まさか自分が講師になるなんて【ノマドニア体験記・番外編】
「成長」と一言で片付けるのは容易かもしれません。けれど、僕にとってそれはまだうまく形容できない大きな一歩であることには違いないと思います。
昨日と今日の2日間、僕は海外ノマドワーカーになるためのワークショップ「ノマドニア」でWebデザインの講師を務めました。
7月に一ヶ月間、受講者としてこのワークショップに参加していましたが、あれから3ヶ月が経ち、今度は僕が講師を務めることになりました。
仕事に迷い、勢いでやってきたジョージアという地。
僕にとって、過去を清算しても良いくらいの決意をもってこのノマドニアに参加しました。
その中でWebデザインをやっていきたい気持ちが芽生え、毎日勉強を重ねてきました。
そして今回、運も味方し、講師を務めることになりました。
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7月3日、僕はジョージアのトビリシに降り立ちました。理由は、翌日から始まる「ノマドニア」を受講するためです。
それは僕にとって大きな決断でした。
5年間続けてきて、フィリピンに行ってまで働いたITエンジニアという仕事をもうこれ以上続けられないと思い、断念。会社を辞めて、フィリピンからも去りました。そしてその足で、ジョージアへやってきました。
そこで10種の仕事を体験し、並行して自分なりに過去を振り返ってみて、進んでいきたい方向を探してみました。
毎日noteに日々書きたいことを投稿しているからライティングに興味を持ち、そして小さい頃からデザインやアートを見ることが好きだったことを
思い出しWebデザインも始めてみることにしました。
特にWebデザインは、講師の方がデザイナーになるための個別講座を用意してくれたこともあり、ノマドニア参加後にその講座を受講しました。勉強を頑張りつつも、旅行に行ったり、本を読んだり、ゆったりのんびりと過ごしていました。
徐々に「Webデザインとは何か」といったものが感覚的にわかってきて、勢いがつき始めてきた頃、突如この講師の話が舞い込んできました。
青天の霹靂でした。
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11月開催のノマドニアでは、ちょうどWebデザインの講師をできる人を探していたらしく、勉強を進めていた僕に白羽の矢が立ったそうです。
ただ、僕にはまだWebデザインの実績はほとんどありません。その上での指名でした。運営の方からしてもリスクだったかと思います。あまりにも急だったことからとても迷いました。
依頼を受けてから、お世話になった何人かも相談をしましたが、最後は僕自身の決断でその依頼を引き受けることにしました。
これはひとつ試されているとも思ったからです。
よく「チャンスはいつも転がっていて、それを掴むかどうか」なんて話があります。その言葉は、まさに僕が今目の前で掴もうとしてる状況のことだと思いました。
もしネガティブになり、「無理かも」と思ったら断ったでしょう。
しかし僕は、直感的に「これはチャンスだ」と思いました。その時すでに自分が講師になっているイメージ像が浮かんだし、このチャンスを逃すわけにはいかないという気持ちを持っていました。
だから、もう講座まで残された時間はあまりなかったけれど、僕はこの依頼を引き受けることにしました。
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決まってからは、僕にWebデザインを教えてくれた講師の方に相談しつつ、資料を作成したり、練習をしたり、とにかく時間ある限り準備をしました。できる限りイメージをして、タイムスケジュールを組んでいきました。
準備不足で受講生に迷惑をかけることだけはしたくない、という気持ちが強く、準備をすることでできるだけこの実績不足の分を補っていきました。
そして迎えた当日。
僕はつくったイメージのままに講座を進めていきました。デザイナーとして強く見せるよりも、等身大の自分でいるように心がけ、そしてデザインって楽しいよってことを伝えていきました。
その結果、2日間なんとか無事に講座を終えることができました。
ミスがなかったわけではありません。反省点もたくさんあります。
けれど、まずはやりきった達成感が大きいし、そんな自分を褒めてあげたい気持ちです。
掴んだチャンスをものにできました。「講師を務めた」という、一つ僕にとって大きな実績ができました。
新たに始めたWebデザインというキャリアの一歩目を華々しく飾れたから、これからもこの調子で進めていきたいと思います。
いつかこの経験を笑い話にできたら嬉しいな。
寒空の下で感じたこの冷たい風を僕は今後も忘れないでしょう。
僕のことは以下の記事で紹介しています。
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それでは、また明日お会いしましょう!
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