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ふゆのはなし。

 今年もついに朝起きるのがきつい季節がやってきました。こんなことを言うと、東北とかもともと寒冷な地域にお住まいの方には「おせぇよ」と言われそうだ。あくまで僕が住んでいる西日本の話として聞いていただきましょうかね。よし、予防線完了。

 今日書いていくのは「冬の思い出」―。冬というと、「人肌恋しい」とか「クリスマス」といった恋愛を連想させるフレーズが非常に多い気がする。これも「冬」という確立された季節があるからこそだろうし、すごく素敵なこと。でも今日はそこに縛られず、いろんな冬の思い出を振り返っていきたい。


 まず1番に思い出すのは「受験」かなぁ。高校受験も大学受験も両方。高校受験の時は行きたい高校に全く実力が見合ってなくて、週7で塾に通って勉強の日々。今思えばそうなる前に勉強しとけよって話なんだけど、あの時は部活が楽しすぎて、引退はしたんだけど、その楽しさを忘れられなくて。全く勉強が手につかなかった。そのくせ「大学進学できるような高校に」なんて生意気に思っていたんだから、無茶苦茶だ。

 大学受験はとにかく地獄。「スキマ時間」ほど勉強しなければならないという呪いをかけられていたので、バス通学で、バスが来るまでの寒空の下、かじかむ手を制服のポケットに入れたり、カイロで温めながら単語帳を見つめる。今でもそんな高校生を見ると「頑張れよ!」という気持ちになるし、あの時聴いてた音楽を聴くと今でも風景が思い浮かぶし、塾の駐車場で親の迎えを待っていた時間はすごく思い出深い。あの苦痛だった日々も「いい思い出」ってやつになったのかもしれない。


 さて、皆さんお待ちかねの恋愛系いきます?冬の恋愛と言えば「クリスマス」かなと思ったので、恋人と過ごしたクリスマスを思い出してみたんだけど、ここで衝撃の事実発覚。クリスマスを一緒に過ごした恋人は2人なんだけど、僕2人ともにマフラー渡してるわ。あれ、僕そんなマフラー好きやったっけ。いやまぁ確かに、ボブカットの髪の毛とマフラーが作り出すあの曲線は大好きだけども。うわ、そういえばその2人、髪型ボブだったわ。うーわ。これって完全に自分の趣味を押し付けてない?嫌な新発見だ。次にできる恋人には絶対マフラーだけは渡さんとこ。なお、プレゼントする予定どころか恋人ができる予定すらない模様。特大残念賞。


 さてと、冬の思い出はこんなものかな。いかがでしたか?寒くて朝起きるだけでも体力を使う毎日が始まりますが、頑張って乗り越えていきましょう。今年もなるべく暖かい冬でありますように。

 最後まで読んでくださったこと、感謝します。この文章を読んだあなたに素敵な冬が訪れますように。それではまた、どこかで。


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