ついつい買ってしまうそこのあなたへ
「ビジネス教養 行動経済学」
私が目指すべき場所で働いている大好きな先輩からお借りした本
この本は、経済学の枠を超えて、人間の心理メカニズムを巧みに解き明かす行動経済学について、イラストや図解を豊富に使いながら、わかりやすく解説している。
人間は必ずしも合理的に行動しないという、行動経済学の基本的な考え方を知ったことで、
・企業のマーケティング戦略
・消費者の購買行動
・自分の意思決定の落とし穴
など、様々なことに対する理解が深まった。
身近な事例で学ぶ、行動経済学の活用
企業のマーケティング戦略や消費者の購買行動など、身近な事例を数多く取り上げ、行動経済学の知見をどのようにビジネスや日常生活に活かせるかを教えてくれた。
ついつい皆さん買ってしまうことありますよね。
そんな人にはこのような心理学が用いられている可能性が大きい。
そのうちのひとつが「アンカリング効果」という概念。
これは、最初に提示された情報(アンカー)によって、その後の判断が左右されるという心理現象。
例えば、ある商品が定価10,000円で販売されている場合、セールで5,000円になったと知ると、お得に感じるという心理が働く。
しかし、冷静に考えれば、それが本来の価値なのかどうかは判断できない。
みなさんもこのような経験は今まで1度や2度あったのではないでしょうか。
私は大学生時代一人暮らしをするために、賃貸を探していたところ
損失回避性
を働きかけられた事があることをこの本を読んでいて思い出した。
「実はこちらの部屋他のお客様にも気に入られていて」と目の前で言われさらには大家さんにまで電話される始末。
この時この言葉を知っていればもっと良いところに住めたかもしれない…
といったような経験もあったので、物を知っているか知らないかでは結果が大きく違ったのかもしれない。
このように、行動経済学を学ぶことで、人間の心理的なバイアスを理解し、より客観的な判断を下せるようになる。
行動経済学は、現代社会を生き抜くための必須スキルと言っても過言ではない。
ついつい買ってしまうそこのあなたへ
ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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