【おうちでフットサル No.24】~ハーフゾーンDFに対する攻撃~
コロナの影響で家でできることを探している方へ。
【おうちでフットサル】と題して僕からフットサル勉強教材のプレゼントです。
是非頭の中で1回整理してみてください。
そして、この一件が収まったらプレーで実践しましょう‼️
先日、質問箱で質問をいただきました。
内容は、
「ハーフゾーン、ハーフマンツーマンDFに対しての攻め方を教えてください」
とのことでした。
今回はこの質問に対するアンサーnoteになります‼
今日はハーフゾーンDFに対しての攻撃についてです。
○ハーフゾーンDFに対する攻撃○
ハーフのゾーンDFに対してこれが答え‼という攻め方はありませんが、DFのシステムに対して相性の良い攻め方やミスマッチもあります。
フットサルはサッカー以上に、相手のシステムによって試合中にでも戦い方を変えることが多いです。
攻守表裏一体という考え方でこの形で攻め続ければ勝てる、というものはありません。
常に相手との関係性の上で自分たちの振る舞いも変わります。
それがフットボールの本来あるべき姿だと僕は思います。
・OF クアトロ vs DF 2-2
相手が2-2の時にはライン間を狙う。
DFの四角形の真ん中に選手が来たときのマークのズレ、逆サイドの選手が絞らなければいけない状況を上手く突くことがカギ。
┗ サイ(3online)を使う
一列目のDFに対して迷わせることで突破していく。
※第19回参照
┗ ヘドンド(旋回)を使う
動画にはありませんがヘドンドも使えます。
普通のクアトロと違い高い位置から選手が間に入ることでマークは混乱します。
そして、その隙に右サイドに広がった選手が相手の背後をとっていくことで先手がとれます。
※第22回参照
・OF クアトロ vs DF ひし形
相手がひし形で自分たちがクアトロの場合、相手のDFを3ラインで捉えて順番に超えていきます。
この場合は攻撃的には、相性が良いと思います。
┗1列目を超える
パターンⅠ
*下の二枚で段差を作る。(ナナメの関係)
*②が前を向けるなら直接パスしてもOK。
*サイドまで飛ばしてぱすを出す。
*②がそのまま間でサポート。
パターンⅡ
*ボール保持者がパスをけん制していてDFがコースを切ってきたら自分で運ぶ。
*4VS3へ
┗2列目を超える
*サイドの選手がボールをもったら②がそのまま間でサポート。(右でも左でも同じ)
*間の選手とワンツーをするか、間の選手がパラレラで抜ける。
*パラレラで抜けてくれると縦と斜めの逆サイドへのパスができるので選択肢が増える。
*もし、相手の逆アラ(⑤)が絞ってきたら、逆サイドへ直接パスを出す。
相手の頂点のDFがさらに下がって対応した場合
*間の選手に対して逆アラではなく、頂点のDF(④)がケアした場合は、後ろの選手が深さを持ちながら逆サイドへ開く。
*サイドの選手は二列目を越えた位置まで高い位置をとる。(味方が来たから押し出されるイメージ)
*そうすることで逆サイドで数的優位が生まれる。
(3vs2)
間の選手がサポートに来ればトライアングルができる。
・OF 3-1 vs DF ひし形
ひし形のDFに対しては真ん中と角のスペースを狙っていく。
3-1で攻撃する場合は、一列目は簡単に越えることができる。
ただ、その後数的優位を作りにいかないとサイドでハマってしまう。
フィクソの選手が真ん中に位置しなくてはならない(全体をカバーするため)ので、一列目を越えたらフィクソの横のスペースへ選手が入るとチャンスになってくる。
┗ 角度を作りに行く
*アラの選手があえてDFに近寄っていく。
ピヴォの選手もサイドへ落ちる。
*DFに対して選択肢を与える。
*アラがもらえれば間へ侵入し3vs2、ピヴォがもらえればそこからフィニッシュorセカンドポストへ
┗ 相手の重心を見て逆サイド
*相手の重心が左サイドに向いてきたらフィクソが逆サイドへパス。
*間の選手がそのままサポートに行くorパラレラで縦へサポート(斜めのパスも空く)
・OF 3-1 vs DF 2-2
これは完全なるDFのミスマッチ。
最初のスタートポジションで既に数的不利が生まれている。
┗相手の出方で攻めるサイドを決める
*フィクソに対してどっちの選手が取りに来るかで攻めるサイドを決める。
*切られた反対サイドへ少し運ぶ。
*ピヴォが間へ入りトライアングルを作る。
*一列目を越えることができれば3vs2が生まれる。
次回はハーフのマンツーマンDFに対しての攻撃について投稿します‼️
~・~・~・~・~・~・~・~
説明の中で、「スペインでは~」「スペイン人は~」という伝え方を多くしていますが、理由としては2つあります。
1つは、スペインはフットサルの動きや戦術が細かく確立され、整理されていること。
なので、幼少期からそれを学び、プレーしてきた選手たちはいわば動く教科書なのです。
おおらかなイメージですが皆基本に忠実な動きをします。
だから、ここではあえてこういう伝え方をさせてもらっています。
2つは、自分がその環境でそこに行った人しか分からない経験と実際にプレーして感じたものを噛み砕いて説明し、皆さんに知ってほしい。
それを伝える義務があると思ったからです。
皆さんにも
もっとフットサルを理解してほしい。
もっとフットサルを楽しんでほしい。
それが日本のフットサルの進歩に繋がると思ったからです。
なので、なるべくプレーヤー目線で細部まで拘っていきたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さんのフットボールライフに貢献していけたらと思います。
ありがとうございました。
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Footballを通じて人間として成熟する。 これが僕の信条です。 僕は挑戦を続けます。 皆さんと胸を張って向き合えるような立ち振舞いをしていきます。 僕のその姿が、誰かの力になるように。