慣れて半人前、畏れて一人前。
突然ですが、退職手続きの書類の多さに辟易しています(-"-)。
どうして公的な書類は煩雑になるのか?
…まあ、各省庁の方々が、ご自身の仕事を確保するために制度化していて、省庁をまたぐ書類に関しては、それぞれの担当者が簡素化という発想ではなく、頑なに作業工程を削らなかったがゆえに、申請者への負担だけが増していった…という説もあり(;´・ω・)。
マイナンバーカードに関しても、あれだけ個人情報と紐づけておきながら、多くの書類に番号記載欄があったり、コピーして郵送したり…何かあっても「不備があったのはウチじゃない‼」とか言われそうで、ちょっとゲンナリしてたりします(>_<)。
…あ、ここまでは、あまり本文と関係ありません(笑)。
今回は、仕事や学びが一段落したときに陥りやすい心の油断について書いてみようと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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自動車の運転
上記の過去記事にも書きましたが、現在、自動車の運転に慣れようと、休日は数時間、練習がてら近所をウロウロしています。
多くの方は、日常的に自動車の運転をされていて、運転初心者だった頃など思い出せないかもしれませんが、初心者は慣れるまではスピードも出しませんし、できるだけ安全な道を走るので、事故は少ないと思います。
たいてい、慣れてきたころに慢心から事故…まで行かずとも、何らかの違反切符を切られたりするのではないでしょうか?
本人は無意識でも、周囲からは油断していると感じることもあるでしょう。
そして、大なり小なり、自身の心の油断を戒めるべき出来事に遭遇することを繰り返して、技術の習得は行われていくのだと思います。
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ちょっと余談
今年の4月1日より「金属アーク溶接等作業」について、作業従事者を対象に「特殊健康診断」および「じん肺健康診断」が必須となりました。
実は私は、この制度の義務化の前、溶接作業経験者でした。
ここでは、この法的義務については述べませんが、「溶接」などの製造業に見られる機械操作等の作業は、まさに「慣れて半人前」だと言えるでしょう。
電圧等にも左右されますが、上記の画像のように、腕が露出した状態で溶接作業を行うと、重度の日焼けに似た状態になります。
具体的には、当日夜に入浴する際、皮膚が痛みとともに赤くなり、数日後に表皮が剥がれてきます(日焼けで皮膚がペリペリ剥けるヤツです)。
ですから、作業の際はアームカバーなどで、皮膚の露出部がないようにしなければならないのですが、慣れたころに「少しなら大丈夫だろう…」なんて気持ちでいると、とんでもなく痛い思いをすることになります。
私も数回やりましたが、本当に油断大敵だということを身に染みて感じたエピソードです。
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守・破・離
茶道など師から教えを受ける際の、師弟関係の在り方の一つに「守破離」という考え方があります。
「破」と「離」については省略してしまいますが、「守=基礎を学ぶ」という最初のステップを怠ることが「慣れ」なんだと私は思います。
何事も基礎は修得したと錯覚しやすいモノです。
ですが、基礎を突き詰めていくことで、その道の奥深さを感じ、畏れを抱き、より修練に磨きをかけていくことが、どんな事にも通ずる姿勢だと思います。
また、「守」とは学ぶと同時に真似ることでもありますし、もともと「学ぶ」と「真似る」の語源は同じだと言われています。
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基礎はすべての始まりであり神髄でもあります。
決して軽んじることなく、常に慢心を排除し続けることは、心の修練でもあります。
…実は、この記事を書くにあたり、久しぶりに「…ネタがない(´-ω-`)」という状態になっています(笑)。
「note」というフィールドでも、「書き慣れてきた」という気持ちが、油断に繋がることもあるのだな…と感じています。
とは言え、多くの方は書きたいときに書いていると思うので、このような考えを持つ必要もないのですが(笑)、私にとっては心の修練でもあるので、気持ちを改め、素直な心で、再び「note」への投稿という自分の内面との対話と向き合っていきたいと思います。
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ということで、完全に自分語りとなってしまいましたが、今回の投稿は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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