく22歳。

             2022年9月22日で22歳になった。あっという間の10代を終え、十の位が2になって3回目の誕生日。ついこの間入学した大学も気づけばもう卒業が迫る時期が来ようとしている。ほんとに人生あっという間だな。これから社会人になって、「大人」になって、僕はどうなっていくのか。楽しみもあり、不安もあり。今日は21歳の1年間の振り返りと、22歳の抱負でも書こうかな。そんな記事です。  まず、21歳の1年間を振り返っていこうと思う。配信業を始めて、初の誕生日だった。これまでの人生で祝われ

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            「アンチ」について。

             「表に立つ人間は叩かれてなんぼ」―。先日、ふとこんなセリフを耳にした。僕の親ぐらいの年齢の人に見えた。果たして、その考えはどうなんだろうか。  最近はYouTuberという職業が生まれ、「インフルエンサー」とよばれる人たちが立場を確立させつつある。そんな世の中で目立ち始めたのが、活動者を批判する民族「アンチ」だ。今日は、「配信者」としていわゆる「表に立つ」ことをしている僕の「アンチ」に関するお話。  僕は「配信者」をしているわけだが、あくまで素人だ。素人が何を話せるんだ

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            淡い花火の思い出。

               皆さんは「花火」に思い出はありますか?いい思い出も、そうじゃない思い出もあるんじゃないかなと思います。もうすぐ夏が終わります。時季外れになってしまう前に、せっかくなので僕の「花火」に関する淡い思い出の話を書いておこうと思います。  ここで話す話の登場人物は、以前1度記事にしている僕の元恋人です。そう、僕が唯一心から幸せを願うあの子です。もしよければその記事もどうぞ。  あの記事を読んでくださった方ならもうすでに知っていることかもしれないけど、当時の僕はクソガキ。ちゃ

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            きみとぼくの白昼夢。(下)

            前編はこちらから。 “赤い糸”が切れてしまっても日常は続いていく。 君を失って1年が経とうとしていた。 君がいないことに絶望感を抱いていた僕だが、人間というのは残酷な生き物だ。 もう既に君の知らない僕に少しずつ変わっていっていた。                             *** 見たい映画ができた。 最近話題の興行収入が億を突破した作品だ。 特に誰のファンとかではないが、世間に置いていかれないように、見に行くことにした。 「一人で行動することにも慣

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            きみとぼくの白昼夢。(上)

            2人を繋ぐ“赤い糸”が切れる音が聞こえた。 2人の時間が、君が他の誰かと出会う時間になっていった。 2人の日々は色褪せていった。 悪い夢を見ているようだった。 早く覚めてくれ。そう願うばかりだった。 でも夢じゃなかった。 僕は君を失った。                                   *** いつも通りの時間に目を覚ます。 君のもので溢れかえる部屋を見渡す。 君は世間で言うところの「元カノ」になったのに、まだ何一つ捨てられずにいた。 「やっぱ

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            高校野球オタクが語る「今年の夏」。

             今日は完全に僕の趣味込み込みの話。この前僕の中の夏が終わった。そう、全国高等学校野球選手権大会、「夏の甲子園」の終結。僕は県予選が始まれば全国の試合をチェックするほどの高校野球オタク。毎年甲子園が終わると、「あぁ、今年も夏が終わったなぁ」という「高校野球ロス」に陥る。今年も漏れなくそれである。毎年ものすごく多くの試合を見ている僕だが、今年の夏は特に熱かった。激熱だった。今日は特大オタクな僕が今年の夏の甲子園を語る、そんな趣味の押し付けのお話。  今年の夏の甲子園は宮城県の

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            ヘイコウセカイ。

            君は先に寝てしまった。 すごく幸せそうな寝顔だ。 「ねぇ、どんな夢見てるの?」 返ってくるはずのない問いかけを君に投げかけた。 「ごめんね」 聞こえるはずのない謝罪。 「好きな人がさ、できちゃったんだ」                              *** いつも通り「またね」と手を振って、君が部屋を出て行ったあと、僕は洗面所に向かった。 並んでいる青と黄色の歯ブラシに目を向ける。 「もう泊まりに来ないし、なくてもいいか」 君の分を手に取って、捨てようとゴミ

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            雨上がりに想う君。

            部屋を出て一人で歩いた。 君との思い出をかき消すように、ただ何も考えず。 外はさっきまで雨が降っていて、雨上がりの独特な匂いが立ちこめている。 「雨上がりの匂いってね、ぺトリコールって言うんだよ!ギリシャ語で“石のエッセンス”って意味なんだって!」 得意げに話す君の姿が浮かんだ。 もうその姿を見ることは叶わない。                              *** ケーキ屋の前を通り、公園へと向かう君との定番の散歩道。いつもと何も変わらないこの景色が悲しい。

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            配信者をしていてよかったこと。

             配信者になって早2年。ここまでいろいろなことがあった。正直、大変なことやしんどいこと9割、楽しいこと1割。それでも続けてこれたのは、決して僕が苦しむのが大好きなドМだったからではない。その1割に、他の9割を超えるだけのパワーがあったからだ。今日は配信していてよかったと思ったお話。  配信者になろうと思ったきっかけに関しては、前に記事を書いてるので良ければそちらもどうぞ。  まず、配信者をする上で何が大変なのかということについて話していこうと思う。僕の経験から言うと一番は

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            勉強して何かいいことがあるのか。

               なんで勉強なんてするんですか―。塾講師のバイトを始めて早3年。何度この質問をされたことだろう。「なんでこんなことをしているのか」なんて疑問は抱かず、ただひたすらに机に向かう青春時代を過ごしてきた僕にとっては、新鮮な感想だった。今日は現役塾講師のちょっと真面目なお話。  率直に言って、僕はそれなりに勉強してきた。元はと言えば、なりたいと思った職業が全て学歴の必要な職業だったから。周りのみんなが「プロ野球選手」とか「歌手」みたいなキラキラした夢を掲げる中、僕だけは「弁護士

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            わたがし。

            「ねぇ!」 女の子をデートに誘うなんて人生で初めてだった。経験が少なすぎるせいで、ただ呼ぶだけの声がものすごく大きくなってしまった。 「…なに?」 ほらみたことか。でかい声に反応した君は、すごく怪訝な表情をしている。 「あの…その…」 頑張れ、自分。言うんだ。誘うんだろ、お前の目の前の女の子を。 「僕と…夏祭り一緒に行ってくれない…?」 恐る恐る君の方を見る。 「なんだ、そんなことか。いいよ。特に約束もないし。」 「え?」 「え?ってなに?聞こえなかったの?」 「あ、いや、ま

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            君とカメラと花火。

            終わった。 全てを失った気分だ。 大好きなカメラにも触りたくないくらい、喪失感にかられていた。 シャッターを切る。 そんな一瞬さえも君に使えばよかったと思えるほど大切だった君は、僕のカメラには映らないくらい遠い存在になってしまった。                             *** 外でなにやら大きな音がする。 「あぁ今日花火だったか」 それまではなにも頭になかったのに、急に切なさが僕の頭の中を埋めつくした。 「一緒に見ようって言ってたなぁ」 気づけば君と

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