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僕が救われた歌。

 僕は現在、「AWA」という音楽アプリで運営公認配信者を務めている。配信者というと、どのようなイメージを抱くかわからないが、音楽アプリということもあり、音楽を紹介するラジオをしている。もともと音楽が大好きで、特に「邦ロック」と言われる分野に関しては、オタクを極めている。「邦ロック」にドハマりしたきっかけは、「雰囲気が最高にかっこよかったから」だけれど、邦ロックのいいところはそれだけじゃない。今日はそんな「邦ロック中毒者」が語る、僕が救われた歌のお話。

 ちなみに、僕が「邦ロック」の沼にはまる引き金となった曲は「高嶺の花子さん / back number」―。夏の爽やかさを連想させるイントロは最高で、サビからの盛り上がりもめちゃくちゃいい。ラスサビ前に1回おとなしくなるところの高音も「片想いの切なさ」満載で最高。サビの最後のフレーズである「なるわけないかぁ」も、頭の中でどんどん妄想が進んで、「無理」という結論に自己完結してしまう可愛さがあってすごくいい。「結局そうなるよなぁ」という共感も誘う。あぁ、お分かりいただけただろうか。書き始めると止まらない。

 さて、話を戻そう。僕が救われた歌だもんね。そうそう。それでは1曲目に行くとしましょう。

 記念すべき1曲目は「ヤングアダルト / マカロニえんぴつ」。高校生までの僕は少し「完璧主義者」のような一面があった。そこに生まれながらの負けず嫌いも重なって、「こんなもんでたまるか」「まだまだやれる」と常に思っていた。そんな中で盛大な挫折を経験した。大学受験だ。これまでの模擬試験より50点近く低い点数を本番でたたき出し、志望校を諦めざるを得なかった。情けなかった。自分をたくさん責めた。そんな中で聞いたこの曲。「そんなもんなんだよきっと」という歌詞にすごく心が軽くなった気持ちだった。もちろん自分に厳しく、ストイックに頑張ることも大切だけれど、それが全てじゃないということを僕に教えてくれた。ありがとう。はっとりさん。

 次に紹介するのは「ピーターパン / 優里」。先ほども言った通り、根本的に超がつく負けず嫌いの僕にとっては、すごく刺さる歌だった。この曲を書くきっかけになったのが優里さんご本人のエピソードなのだそう。久しぶりに会った後輩にタメ口で馬鹿にするように言われた「ねぇ、まだ音楽なんてやってんの?」の一言。「こっち指差して笑ってんだろ  好きに笑えよそれで別にいいさ  お前なんかにそうお前らなんかに  なにも言われたくない  黙って見てろ」という歌詞は、その一言を言われたその時の心情そのままなような気がした。僕は配信者をしていて、周りには喋りの上手い人たちばっかりだった。「たかが配信にそこまで本気になって何のメリットがあんの?」―。そんなことを言われたこともあった。でもそこで熱量を落とさず、「同じように、自分以上に頑張っている人だってたくさんいる」と前を向き続けられたから今があるし、それはまさしくこの歌のおかげと言っていい。

 この世の中にはものすごい数の歌が存在している。まだまだ僕が出会えていない素敵な歌だってたくさんあるだろう。まだ出会えていない素敵な曲に出会うためにも、リスナーさんと素敵な曲の架け橋になるためにも、AWA運営公認配信者としての活動に励んでいきたい。

 最後まで読んでくださったこと、感謝します。この文章を読んだあなたが、素敵な1曲に出会えますように。それではまた、どこかで。

<おまけ>
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