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【体験談】肺炎のサイン。息苦しさとハアハアは要注意😲

息苦しかった…。ハアハアした…。
今思い返してみると、これが肺炎のサインだったのだろう。

7/20から10日間、僕は肺炎で入院した。
今回は、肺炎に罹った経緯と、この経験を元に感じたことを書いていきたい。

発熱→咳→息苦しさ

7/7に発熱。最寄りのクリニックより解熱剤をもらいPCR検査は陰性。コロナでなく安堵したのも束の間、今度は咳の共演もあって長引く風邪へ。

クリニックより咳止めの薬を処方してもらったが、咳が酷くて眠れない夜もあった。

その後、熱が治まり咳もだいぶ静かになってきたが、今度は息苦しさが顔を覗かせてきた。

部屋でじっとしている分には大丈夫なのだか、動き続けるとハアハアした。特に立ったりしゃがんだりの屈伸系の動作をすると随伴に息切れが起こった。

〈まぁ、気のせいだろう。咳もだいぶ治まって来たし…〉そう思い、息苦しさに関しては、あまり気に留めることはなかった。

咳が治まってきたことで安心していたのかもしれない。ただ、まだ少し咳が出るので、念のためにあと1週間分の薬を処方してもらおうと、7/20午前中、散歩がてらにクリニックに行った(笑)

まさか入院になるとは…

クリニックにて…。

僕を診察した医師の表情が曇りだした。

血中酸素濃度が低いのだ。正常値は96〜99%なのだが僕は90%だった。すぐに胸のCTを撮ることに。

そして…

肺炎が判明した…。
 
「入院になる可能性もあります」と医師に言われた。

僕は2年前に膠原病(関節リウマチ)でA病院に入院をして、その後 定期的に通っている。医師よりA病院に電話を入れてもらい、入院用ベッドの空きが微妙だったらしいが、何とか確保してもらい緊急外来の受付をしてもらった。

因みに僕は運が良かったのかもしれない。今の時期、全国の医療機関はコロナの患者でひっ迫している。そういう環境であるため、コロナ以外の患者を受け入れる態勢は乏しい。

しかし、僕は受け入れられた。

僕は今、膠原病でA病院に通院している。また、膠原病の薬が肺炎を誘発するケースもある。そういう流れももあって、A病院では病床を何とかして確保してくれたのだと思う。僕を担当してくれたのは、呼吸器内科の医師たちではなくリウマチ膠原病内科の医師たちだった。

治療開始→退院へ

クリニックがタクシーを呼んでくれてA病院まで行った。本当は緊急外来の入り口まで行ってほしかったのだが、タクシーがその場所を分からず、病院のタクシー乗り場で降ろしてもらうことになった。

インフォメーションで緊急外来の場所を聞き、そこまで歩いた。ほんの数分、ほんの数百メートルの距離だったが、その動作でかなりの息切れをした。緊急外来の受付に着いたときは…ハアハア…ハアハア…(笑)

午前中にクリニックに行ったときは、息苦しさはさほど感じなった。しかし、A病院では相当感じた。医師に肺炎と言われて心理的にそう感じたのか。或いは、身体的に息苦しさが増したのか。それは分からないが、かなりの息苦しさを感じたのは確かだった。

かくして、僕の肺炎の治療が始まった。

集まってくれた医師たちは、リウマチ膠原病内科の方々だった。その中に、2年前に膠原病で入院したときにも対応してくれていた医師(女医さん)もいた。彼女は僕に「2年前も私、担当スタッフだったんですよ。覚えてますか」と声かけをしてくれた。僕は彼女のことを覚えていた。肺炎で不安の中、このように声をかけてくれて とても嬉しかった。おかげで心が落ち着いた。彼女には感謝の気持ちでいっぱいだ。

血中酸素濃度の測定、血液検査、胸部CT検査…。様々な検査をした。酸素を投与するために、鼻カニューレという鼻にチューブを差し込んで酸素を流し込む器具も付けた。入院は2週間位の予定と言われた。

病床に移ってからは、鼻カニューレを随時着用。血中酸素濃度の測定器を指先にはめて常に酸素濃度を確認できるようにした。酸素濃度が極端に下がるとナースステーションに警告音が響くようになっていた。

1日1回の抗生剤の点滴も始まった。定期的に血液検査を行い、胸部のCTやレントゲンも何度か撮った。

少しずつ回復へ向かっていった。息苦しさも日に日に和らいでいった。酸素濃度も安定してきたので、鼻カニューレは入院後6日目で外せた。抗生剤の点滴は8日目で終わりになった。

そして、7/30に退院になった。予定より早く退院できた。

原因は?

僕は膠原病(関節リウマチ)の治療で、プレドニゾロン(ステロイド剤)とメトトレキサート(免疫抑制剤)を投与しているので普通の人より免疫が弱い。なので、細菌感染しやすい。また、メトトレキサート(免疫抑制剤)の副作用で肺炎になるケースもある。関節リウマチが肺炎を誘発する場合もある。

今回僕が肺炎に罹った原因は、細菌感染とメトトレキサートの副作用が半分半分とのことだった。

いずれにせよ、メトトレキサートが関わっている。

これは嬉しい悲鳴なのだが、今回の肺炎の治療で膠原病(関節リウマチ)の数値が安定してきていることが分かり、メトトレキサートの投与は中止することになった。薬が少なくなることは大きな進歩だ。この調子で膠原病が寛解されることも期待したい。

息苦しさとハアハアは要注意😲

今回学んだことは “ 息苦しさとハアハアは要注意 ” ということ。そして、これは “ 肺炎のサイン ” である可能性が高いということだ。

あとは “ 血中酸素濃度の重要性 ” だ。“ 正常値は96〜99% ” これが低くなると要注意ということだ。

因みに、血中酸素濃度を測る器具を “ パルスオキシメーター ” と言う。アマゾンでも購入できるので一応リンクを貼っておく。

みんなに感謝

僕は今回の風邪を甘く見ていた。咳が酷いとき、妻から「肺炎かも知れないよ」と何度か言われた。しかし、僕は「大丈夫だよ」と軽く受け流してしまっていた。反省している…。

心配してくれた妻には感謝の気持ちでいっぱいだ。今回は緊急入院だったため、何の持ち合わせもなくA病院に入院してしまった。なので後日、妻がA病院に入院生活に必要なものを持ってきてくれたのだった。LINEでもいろいろと励ましてくれた。

最寄りのクリニックの先生に感謝。僕はまさか肺炎だと思っていなかったが、先生がそれを疑ってくれた。おかげで大事に至らずに済んだ。

A病院の医師の方たちに感謝。先ほども記したが、2年前に膠原病で入院したときに対応してくれていた女医さんに声をかけてもらった。他の担当医の方たちにも丁寧に接してもらった。

A病院の看護師の方たちに感謝。優しく接してくれた。僕の様子を常に気に留めてくれて「お変わりはないですか」と、ちょくちょく声をかけてくれた。声かけをしてもらうのは嬉しいものだ。普段の生活ではそのようなことはあまりない。それだけに尚更嬉しい。

   *  *  *

そろそろ終わりにしたいと思います。

肺炎は一歩間違えると死に至る危険な病気です。僕のこの経験がみなさんの役に立っていただければと思い、この記事を書きました。

今はまだ自宅療養中ですが、だいぶ復活してきました。
またnoteをドシドシ更新していきますので、よろしくお願いします!


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