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モンテネグロからアルバニアを目指して

ジョージアから始まったこの旅は、そろそろ3週間を迎えようとしています。

訪れた国は、トルコ、ブルガリア、ギリシャ、北マケドニア、コソボ、モンテネグロ、クロアチアと7ヶ国にも膨らみました。

そして、昨日8ヶ国目となるアルバニアに入国しました。今後はギリシャとトルコに戻る予定なので、初めて訪れる国としてはアルバニアが最後となります。

今回は、そんなモンテネグロからアルバニアに向かうバス旅について書いてみます。

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昨日の朝、モンテネグロのポドゴリツァを出発し、アルバニアのティラナを目指しました。ポドゴリツァはモンテネグロの首都ながら何もなく、静かで緑豊かな町でした。

コトルとドブロブニクへは身軽にいきたかったため、スーツケースを宿に置かせてもらいました。そのため、ここへは2回に分けて宿泊しました。

ポドゴリツァは極寒のバスターミナルで一夜を過ごしたり、宿のシャワーがいきなり水しかでなくなったり、正直しんどい思い出の方が多い町となってしまいました。

しかし、ローカルフードは美味しく、疲れた身体に染み渡りました。

ケバップ。トルコのケバブを想像するとちょっと違う

そんなポドゴリツァを出発して、アルバニアのティラナを目指します。

この1年間ずっと連れ添ってきたスーツケースがそろそろ限界を迎えそうでした。

ジョージアにいた時から、1つだけ車輪の滑りが悪くなっていたのですが、ついにその部分が外れてしまいました。そもそもは親が捨てようとしていたものを僕が譲り受けたため、元からなかなかに年季が入っているものでした。

ただ、不幸中の幸い、偶然宿にいた時に車輪が外れたため、宿のオーナーに強力なテープを借りて応急処置をしました。

この旅を始めてから一度もタクシーに乗っていない僕は、そろそろスーツケースを労わってあげないと、という気持ちになりました。

応急処置の甲斐もあって、自ら引っ張ってバスターミナルまでたどり着くことができました。

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事前にオンラインで購入していたバスのチケットはこちら。

【旅程】
3月6日(月) 10:00 ポドゴリツァ Bus Station発
3月6日(月) 13:50 ティラナ 

【費用】
EUR 17.00 (2467円)

【バス会社】
OLD TOWN TRAVEL

アルバニアは、コソボのプリシュティナからポドゴリツァに向かう際に経由したため、実質2度目の入国です。しかし、アルバニアを含めこの辺りの国々は再入国による規制がないため、何も制限なく2回目でも特に問題なく入国できます。

バスチケットが印刷できなかったので、少し乗車にトラブルがありました。

ここではオンラインチケットより、実際に窓口で購入する方が一般的です。印刷してあるものを含む紙のチケットを持っていないと、最悪バスに乗れない可能性すらあります。

今回は無理を言って押し通させてもらいました。ありがたい限りです。

バスターミナル使用料2ユーロ、バスに乗る際の荷物代2ユーロなど、まさかの出費もありましたが、なんとかバスに乗れました。

今回のバス

バスは快適でした。いつものように電源もWi-Fiもないものの、それらももう普通のことと思えています。

バスの車内。少し混雑していた

1時間ほど乗っていると、国境に到達しました。

バスを降りて、モンテネグロの出国検査を受けます。特に問題なく終了。

モンテネグロの出国検査

再びバスに乗り、次はアルバニア側に入り、バスを降りて入国検査を受けます。ここでも問題なく終了。アルバニアの入国では、前回同様スタンプは押されずパスポートチェックのみでした。

晴れて8ヶ国目のアルバニアに入国できました。国境の検査ももはやストレスフリーです。

しばらくアルバニアの大地を眺めながら時間を過ごしていきます。

休憩で立ち寄ったカフェ

Wi-Fiがなければ、SIMカードもeSIMもないので、ケータイを開いても何も情報は入ってきません。でも、それが本来の旅でもあると感じてしまいます。

もちろん便利になっていく世の中は喜ばしいことですが、たまには一切の情報を遮断した時間をつくる大切さを感じています。本を読んだり、文章を書いたり、思い思いの時間を過ごすことで、本来の時間の使い方について考えるきっかけができます。

そういった環境こそが大事だと思うし、そういった環境を求めるのも旅だと思っています。

山々が美しい

徐々にバスは街の中に入っていき、時間通りにティラナに到着しました。

ティラナは正式なバスターミナルがないものの、国際路線はある程度同じ場所に集約されており、このバスもそのバスターミナルに停車しました。

近くの窓口で2日後のアテネ行きのバスのチケットを購入してから、重いスーツケースを引いて宿に向かいます。

バスターミナルのカオス感

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ティラナの街については、また明日の投稿に続きますが、想像以上に都会で驚いています。

モンテネグロやアルバニアといった、今まで何も縁のなかった、イメージもできなかった国を訪れることで、少しでもその国のことが知れたり、空気を感じれます。

僕はそのことに喜びを感じるし、世界が広がる感覚を覚えます。

バス旅ももうだいぶ慣れてきましたが、それでもまだ国によってシステムが違っていたり、発見もあります。

徐々に旅が終わりに近づき寂しい気持ちを感じてくるも、今は目の前の楽しさを存分に味わっていこうと思います。

まだまだ旅は続きます。




旅の様子はこちらにまとめています。

僕のことは以下の記事で紹介しています。

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それでは、また明日お会いしましょう!

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