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#053_自分自身の中にのこっている最後のノイズがゆっくりと消えて、呼吸を邪魔するものがない状態になります。

ヨガ(アーサナ)・セッションが始まると、声を出しているのはわたし(=講師)だけになります。
講師は目を閉じて空気に向かって話します。

声を出すということは、そのあいだ呼吸をしないということで、講師は浅い呼吸、早い呼吸にもどってしまわないように、ゆったりと声を出します。

呼吸は心身の状態とどうしようもないくらいリンクしていて、心身にノイズが残っている状態だと、ノイズは呼吸に影響します。
逆に、浅い呼吸、早い呼吸は心身にノイズをもたらします。
ヨガを体験すると最初に気づく、すぐに手が届くところにある事実です。

なにも話さず、だれにも話しかけられることはなく、講師に評価されることもない環境で、自分自身の中にのこっている最後のノイズがゆっくりと消えて、呼吸を邪魔するものがない状態になります。

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