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懐かしさと新しいさを楽しめる!『シン・ウルトラマン』を観ました。

シン・ウルトラマンがやっと公開されました。コロナで延期になってしまった経緯があるので、待ちに待った作品でした。ある意味「人間くさい」ウルトラマンを見れて、大満足です。感想を綴ります。(※若干ネタバレします。)

あらすじ
次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。 通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【禍威獣特設対策室】通称【禍特対(カトクタイ)】を設立。 班長・田村君男(西島秀俊)、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)、非粒子物理学者・滝 明久(有岡大貴)、汎用生物学者・船縁由美(早見あかり)が選ばれ、任務に当たっていた。 禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。 禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、神永とバディを組むことに。 浅見による報告書に書かれていたのは・・・【ウルトラマン(仮称)、正体不明】。

https://filmarks.com/movies/85555

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難しくてわからない会話があるのに、納得感のあるストーリー

『シンゴジラ』の時も難しい会話たくさんありました。「シンウルトラマン」でも物理なのか、生物なのか、科学なのかわからないですが、難しい会話がたくさんありました。理解できたかと問われると、正直よく理解できませんでした。

でも、ウルトラマン/敵の意図・野望など話の骨子はわかりました!ウルトラマン初心者でも楽しめると思います。この細部は難しいけど、全体はわかる構造が印象に残っています。「禍威獣(カイジュウ)」を倒す理由や交渉する意図がわかり、政府など組織の人らしさも見られました。

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ウルトラマンに対する解釈が目まぐるしく変わることも見所です。
登場したときは謎に包まれた「銀色の巨人」でしたが、どんどん変わります。(物語の根幹に触れるので詳しく書きません。)人間側は見たいものをみているようで、期待というフィルターを通してウルトラマンをとらえているようでした。

ウルトラマンが「禍威獣(カイジュウ)」をただ倒す話ではなありませんでした。

ウルトラマンや「禍威獣(カイジュウ)」と出会った人が右往左往する話としても楽しめます。もちろん、ウルトラマンの秘密や人間くさくなっていく過程も楽しめます。

演技やカメラワークにも注目

顔がスクリーン前面に出てくるシーン(顔をどアップで映すシーン)が多かったです。主人公・神永(斎藤工)の無表情気味な顔と、バディ・浅見(長澤まさみ)の豊か表情が対になっているようでした。

ウルトラマンと「禍威獣(カイジュウ)」が戦うシーンには懐かしさを感じました。戦っているシートは横から映りがちなイメージでした。また、スペシウム光線のポーズや変身時の絵面など、あぁ~あったなと思いました。

昔見ていたウルトラマンは一話完結型で怪獣と戦って、胸のタイマーの色が変わるまでに決着がついていました。一方、「シンウルトラマン」は胸のタイマーもなかったですし、政治の話も絡むお話でした。
懐かしさもありつつ、新しくなった(変わった)部分の両方を感じ取りることができました。

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単純には終わらないウルトラマンも好きだなと思えた作品でした。
まだ見ていない方は見ることをお勧めします!

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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